風゜呂
- 2021/06/04
- 15:55
風゜呂=プロ
大坂なおみ選手と俺じゃ月と地下マントルぐらいの差がありますけども、それでも一応は俺もWEB制作のプロを自称している。まあ、WEB制作は会社の定款にも書いてあるし、これで喰っているのだから自称ではなく、プロと名乗っても問題ないと思うのだが、下手くそなりにもプロ意識だけはあると思っている。
では、俺のいうプロ意識とは何かといえばやりますと請け負った仕事は雨が降ろうが槍が降ろうが最後までやり切ること、これに尽きると思う。
確かに、自分も制作の仕事をし始めて暫くのうちはかなり失敗をした。出来もしない仕事を請け負って結果としてクライアントから愛想を尽かされたり、作業時間の見積もりが甘く、到底そんな料金で請け負うべきではないのに請け負ってしまって、その結果、時給100円ぐらいの今日日小学生ですらやらないようなアホみたいな単価で請け負ってしまい痛い目にもあった。
それでも自分がハイわかりました、やらせて頂きますといった以上、口が裂けても後からやっぱり出来ませんでしたとは言えないし、追加で金をくれともいえない。
幸い10年選手となった今では見積もり金額に対して実際に費やす時間とのバランスが大きく外れるということはなく、請け負った仕事に関してはすべて完遂させているし、高度な技術だったり、単価が割に合わないほど低かったり、依頼された仕事の中身が明らかに自分の想定を越えてしまっているときは初めからお断わりしている。
これってお金が介在する以上プロとして当たり前のことだと思うのです。
見込み客がこの仕事を10万円でやってくださいと依頼する、例えば延べ日数3日で完成するものであれば受ける。しかし、どう見積もっても10日は掛かるといった場合、30万円であれば請けますと答える。先方は予算が10万円しかないという、これはもうお互いが納得づくめのご破算。
基本的に俺の場合、日当が3万円以下の仕事はしない。日当3万円と聞くと随分かもしれないが、色々換算して日当3万円が最低のラインです。先の仕事でいえば10日間掛かる仕事を10万円で請け負ってしまった場合、当然、日当は1万円。しかし、単純に1万円というわけではなく、これには外注で依頼する外注費が発生したり、なにか必要な素材を購入したりすることもある。そして一番何が問題かというと日当1万円の仕事を請けることによって日当3万円の仕事を逃してしまう可能性があるということ。
ここは思案のしどころであり、日当3万円の仕事が取れる保証などどこにもないのだから10万円を確実に貰えるのであれば貰いに行くべきというのも理解できなくない。遊んでいるぐらいなら10万円を貰った方がよいという考え方もあり、一概に否定はしない。特に新人のフリーランスの場合、目先の現金は確実に拾っていくべきだと思う。場数を踏むことによって腕も上がるし、自信もつく。また、失敗をすることによって正しい見積もり金額を算定することができるようになる。しかし、中堅以上になったら断ることもプロとして大切な仕事であると思う。日当3万円などと強気なことを言っていながら結果的に仕事が入らず、それであれば10万円の仕事を請けていればよかった・・・、と後悔することもあるだろう。
しかし、あくまでも自分の場合という前提だが、日当3万円以上と決めたら日当3万円で仕事をした方がトータルした売上は安定する。取りこぼすことを恐れず、ここはブレずに突き進む。
すると、オカルトめいて聞こえるかもしれないがいつの間にか日当3万円で仕事が請け負えるようになるのだ。私事だが先日柏市に行ったと書いた。あれも契約のために柏に行ったのである。翌日は別の仕事の契約、二日間で70万円強の商い。別に特別なことでも自慢でもない。ただ現実を述べているだけ。恐らく今はまだ月初頭であるから月末までに売上はもっとあると思う。
今の時代、フリーランスのWEB制作者は食うのがとにかく大変だという。
もちろんたまたま今だけというきらいはあるにせよ、俺はそこまでしんどいとは思わない。事実、人類史上始まって以来初のコロナ不況であっても俺の会社は昨年黒字決算、相応の法人税を納めた。今年もまあまあであり、特に2月はフリーランス時代も含め過去10年の間で一番の売上を計上した。
なにか特別なことしているのかというと自分で決めたルールをひたすら守っているだけに過ぎない。そのルールとは話が戻るが請け負った仕事は完遂する、出来ない仕事や割りに合わない仕事はきちんと断るというこのルールのみ。難しく考える必要などさらさらなくて、ひたすらシンプル。
元々、俺は友達が少なく、依頼はほぼ100%が自社ホームページからか、既に取り引きのあるクライアントからの紹介。友達がたくさんいて人脈も豊富な人であれば人脈をフル活用もできるんだろうなとは思うもののそもそも友達がいないのだから人脈なんてものは作りようがない、じゃあ手当たり次第にフェイスブックでいいね!を押していくかといえばリアルの友達がいないのにインターネット上に友達を作ってなんか意味があんのかと白けてしまう。飲みに行ったお店でも仕事の話を一切しない。むしろ振られても「誰か別の人を当たって」と断ってしまう。とにかく自分でも呆れるぐらい偏屈だ。今どきツイッター、フェイスブックはおろか、ラインアカウントを持ってないのも我がことながら結構凄いと思う。
でも、それでもいいのだ。今更、人と繋がりをもってそれを仕事に生かそうなんて俺のガラじゃない。だいたい頼みごとをするということは相手に貸しをつくるということだ。貸しをつくればこちらも相応の対価を返すしかない、そんなものは面倒極まりない。
頑ななまでにシンプルに考えて、実直にそのルールを踏襲するだけで死なない程度には生きていける。幸いといっていいのかどうか分からないが、自分はあまり物欲や金銭欲がなく、週末に馬券が買えればそれで満足、世間はコロナ禍で若者の貧困が問題になっているが、そういうのも無関係でただただマイペース。
なんだか取り留めもない記事になってしまったがプロとしての矜持みたいなものを語ってみた。まったく参考になるとは思えんけども。
大坂なおみ選手と俺じゃ月と地下マントルぐらいの差がありますけども、それでも一応は俺もWEB制作のプロを自称している。まあ、WEB制作は会社の定款にも書いてあるし、これで喰っているのだから自称ではなく、プロと名乗っても問題ないと思うのだが、下手くそなりにもプロ意識だけはあると思っている。
では、俺のいうプロ意識とは何かといえばやりますと請け負った仕事は雨が降ろうが槍が降ろうが最後までやり切ること、これに尽きると思う。
確かに、自分も制作の仕事をし始めて暫くのうちはかなり失敗をした。出来もしない仕事を請け負って結果としてクライアントから愛想を尽かされたり、作業時間の見積もりが甘く、到底そんな料金で請け負うべきではないのに請け負ってしまって、その結果、時給100円ぐらいの今日日小学生ですらやらないようなアホみたいな単価で請け負ってしまい痛い目にもあった。
それでも自分がハイわかりました、やらせて頂きますといった以上、口が裂けても後からやっぱり出来ませんでしたとは言えないし、追加で金をくれともいえない。
幸い10年選手となった今では見積もり金額に対して実際に費やす時間とのバランスが大きく外れるということはなく、請け負った仕事に関してはすべて完遂させているし、高度な技術だったり、単価が割に合わないほど低かったり、依頼された仕事の中身が明らかに自分の想定を越えてしまっているときは初めからお断わりしている。
これってお金が介在する以上プロとして当たり前のことだと思うのです。
見込み客がこの仕事を10万円でやってくださいと依頼する、例えば延べ日数3日で完成するものであれば受ける。しかし、どう見積もっても10日は掛かるといった場合、30万円であれば請けますと答える。先方は予算が10万円しかないという、これはもうお互いが納得づくめのご破算。
基本的に俺の場合、日当が3万円以下の仕事はしない。日当3万円と聞くと随分かもしれないが、色々換算して日当3万円が最低のラインです。先の仕事でいえば10日間掛かる仕事を10万円で請け負ってしまった場合、当然、日当は1万円。しかし、単純に1万円というわけではなく、これには外注で依頼する外注費が発生したり、なにか必要な素材を購入したりすることもある。そして一番何が問題かというと日当1万円の仕事を請けることによって日当3万円の仕事を逃してしまう可能性があるということ。
ここは思案のしどころであり、日当3万円の仕事が取れる保証などどこにもないのだから10万円を確実に貰えるのであれば貰いに行くべきというのも理解できなくない。遊んでいるぐらいなら10万円を貰った方がよいという考え方もあり、一概に否定はしない。特に新人のフリーランスの場合、目先の現金は確実に拾っていくべきだと思う。場数を踏むことによって腕も上がるし、自信もつく。また、失敗をすることによって正しい見積もり金額を算定することができるようになる。しかし、中堅以上になったら断ることもプロとして大切な仕事であると思う。日当3万円などと強気なことを言っていながら結果的に仕事が入らず、それであれば10万円の仕事を請けていればよかった・・・、と後悔することもあるだろう。
しかし、あくまでも自分の場合という前提だが、日当3万円以上と決めたら日当3万円で仕事をした方がトータルした売上は安定する。取りこぼすことを恐れず、ここはブレずに突き進む。
すると、オカルトめいて聞こえるかもしれないがいつの間にか日当3万円で仕事が請け負えるようになるのだ。私事だが先日柏市に行ったと書いた。あれも契約のために柏に行ったのである。翌日は別の仕事の契約、二日間で70万円強の商い。別に特別なことでも自慢でもない。ただ現実を述べているだけ。恐らく今はまだ月初頭であるから月末までに売上はもっとあると思う。
今の時代、フリーランスのWEB制作者は食うのがとにかく大変だという。
もちろんたまたま今だけというきらいはあるにせよ、俺はそこまでしんどいとは思わない。事実、人類史上始まって以来初のコロナ不況であっても俺の会社は昨年黒字決算、相応の法人税を納めた。今年もまあまあであり、特に2月はフリーランス時代も含め過去10年の間で一番の売上を計上した。
なにか特別なことしているのかというと自分で決めたルールをひたすら守っているだけに過ぎない。そのルールとは話が戻るが請け負った仕事は完遂する、出来ない仕事や割りに合わない仕事はきちんと断るというこのルールのみ。難しく考える必要などさらさらなくて、ひたすらシンプル。
元々、俺は友達が少なく、依頼はほぼ100%が自社ホームページからか、既に取り引きのあるクライアントからの紹介。友達がたくさんいて人脈も豊富な人であれば人脈をフル活用もできるんだろうなとは思うもののそもそも友達がいないのだから人脈なんてものは作りようがない、じゃあ手当たり次第にフェイスブックでいいね!を押していくかといえばリアルの友達がいないのにインターネット上に友達を作ってなんか意味があんのかと白けてしまう。飲みに行ったお店でも仕事の話を一切しない。むしろ振られても「誰か別の人を当たって」と断ってしまう。とにかく自分でも呆れるぐらい偏屈だ。今どきツイッター、フェイスブックはおろか、ラインアカウントを持ってないのも我がことながら結構凄いと思う。
でも、それでもいいのだ。今更、人と繋がりをもってそれを仕事に生かそうなんて俺のガラじゃない。だいたい頼みごとをするということは相手に貸しをつくるということだ。貸しをつくればこちらも相応の対価を返すしかない、そんなものは面倒極まりない。
頑ななまでにシンプルに考えて、実直にそのルールを踏襲するだけで死なない程度には生きていける。幸いといっていいのかどうか分からないが、自分はあまり物欲や金銭欲がなく、週末に馬券が買えればそれで満足、世間はコロナ禍で若者の貧困が問題になっているが、そういうのも無関係でただただマイペース。
なんだか取り留めもない記事になってしまったがプロとしての矜持みたいなものを語ってみた。まったく参考になるとは思えんけども。