世の中ってこういうこと
- 2021/01/14
- 21:08
美浦村所属の大塚海渡騎手が所属の木村哲也調教師から度重なる暴力を受けたとして茨城県警稲敷署に被害届を提出、また民事でも850万円の慰謝料を求めて提訴しており、今後の行方が気になるところ。
結論から言えば今の時代、理由の如何を問わず、暴力や暴言はアウト、典型的な村社会である中央競馬会に於いてわざわざ自分の今後の立場が不利になるようなことは言わないでしょうから大塚海渡騎手の言っていることはまあ多少の誇張があったとしても概ね事実なんだと思う。
もちろん木村調教師には木村調教師なりの言い分はあると思う。競馬というのは一歩間違うと大事故に繋がり、過去には死者も出ており、また福永騎手の父洋一さんのように落馬事故が原因で騎手生命を絶たれ、今も車椅子生活というようなケースもある。だから常に緊張感を持って馬に乗るというのは当然であり、浮ついた気持ちで手綱を握っていたので、心を鬼にして殴ったというような言い分。
しかしながら、これはタラレバの話だが、仮に大塚海渡騎手が大物馬主の息子であったりした場合も同じくどつき回すのかね?
それであればある意味木村調教師は大したもんだと思う。
ちょっと今回の件とは違うが過去に電通で働いていた女の子が上司のパワハラに耐えかねて自殺してしまったという事件があったじゃない、あの時にふと思ったのは電通などの大企業であると純粋な入社試験突破組に加えて、父親がテレビ局のスポンサー企業だったり、大物政治家だったりといういわゆるコネ入社があるというのは公然の秘密、そういう大企業の御曹司や大物国会議員のご子息も理不尽なパワハラに合うのかってこと。
ないだろ、ふつー。
若かりし日の安倍元総理が神戸製鋼所で働いていたのは有名な話であるが、恐らく安倍さんは神戸製鋼所に対していい思い出しかないと思うぞ。そりゃそうだろ、超大物議員の御曹司、みんながみんなはれ物に触るように大切にしてくれたもの。
その点、電通の女の子自身は確かに東大を出た才女であるが、いわゆるバックボーンのない平民出身、電通の中では単なる頭のイイ人という扱い。電通程度の大企業であると頭のイイ人など山ほどおり、別に東大卒だからといってなにか優遇されるわけでもない。むしろ、東大以外を出た上司からやっかまれて嫌がらせを受けるなどの弊害もある。
こういう人だからこそ標的にされてしまったのではないかと思うのです。彼女が財閥系企業の令嬢であれば社内でも色んな意味で優遇され、陰湿なパワハラは受けなかったと思うのです。
これは競馬界も同様、例えば武豊騎手、彼の父親は元々ターフの魔術師として名を馳せた一流ジョッキー、騎手引退後は様々な名馬を育てた大物調教師、こういうバックボーンがあったからこそ、彼はデビュー当時からイイ馬に乗せてもらい、日本競馬会の第一人者として今日に至る。多少やんちゃしても邦彦先生の息子だからと先輩騎手や調教師も大目に見てくれたと思う。
武豊がボコボコにぶん殴られたという話はついぞ聞いたことがない。
結局世の中ってこういうことなんだわ。
いずれにしても今後は司法に委ねるしかないが、すべて大塚海渡騎手の言い分が認められたとしても、恐らく刑事事件に関しては書類送検の在宅起訴で罰金20万円、民事の慰謝料もせいぜい取れて100万円、下手すれば50万円とか。あとはJRAの裁定だが、業務停止1ヶ月とかだろう。
問題はさらにその後だ、大塚海渡騎手が狭い村社会である美浦村(本当に村)のトレセン内で生きづらくならなければいいがということぐらい。暴力調教師としてレッテルを貼られ、預託する馬主がいなくなり木村調教師が干されるのか、或いはガキのくせにセンセー(調教師は先生といわれる)相手に訴訟を起こすとは生意気だと、大塚海渡騎手が干されて乗り馬がいなくなるかのどちらかだと思う。
そこらへんは少し気になるところ。個人的には理不尽な暴力が事実だとするならそれはJRAが厳正に対処すべきだと思っていますが。
結論から言えば今の時代、理由の如何を問わず、暴力や暴言はアウト、典型的な村社会である中央競馬会に於いてわざわざ自分の今後の立場が不利になるようなことは言わないでしょうから大塚海渡騎手の言っていることはまあ多少の誇張があったとしても概ね事実なんだと思う。
もちろん木村調教師には木村調教師なりの言い分はあると思う。競馬というのは一歩間違うと大事故に繋がり、過去には死者も出ており、また福永騎手の父洋一さんのように落馬事故が原因で騎手生命を絶たれ、今も車椅子生活というようなケースもある。だから常に緊張感を持って馬に乗るというのは当然であり、浮ついた気持ちで手綱を握っていたので、心を鬼にして殴ったというような言い分。
しかしながら、これはタラレバの話だが、仮に大塚海渡騎手が大物馬主の息子であったりした場合も同じくどつき回すのかね?
それであればある意味木村調教師は大したもんだと思う。
ちょっと今回の件とは違うが過去に電通で働いていた女の子が上司のパワハラに耐えかねて自殺してしまったという事件があったじゃない、あの時にふと思ったのは電通などの大企業であると純粋な入社試験突破組に加えて、父親がテレビ局のスポンサー企業だったり、大物政治家だったりといういわゆるコネ入社があるというのは公然の秘密、そういう大企業の御曹司や大物国会議員のご子息も理不尽なパワハラに合うのかってこと。
ないだろ、ふつー。
若かりし日の安倍元総理が神戸製鋼所で働いていたのは有名な話であるが、恐らく安倍さんは神戸製鋼所に対していい思い出しかないと思うぞ。そりゃそうだろ、超大物議員の御曹司、みんながみんなはれ物に触るように大切にしてくれたもの。
その点、電通の女の子自身は確かに東大を出た才女であるが、いわゆるバックボーンのない平民出身、電通の中では単なる頭のイイ人という扱い。電通程度の大企業であると頭のイイ人など山ほどおり、別に東大卒だからといってなにか優遇されるわけでもない。むしろ、東大以外を出た上司からやっかまれて嫌がらせを受けるなどの弊害もある。
こういう人だからこそ標的にされてしまったのではないかと思うのです。彼女が財閥系企業の令嬢であれば社内でも色んな意味で優遇され、陰湿なパワハラは受けなかったと思うのです。
これは競馬界も同様、例えば武豊騎手、彼の父親は元々ターフの魔術師として名を馳せた一流ジョッキー、騎手引退後は様々な名馬を育てた大物調教師、こういうバックボーンがあったからこそ、彼はデビュー当時からイイ馬に乗せてもらい、日本競馬会の第一人者として今日に至る。多少やんちゃしても邦彦先生の息子だからと先輩騎手や調教師も大目に見てくれたと思う。
武豊がボコボコにぶん殴られたという話はついぞ聞いたことがない。
結局世の中ってこういうことなんだわ。
いずれにしても今後は司法に委ねるしかないが、すべて大塚海渡騎手の言い分が認められたとしても、恐らく刑事事件に関しては書類送検の在宅起訴で罰金20万円、民事の慰謝料もせいぜい取れて100万円、下手すれば50万円とか。あとはJRAの裁定だが、業務停止1ヶ月とかだろう。
問題はさらにその後だ、大塚海渡騎手が狭い村社会である美浦村(本当に村)のトレセン内で生きづらくならなければいいがということぐらい。暴力調教師としてレッテルを貼られ、預託する馬主がいなくなり木村調教師が干されるのか、或いはガキのくせにセンセー(調教師は先生といわれる)相手に訴訟を起こすとは生意気だと、大塚海渡騎手が干されて乗り馬がいなくなるかのどちらかだと思う。
そこらへんは少し気になるところ。個人的には理不尽な暴力が事実だとするならそれはJRAが厳正に対処すべきだと思っていますが。