生活保護の不思議
- 2021/01/30
- 08:55
生活保護の申請には「扶養照会」というものがあり、扶養照会とはなにかといえば扶養義務のある親族に対して利用者の援助ができないか、福祉事務所が確認の問い合わせをすることをいう。
ここがネックになって生活保護を諦める人が結構いるとのことだ。
ただ、これって実は凄い矛盾を孕んでいるわな。
だって、親族に言われるのは困る、だから生活保護を受給するのをやめます、オイオイ、それで済んじゃうのであればはじめから生活保護の受給は必要なく、生活保護がなくともなんとかなってしまうって話じゃん、本当に死ぬの生きるのという話になれば恥も外聞もなく、親族にバレたら恥ずかしいなんていってられないだろう。
これが隠れキリシタンを炙り出す、江戸時代の踏み絵であれば生死を超越したイエスキリストへの信仰心という自己のアイデンティティが踏む踏まないの論拠になるのでしょうけど、担当者が電話一本親族に掛けるだけで雨風をしのげる家に住め、飯が食えるようになるのなら普通は受けるもんだろうと思う。そもそも、掛けられた親族がいやいやそんなごくつぶし、うちにケツ持ってこられても困りますわという親族であれば、以降、身内としての縁を切ってしまって問題はないだろうし、なんだ、あいつ、そんな状況だったのか、生活保護は断ってください、わしがなんとか面倒見ますさかいというのであれば助けてもらえばいい。いずれにしてもそこまで深刻に考える話じゃないと思うし、プライドが邪魔をするのであればよくもまあそんなに気高き人が生活保護の申請に来れましたねという話なのですがね。
もちろん、最終的に生き方を選ぶのは本人のため、親族に知られるぐらいなら路上生活の方がいいというのであれば空き家への不法侵入とか、最低限人様に迷惑をかけない範囲で路上生活をしろよと思うが、前々回にも書いたが路上生活者が再起を図るのはほぼほぼ無理。繰り返しになるがわざわざ路上生活者を好き好んで雇う経営者はまずいない。もしかすると、世の中には困った人を優先的に雇おうという、マザーテレサがごとき慈悲深い経営者もいるかもしれないが、いたとしてもそんな経営者は相当レアな存在だ。言っちゃ悪いがまともな経営者なら路上生活をしているような人だと、職場から現金や備品がなくなったりはしないかと疑ってしまうのが普通だろう、俺がまともかどうかということはさておき、俺はそういう目で見てしまう、だから雇わない。
それでもホームレスを優先的に雇おうと思っている人はホームレスをタコ部屋に押し込めようとか、無理やり生ポ受給させて食い物にしちゃおうと考えている貧困ビジネスの不良経営者ぐらいなものだろう、或いはオレオレ詐欺の出し子に遣うとか、違法薬物のメッセンジャーとか、もはや労働ではなく完全に使い捨ての駒、早い話が逮捕要員。
また、世間も結構厳しい。もちろん許されることではないが、岐阜や渋谷ではホームレスが殺されている。殺された理由がなんともはやであるが、岐阜では学生たちの単なる娯楽、渋谷では目障りだから殺したという身勝手なもの、そこまで行かなくとも廃棄食材をホームレスに食べられないようにと、タバコの灰をまぶしたり、塩素系の漂白剤をかけたりするというのもよく聞く。真偽不明の都市伝説だが、ヤクザが度胸つけるためにホームレスをさらって山の中で殺すこともあるという。
どのみちいいことがない。
社会人として再起を図りたいというのであれば生活保護の方がまだ確率は高い。仕事を探しつつ、生活保護を受給して、見つかったら、生活保護の受給をやめればいい。路上生活から這い上がろうというのは事実上不可能と思ったほうがいい。
ここがネックになって生活保護を諦める人が結構いるとのことだ。
ただ、これって実は凄い矛盾を孕んでいるわな。
だって、親族に言われるのは困る、だから生活保護を受給するのをやめます、オイオイ、それで済んじゃうのであればはじめから生活保護の受給は必要なく、生活保護がなくともなんとかなってしまうって話じゃん、本当に死ぬの生きるのという話になれば恥も外聞もなく、親族にバレたら恥ずかしいなんていってられないだろう。
これが隠れキリシタンを炙り出す、江戸時代の踏み絵であれば生死を超越したイエスキリストへの信仰心という自己のアイデンティティが踏む踏まないの論拠になるのでしょうけど、担当者が電話一本親族に掛けるだけで雨風をしのげる家に住め、飯が食えるようになるのなら普通は受けるもんだろうと思う。そもそも、掛けられた親族がいやいやそんなごくつぶし、うちにケツ持ってこられても困りますわという親族であれば、以降、身内としての縁を切ってしまって問題はないだろうし、なんだ、あいつ、そんな状況だったのか、生活保護は断ってください、わしがなんとか面倒見ますさかいというのであれば助けてもらえばいい。いずれにしてもそこまで深刻に考える話じゃないと思うし、プライドが邪魔をするのであればよくもまあそんなに気高き人が生活保護の申請に来れましたねという話なのですがね。
もちろん、最終的に生き方を選ぶのは本人のため、親族に知られるぐらいなら路上生活の方がいいというのであれば空き家への不法侵入とか、最低限人様に迷惑をかけない範囲で路上生活をしろよと思うが、前々回にも書いたが路上生活者が再起を図るのはほぼほぼ無理。繰り返しになるがわざわざ路上生活者を好き好んで雇う経営者はまずいない。もしかすると、世の中には困った人を優先的に雇おうという、マザーテレサがごとき慈悲深い経営者もいるかもしれないが、いたとしてもそんな経営者は相当レアな存在だ。言っちゃ悪いがまともな経営者なら路上生活をしているような人だと、職場から現金や備品がなくなったりはしないかと疑ってしまうのが普通だろう、俺がまともかどうかということはさておき、俺はそういう目で見てしまう、だから雇わない。
それでもホームレスを優先的に雇おうと思っている人はホームレスをタコ部屋に押し込めようとか、無理やり生ポ受給させて食い物にしちゃおうと考えている貧困ビジネスの不良経営者ぐらいなものだろう、或いはオレオレ詐欺の出し子に遣うとか、違法薬物のメッセンジャーとか、もはや労働ではなく完全に使い捨ての駒、早い話が逮捕要員。
また、世間も結構厳しい。もちろん許されることではないが、岐阜や渋谷ではホームレスが殺されている。殺された理由がなんともはやであるが、岐阜では学生たちの単なる娯楽、渋谷では目障りだから殺したという身勝手なもの、そこまで行かなくとも廃棄食材をホームレスに食べられないようにと、タバコの灰をまぶしたり、塩素系の漂白剤をかけたりするというのもよく聞く。真偽不明の都市伝説だが、ヤクザが度胸つけるためにホームレスをさらって山の中で殺すこともあるという。
どのみちいいことがない。
社会人として再起を図りたいというのであれば生活保護の方がまだ確率は高い。仕事を探しつつ、生活保護を受給して、見つかったら、生活保護の受給をやめればいい。路上生活から這い上がろうというのは事実上不可能と思ったほうがいい。