うまくいかないと思う、いやいやオリンピックじゃなくて
- 2021/05/22
- 12:00
入場者数の減少に歯止めが掛からない所沢市の西武ゆうえんちがリニューアル、そのリニューアルの目玉が総工費百億円を掛けた当時の街並みを忠実に再現したという「生きた昭和の熱気あふれる1日」、常に目新しものを取り入れて来場者を飽きさせないという今時のテーマパークの手法からするとまさに逆張り、確かにそのアンチテーゼ的なやり方は一見すると面白いように思えるが、個人的には数年後には飽きられてまた閑古鳥が鳴くと思う。早い話が失敗する。
だってそうじゃない、なんで令和のこのご時世、昭和の住宅や家電、自動車、電車が残っていないかというと、現在のスタイルの方が結局使い勝手がよく便利だから。つまり、ハウスメーカー、家電メーカー、自動車会社などが商業的な視点から物を売ろう、売ろうと世の中を変えてしまったというきらいはあるにせよ、でもやっぱり、今更、雨漏りがする木造建築のしもたやに住み、画素数の少ないブラウン管テレビを見て、電話は家族全員が共用する黒電話、もちろんエアコンなんてハイカラなものはなく、夏は首振り扇風機で暑さをしのぐ、トイレはよくて洋式水洗便所だが、昭和の時代はまだまだ多い和式のぼっとん便所、むろんウォシュレットなんてものはない、こんな生活今更嫌だろ?
暫くの間は懐かしさや話題性もあって賑わうと思うが所詮いらないからこそ廃れてしまった昭和の生活スタイル、いずれ興味がなくなり、また入場者は減ると思う。
それならなんでディズニーランドやUSJは常に新しいものを取り入れているのかということを考えるべきだ。
これが期間限定であればいい。期間限定であれば、「あー、あった、あった、いやー懐かしい」とかってアラフィフ世代以上は笑みがこぼれるだろうし、子や孫にしたり顔でこれはねぇ・・・、と嬉々として説明も出来るだろう。
でも、そんなものは1回で十分です。聞かされる子供もうんざりだろう。
恐らく西武園ゆうえんちも暫くは賑わっていることがニュースになるだろうが、所詮いらないからこそ昭和は廃れたものなのです。
こんなことを書くと、太秦の江戸村は未だに人気スポットだろうといわれるかもしれないが、江戸時代を体験した人っていますか?日本人の最長寿である田中カ子さんですら明治末期の明治36年生まれ、つまり江戸時代まで遡ってしまうとそれは誰も体験したことのない未知の世界であるから却って目新しい世界になる。
別に当時の昭和を揶揄するつもりはまったくない。その当時はなんて先進的な時代なんだと満足していた。昭和の末ごろ、テレビのチャンネル変更がリモコンに変わり、電話もコードレスになったときなど、なんて近未来的なものを使っているんだと歓喜した。今考えるとCPUの性能も低く、ビット数も少ないため、子供だましの稚拙なゲームでしかないが、それでもテレビゲームをおもちゃ屋ではじめて見たときは子供心ながらにも衝撃を受けたのを覚えている。
しかし、これはいつの時代もそうなのだ。今のスマホやパソコンだって30年もすればそういや昔はこれだったよと懐古趣味に浸れる。
正直西武園ゆうえんちのこのニュースを見たとき、あーあ、やっちゃったなと思った。恐らく3年後は結構厳しい局面を迎えていると思う。だいたい入園料大人4000円、駐車料金が1800円って高すぎだろ、これに園内で使うアトラクション代が別途掛かるわけで、大人1名で最低でも1万円は覚悟するって相当だぞ。子供連れで行くと一日3、4万円、さすがにこれは無理じゃね?ブルジョアの遊びだわ。
だってそうじゃない、なんで令和のこのご時世、昭和の住宅や家電、自動車、電車が残っていないかというと、現在のスタイルの方が結局使い勝手がよく便利だから。つまり、ハウスメーカー、家電メーカー、自動車会社などが商業的な視点から物を売ろう、売ろうと世の中を変えてしまったというきらいはあるにせよ、でもやっぱり、今更、雨漏りがする木造建築のしもたやに住み、画素数の少ないブラウン管テレビを見て、電話は家族全員が共用する黒電話、もちろんエアコンなんてハイカラなものはなく、夏は首振り扇風機で暑さをしのぐ、トイレはよくて洋式水洗便所だが、昭和の時代はまだまだ多い和式のぼっとん便所、むろんウォシュレットなんてものはない、こんな生活今更嫌だろ?
暫くの間は懐かしさや話題性もあって賑わうと思うが所詮いらないからこそ廃れてしまった昭和の生活スタイル、いずれ興味がなくなり、また入場者は減ると思う。
それならなんでディズニーランドやUSJは常に新しいものを取り入れているのかということを考えるべきだ。
これが期間限定であればいい。期間限定であれば、「あー、あった、あった、いやー懐かしい」とかってアラフィフ世代以上は笑みがこぼれるだろうし、子や孫にしたり顔でこれはねぇ・・・、と嬉々として説明も出来るだろう。
でも、そんなものは1回で十分です。聞かされる子供もうんざりだろう。
恐らく西武園ゆうえんちも暫くは賑わっていることがニュースになるだろうが、所詮いらないからこそ昭和は廃れたものなのです。
こんなことを書くと、太秦の江戸村は未だに人気スポットだろうといわれるかもしれないが、江戸時代を体験した人っていますか?日本人の最長寿である田中カ子さんですら明治末期の明治36年生まれ、つまり江戸時代まで遡ってしまうとそれは誰も体験したことのない未知の世界であるから却って目新しい世界になる。
別に当時の昭和を揶揄するつもりはまったくない。その当時はなんて先進的な時代なんだと満足していた。昭和の末ごろ、テレビのチャンネル変更がリモコンに変わり、電話もコードレスになったときなど、なんて近未来的なものを使っているんだと歓喜した。今考えるとCPUの性能も低く、ビット数も少ないため、子供だましの稚拙なゲームでしかないが、それでもテレビゲームをおもちゃ屋ではじめて見たときは子供心ながらにも衝撃を受けたのを覚えている。
しかし、これはいつの時代もそうなのだ。今のスマホやパソコンだって30年もすればそういや昔はこれだったよと懐古趣味に浸れる。
正直西武園ゆうえんちのこのニュースを見たとき、あーあ、やっちゃったなと思った。恐らく3年後は結構厳しい局面を迎えていると思う。だいたい入園料大人4000円、駐車料金が1800円って高すぎだろ、これに園内で使うアトラクション代が別途掛かるわけで、大人1名で最低でも1万円は覚悟するって相当だぞ。子供連れで行くと一日3、4万円、さすがにこれは無理じゃね?ブルジョアの遊びだわ。