笑っちゃいけないけど笑ってしまった
- 2021/07/14
- 11:40
西村大臣の飲食店には銀行から圧力を掛けてもらう発言、いくらなんでもこれはないわと思った。
この不景気で飲食店が怖いのは警察や税務署ではなく銀行、銀行に融資をストップされ、貸していた金は一括返済ですよと言われたら事業主は顔面蒼白、ぶるぶると震えだすに違いない、早い話が詰み。
もちろん、西村大臣はそこまで思っておらず、銀行や信用金庫は定期的に顧客まわりをしているのでその都度、「店長、ルール守って営業してますか?」と言わせようとしていたのだろうと思う、そのうえで不審な動きのある店舗があれば都や区の職員に密告してあとは職員が指導に入るというのが当初の目論見であったと思う。しかし、これって銀行、事業主双方にとって腹立たしい話。
都市銀行の行員であろうと、所詮民間人、その民間人が民間人に向かってルールを守れ、守らないと行政に密告しますよって、これは戦中の特高警察とかゲシュタポの仕事、土台無理がある。事業主からしても確かにお前のところで金は借りている、支払いが遅れているならともかく、金は毎月遅れなしにキチンキチンと払っている、なんか文句あんのかとなる。特に支払いの遅れがなければああだこうだ言われる筋合いがない。逆に支払いは遅れ、遅れ、滞納気味であったとしてもそれは突き詰めると国のコロナ対策がブレブレだからこういう事態に陥っているのであり、それを風紀委員のタスキを掛けた銀行員に言われるのはさすがに違うだろう。
銀行と借主がウインウインというのが理想的な銀行と借主との関係であるが現実はそんなことはあまりなく、資金難に陥り、本当に金が必要なところになど金は貸したくないし、事業が上手くいき資金に余裕のあるところからするとわざわざ利息のついた金など必要ないとなる、いわゆる「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」、これ。
つまり行員と事業主とはなかなかいい付き合いが出来ない、それでなくとも今、飲食店は未曾有の危機だ。目一杯借り入れをしてしまった事業主からすれば銀行員など出来れば顔も見たくない存在だと思う。その銀行に何がしかの権限を付託して担当している店舗を廻ってもらおうというのは制度設計そのものが破綻している。
ここまで書いておきながら、ここまでは前振り、まあいつものことだ。
件の西村大臣は灘高から東大の法学部、脳みその出来はピカイチ、ここから先はあくまでも想像でしかないが、法政大学出の菅総理や学習院大学出の麻生副総理、成蹊大学出の安倍元総理を内心見下しているんじゃないかと思う。見下していなかったらすいません。
よく早稲田大学の政経は東大より偏差値は上、事実、早稲田大学の政経に落ちて東大に受かったなんて話を聞きますけど、私見ではあるがたとえ早稲田大学の政経が超難関であったとしても国立大学は文学部志望でさえ、原則数学、理科が試験科目としてあり(後期入試など例外あり)、その理数科目でも高得点取れる人は本当に天才であり、秀才だと思う。もちろん早慶上智などの有名私大を卑下しているのではなく、そう思うという話。はじめから数学を勉強してこなかった早稲田大学の政経や慶應の法学部の学生に対数の計算の問題を出しても結構な割合で解けないと思う。
ちなみに秀才と謳われた勝海舟も物理は大の苦手で微分積分を使った距離の計算や航海図の計算が苦手だったという。タラレバの話だが、たぶん勝海舟が現代にいたら有名私大は受かっても東大や京大は無理なんじゃなかろうかとどうでもいいことを想像してみたりする。
結局なにが言いたいのかというと、これだけ頭のいい人でもこんな簡単なことを理解できないのかということが面白い。西村大臣の経歴をウィキペディアで見ると実家は時計店で父親は会社員とある。いわゆる平民の出だ。二世議員、三世議員であると、生まれたときからお坊ちゃまとチヤホヤされ市民感覚そのものが欠如してるかもしれないがサラリーマン家庭の子であれば市民感覚を持ち合わせていても不思議ではない。ましてや実家が時計店であれば地銀や信用金庫と取り引きがあったはず、なのにこういうケアレスミスを平気でやらかすから面白い。
もっともこれって政治家だけじゃなく競馬や競輪もそう。東大、京大を出た予想家がいるがまあ当たらない。余談だがあの林修先生も競馬にハマって1000万円単位の借金を作ったという、彼も東大だ。じゃあ元騎手、元調教師、元競輪選手ならどうだろう?新聞紙上で彼らは予想を披露しているがこれもまた当たらない。最近流行りのAI予想、これも当たらない。有名大卒者、元プロ、AI、いずれも当たらない、じゃあ誰が当たるのかといえば基本的には誰も当たらないがそれでもどれもたまには当たる。
つまり、頭のいい人でも平気でミスを犯すし、その道のプロであっても予想は当たらない。
世の中ってこういうものなのだ。行政の看過できないミスや悪法に対しては声を上げるべきであるが、他方、どんなに頭のいい人でもミスをしたり、抜けがあったりする。だからといって何事も疑って掛かれとは言わない。それでは人生さもしすぎる。そうではなく、疑問に思ったらいったん立ち止まって自分の頭で考えてみる。
たとえばコロナウイルスのワクチン、打つ打たないは自由。俺は打つつもりだが、打たない人がいたとしてもそれを非国民だと咎めるようなことはしない。その打たない人は自分なりの考えがあって打たないのでそこは尊重する。打たない分、衛生管理はしっかりしてくださいよと思う。
考えもせず、なんとなく惰性的にイエスのボタンを押すような生き方はあまり好きではないというただそれだけのお話でした。
この不景気で飲食店が怖いのは警察や税務署ではなく銀行、銀行に融資をストップされ、貸していた金は一括返済ですよと言われたら事業主は顔面蒼白、ぶるぶると震えだすに違いない、早い話が詰み。
もちろん、西村大臣はそこまで思っておらず、銀行や信用金庫は定期的に顧客まわりをしているのでその都度、「店長、ルール守って営業してますか?」と言わせようとしていたのだろうと思う、そのうえで不審な動きのある店舗があれば都や区の職員に密告してあとは職員が指導に入るというのが当初の目論見であったと思う。しかし、これって銀行、事業主双方にとって腹立たしい話。
都市銀行の行員であろうと、所詮民間人、その民間人が民間人に向かってルールを守れ、守らないと行政に密告しますよって、これは戦中の特高警察とかゲシュタポの仕事、土台無理がある。事業主からしても確かにお前のところで金は借りている、支払いが遅れているならともかく、金は毎月遅れなしにキチンキチンと払っている、なんか文句あんのかとなる。特に支払いの遅れがなければああだこうだ言われる筋合いがない。逆に支払いは遅れ、遅れ、滞納気味であったとしてもそれは突き詰めると国のコロナ対策がブレブレだからこういう事態に陥っているのであり、それを風紀委員のタスキを掛けた銀行員に言われるのはさすがに違うだろう。
銀行と借主がウインウインというのが理想的な銀行と借主との関係であるが現実はそんなことはあまりなく、資金難に陥り、本当に金が必要なところになど金は貸したくないし、事業が上手くいき資金に余裕のあるところからするとわざわざ利息のついた金など必要ないとなる、いわゆる「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」、これ。
つまり行員と事業主とはなかなかいい付き合いが出来ない、それでなくとも今、飲食店は未曾有の危機だ。目一杯借り入れをしてしまった事業主からすれば銀行員など出来れば顔も見たくない存在だと思う。その銀行に何がしかの権限を付託して担当している店舗を廻ってもらおうというのは制度設計そのものが破綻している。
ここまで書いておきながら、ここまでは前振り、まあいつものことだ。
件の西村大臣は灘高から東大の法学部、脳みその出来はピカイチ、ここから先はあくまでも想像でしかないが、法政大学出の菅総理や学習院大学出の麻生副総理、成蹊大学出の安倍元総理を内心見下しているんじゃないかと思う。見下していなかったらすいません。
よく早稲田大学の政経は東大より偏差値は上、事実、早稲田大学の政経に落ちて東大に受かったなんて話を聞きますけど、私見ではあるがたとえ早稲田大学の政経が超難関であったとしても国立大学は文学部志望でさえ、原則数学、理科が試験科目としてあり(後期入試など例外あり)、その理数科目でも高得点取れる人は本当に天才であり、秀才だと思う。もちろん早慶上智などの有名私大を卑下しているのではなく、そう思うという話。はじめから数学を勉強してこなかった早稲田大学の政経や慶應の法学部の学生に対数の計算の問題を出しても結構な割合で解けないと思う。
ちなみに秀才と謳われた勝海舟も物理は大の苦手で微分積分を使った距離の計算や航海図の計算が苦手だったという。タラレバの話だが、たぶん勝海舟が現代にいたら有名私大は受かっても東大や京大は無理なんじゃなかろうかとどうでもいいことを想像してみたりする。
結局なにが言いたいのかというと、これだけ頭のいい人でもこんな簡単なことを理解できないのかということが面白い。西村大臣の経歴をウィキペディアで見ると実家は時計店で父親は会社員とある。いわゆる平民の出だ。二世議員、三世議員であると、生まれたときからお坊ちゃまとチヤホヤされ市民感覚そのものが欠如してるかもしれないがサラリーマン家庭の子であれば市民感覚を持ち合わせていても不思議ではない。ましてや実家が時計店であれば地銀や信用金庫と取り引きがあったはず、なのにこういうケアレスミスを平気でやらかすから面白い。
もっともこれって政治家だけじゃなく競馬や競輪もそう。東大、京大を出た予想家がいるがまあ当たらない。余談だがあの林修先生も競馬にハマって1000万円単位の借金を作ったという、彼も東大だ。じゃあ元騎手、元調教師、元競輪選手ならどうだろう?新聞紙上で彼らは予想を披露しているがこれもまた当たらない。最近流行りのAI予想、これも当たらない。有名大卒者、元プロ、AI、いずれも当たらない、じゃあ誰が当たるのかといえば基本的には誰も当たらないがそれでもどれもたまには当たる。
つまり、頭のいい人でも平気でミスを犯すし、その道のプロであっても予想は当たらない。
世の中ってこういうものなのだ。行政の看過できないミスや悪法に対しては声を上げるべきであるが、他方、どんなに頭のいい人でもミスをしたり、抜けがあったりする。だからといって何事も疑って掛かれとは言わない。それでは人生さもしすぎる。そうではなく、疑問に思ったらいったん立ち止まって自分の頭で考えてみる。
たとえばコロナウイルスのワクチン、打つ打たないは自由。俺は打つつもりだが、打たない人がいたとしてもそれを非国民だと咎めるようなことはしない。その打たない人は自分なりの考えがあって打たないのでそこは尊重する。打たない分、衛生管理はしっかりしてくださいよと思う。
考えもせず、なんとなく惰性的にイエスのボタンを押すような生き方はあまり好きではないというただそれだけのお話でした。