あまりにもゲス過ぎるだろう
- 2021/03/16
- 12:01
生きたウサギやハムスターをヘビに食べさせる様子を配信していた自称ユーチューバーの男性を、動物愛護団体が「虐待にあたる」と刑事告発したとのことだが、正直刑事告発が受理されるとは思わなかった。何故なら生きた小動物を餌にすることを禁ずる法律はないし、また、その場面を配信することを禁ずる法律もない。
仮に肉食獣の狩りの配信が違法であるならNHKの『ダーウィンが来た!』なども放映できなくなってしまう。
じゃあ、刑事告発が不適切だったのかといえば決してそんなことはない。
この自称ユーチューバーの目的は閲覧を稼いで、広告収入を得るためというゲスな下心が見え隠れしているからだ。現在、確認されている世界中の蛇は3000種類といわれているが、その中にたった1種類でも草食性の蛇は今のところ見つかっていない。すべてが肉食である。当然、飼育下でもその種に合った餌を与えるべきであるが、基本的に蛇は生きた餌でなくても問題なく食べる。もちろん、中には生餌にしか興味を示さない個体もいると思うが、これまでの蛇飼育の経験を踏まえて言えば俺が飼っていた蛇の中には生餌しか食べないという個体はいなかった。
じゃあ餌はどうするかといえば、爬虫類を扱っているショップにはネズミや兎などを凍らせた冷凍餌が売っており、それを解凍して、入っているビニール袋ごと人肌程度のぬるま湯で湯煎すれば喜んで食べる。一般的に蛇の目はあまりよくないといわれおり、その代わり、温度や匂いを感じ取る器官が優れており、湯煎したネズミを生きているネズミと勘違いして食いつく。
では、ここで冷凍しているネズミや兎も殺された動物だろう、生餌をやるのと何が違うのかといわれるかもしれないが、確かにその通り、人間のエゴのために殺される。
しかし、少なくとも、恐怖に怯えさせて殺すようなことはしない。調べたが見つからなかったため、あくまでも想像の範疇だが、恐らく餌用のネズミもウサギもガス室内に二酸化炭素を充満させ、昏睡状態にしたうえで酸欠によって殺されるのだと思う。もしかすると、生きたままのネズミや兎を冷凍庫に入れ、そのまま凍死させてしまうのかもしれないが、どちらの場合でもあまり苦痛を感じさせずに殺しているはずであるし、そう信じたい。それがせめてもの情けだと思う。
俺自身も肉や魚は大好物であり、ビーガンなんぞクソくらえ、殺生のうえに存在している。
でも、動物を娯楽の道具にして殺すのは絶対に反対だ。ここから先は過激な描写が続くので読みたくない人は閉じてほしいのだが、今から四十年ぐらい前に放映された世界残酷物語という番組では生きたままの猿を台座に固定して頭の骨をノコギリでくりぬき、むき出しになった脳みそをスプーンですくって食べるという、現在なら絶対に放送できない番組があり、その当時ですら相当な物議を醸した。
そもそも飽食の時代に猿をわざわざ食べる必要があるのかということもそうだが、仮にどうしても猿を食べたいのであれば心臓を銃で撃ち抜くなど、苦しまない方法で殺したうえで食べろよと思う。生き物をおもちゃにするな。
件のユーチューバーが給餌シーンを流すのであれば冷凍されたネズミや兎で間に合うはずだ。だが、それじゃPV数を稼げないからわざわざペットショップで生きたウサギを買ってきて蛇に与えて見世物にしたわけだ。
健全な法治国家とは法を犯さぬ限り、何人たりとも逮捕拘留されないというのが絶対的な原理原則、話は飛躍するが裁く法律がなく最初から死刑判決ありきの東京裁判は違憲状態であったのは明らかなように、今回のユーチューバーも裁く法律がないため、刑事告発自体が本来おかしな話であるし、告発状を本当に警察官は受け取ったのだろうかと訝しく思うが、だからといって捕まらなければなにをやっていいという話ではないはずだ。
法律には抵触しないが倫理的に見て、それってどうなのって話も世の中には山ほどある。
結局、最終的には人間の持つ良心に委ねられるのだが、当たり前のことを当たり前に思える感覚こそが大切だと思うのです。
仮に肉食獣の狩りの配信が違法であるならNHKの『ダーウィンが来た!』なども放映できなくなってしまう。
じゃあ、刑事告発が不適切だったのかといえば決してそんなことはない。
この自称ユーチューバーの目的は閲覧を稼いで、広告収入を得るためというゲスな下心が見え隠れしているからだ。現在、確認されている世界中の蛇は3000種類といわれているが、その中にたった1種類でも草食性の蛇は今のところ見つかっていない。すべてが肉食である。当然、飼育下でもその種に合った餌を与えるべきであるが、基本的に蛇は生きた餌でなくても問題なく食べる。もちろん、中には生餌にしか興味を示さない個体もいると思うが、これまでの蛇飼育の経験を踏まえて言えば俺が飼っていた蛇の中には生餌しか食べないという個体はいなかった。
じゃあ餌はどうするかといえば、爬虫類を扱っているショップにはネズミや兎などを凍らせた冷凍餌が売っており、それを解凍して、入っているビニール袋ごと人肌程度のぬるま湯で湯煎すれば喜んで食べる。一般的に蛇の目はあまりよくないといわれおり、その代わり、温度や匂いを感じ取る器官が優れており、湯煎したネズミを生きているネズミと勘違いして食いつく。
では、ここで冷凍しているネズミや兎も殺された動物だろう、生餌をやるのと何が違うのかといわれるかもしれないが、確かにその通り、人間のエゴのために殺される。
しかし、少なくとも、恐怖に怯えさせて殺すようなことはしない。調べたが見つからなかったため、あくまでも想像の範疇だが、恐らく餌用のネズミもウサギもガス室内に二酸化炭素を充満させ、昏睡状態にしたうえで酸欠によって殺されるのだと思う。もしかすると、生きたままのネズミや兎を冷凍庫に入れ、そのまま凍死させてしまうのかもしれないが、どちらの場合でもあまり苦痛を感じさせずに殺しているはずであるし、そう信じたい。それがせめてもの情けだと思う。
俺自身も肉や魚は大好物であり、ビーガンなんぞクソくらえ、殺生のうえに存在している。
でも、動物を娯楽の道具にして殺すのは絶対に反対だ。ここから先は過激な描写が続くので読みたくない人は閉じてほしいのだが、今から四十年ぐらい前に放映された世界残酷物語という番組では生きたままの猿を台座に固定して頭の骨をノコギリでくりぬき、むき出しになった脳みそをスプーンですくって食べるという、現在なら絶対に放送できない番組があり、その当時ですら相当な物議を醸した。
そもそも飽食の時代に猿をわざわざ食べる必要があるのかということもそうだが、仮にどうしても猿を食べたいのであれば心臓を銃で撃ち抜くなど、苦しまない方法で殺したうえで食べろよと思う。生き物をおもちゃにするな。
件のユーチューバーが給餌シーンを流すのであれば冷凍されたネズミや兎で間に合うはずだ。だが、それじゃPV数を稼げないからわざわざペットショップで生きたウサギを買ってきて蛇に与えて見世物にしたわけだ。
健全な法治国家とは法を犯さぬ限り、何人たりとも逮捕拘留されないというのが絶対的な原理原則、話は飛躍するが裁く法律がなく最初から死刑判決ありきの東京裁判は違憲状態であったのは明らかなように、今回のユーチューバーも裁く法律がないため、刑事告発自体が本来おかしな話であるし、告発状を本当に警察官は受け取ったのだろうかと訝しく思うが、だからといって捕まらなければなにをやっていいという話ではないはずだ。
法律には抵触しないが倫理的に見て、それってどうなのって話も世の中には山ほどある。
結局、最終的には人間の持つ良心に委ねられるのだが、当たり前のことを当たり前に思える感覚こそが大切だと思うのです。