肉体だけでなく精神も年を取る
- 2021/07/02
- 09:55

「夫がいても誰かを好きになってもいいですか?」という漫画をご存知でしょうか?
ヤフーに時々掲載される4コマ系の漫画なのであるが、初めは惰性的に読んでいた。目に入るから読んでしまう、いうなれば新聞の社会面に掲載されている四コマ漫画、そこまで思い入れがあるわけではなくあれば見てしまう程度のもの。それがいつしか、うわーっ、これ気になるーとなり、蔦屋書店にわざわざこれを買いに行ったら売り切れ、このままでは引き下がれんとアマゾンでポチリ(はじめからそうしろ)。
ネタバレになるから書きはしないがなんていうのこの終わり方、もちろん、決して非現実的な終わり方とは言わない、まあそういうことも当然あるでしょう、むしろ案外これが現実かもなとも思える、正直、自分でもこれを読んでよかったのか、それとも読まない方がよかったのかは分からない。ちなみにアマゾンのレビューを見ると7割方が酷評、「全員が最低で救いのない話でした(;'Д`)結局オチもモヤモヤしてて何が伝えたかったのかもわからない作品です。気になって買いましたがお金出すほどのものじゃなかった……('・ω・`)作者は何が描きたかったんだろうという謎の作品でした」なんてのもある。
ただまあ、良くも悪くも心に残ったのは事実。
近頃は映画やドラマを見ても心に残り過ぎてしまい、しばらく間、へこみまくってしまう。最近でいうと「閃光のハサウェイ」とNHKのドラマ「ひきこもり先生」がそう。閃光のハサウェイについてはブライトの息子であるというのは逆シャアを見て知っていた、映画は今作で終わりじゃなくあと数作続く(次で終わりかもしれないが)、だから、今後どうなるんだろうと興味本位でWikipediaを見てみたら、これもまた「えーっ」。そういう終わり方なん?脳天にカミナリが落ちて暫くの間しおれた。ひきこもり先生も結構エグイ、前回は特にエグかった。この後どうなるかはわからないが、先週末はもちろんドラマなのは分かっているのだが引きずりまくってどんよりした陰鬱な気分でいた。
若い時って感動するものであったり、或いは問題作といわれるものであったり、相応に見たり読んだりしたが、あくまでも感情が揺さぶられるのはその時だけ、後々まで引きずるということはなかった。
最近は引き摺られ過ぎて頭がオーバーヒートしてしまう、これも老化現象何でしょうか。ドラマなんて所詮は作りものとしか思っていなかった20年前の自分に今の自分を教えてやりたかったりする。