起業観
- 2020/12/21
- 15:16
今年は今までとは違った意味で色々挑戦した一年であった。
本業のWEB制作に加え、解体工事、木の伐採、土地の造成、遺品整理、ごみ屋敷の片付け、孤独死をされた方のお部屋を片付ける特殊清掃、エアコン取り付け・取り外し、中古自動車の買い取りなど、様々なビジネスにチャレンジした。
とはいえ、俺自身に重機を繰って解体工事などが出来るはずもなく、ネットで集客をして、依頼主が現れたら各々の施工業者に仕事を振るという、言うなれば取次業である。アフィリエイトに近い。しかし、アフィリエイトと決定的に違うのはアフィリエイトリンクを踏んだらケセラセラ、後のことはよろしくではなく、仕事は全部俺が振っており、場合によっては現場見積もりに俺自身が出向くこともある。
ちなみにこちらで得られた収益が200万円強、初年度としては上々の成果だといえる。もちろん、失敗やもう少しをうまくやればよかったという反省点も多々あり、軌道修正をしなくてはならん部分もちょこちょこあるが、押しなべて成功である。
ちなみにこの事業にまつわる経費はレンタルウェブサーバー代、ドメイン取得費用、電話代、一部外注したプログラミング費用の合計約10万円、あとは俺がパチパチキーボードを叩いていた時間のみ。
手前味噌であるが、これが俺の意図する起業の真骨頂といっていい。失敗しても10万円と俺がサイトの制作に費やした時間のみ。しかしながら、この費やした時間というのは実に考え方が難しく、茨城県の最低賃金ベースで考えると、もし仮にこんな作業をせずどこかでバイトをしていたら20万円程度の時間は費やした計算になると思うが、サイト制作をしなかったからといってその分コンビニでバイトをしたかといえばそれも微妙、いや確実にしていない、いえるのはダラダラしながら本を読んだり、パチスロを打っていたはずだから結果的に無視してもいいと思っている。つまり10万円の実費。
失敗しても10万円の損失のみ。
いくら貧乏人の俺であっても10万円を無くした程度では路頭に迷うことなどない。その10万円が200万円に化けた計算だ。
決して自分が正しいとは言わないが、起業ってこういう負けても諦められる程度のものから始めるべきであると思っており、立派な事務所を構えて、備品を揃えるなど形から入る必要などサラサラない。もちろん、そうしたいと思う人はそうすればいいのだが、起業なんて残念だが殆どが失敗するのだ。起業して10年後に生き残っているのはわずか6%、これが現実、嘘だと思うなら「起業して10年後に生き残る会社」とググってください。しかも今はコロナ禍であるからその数値はもっと低くなると思われる。
起業していきなり初年度から200万円の利益を出すって、相当凄いことだと思う。
そんなんじゃ、タワーマンションには住めない、ベンツにも乗れないといわれるかもしれない。確かに200万円程度の純利じゃ無理だ、それどころか生活もギリギリだろう、だが、俺の場合は米の飯として本業のWEB制作がある。極端な話、副業が詰んだところでなにも困らない。最終的には人の価値観の問題になるが、200万円年収が増えたら殆どの人の暮らし向きは結構良い方向に変わるのではないかと思われる。お陰で俺は自粛期間を除き、それ以外は週に2、3度、飲みに出かけてコロナ禍の深刻な状況下であっても毎日を割りと楽しく過ごせている。
そんなつまらん商売には興味がないというのであれば返す言葉はなにもない、嫌味でもなんでもなく、そのような人はもっと大きなことにチャレンジして大成功を収めることを願っている。
俺が言っているのは高卒バカのなんの資格もスキルもないパー太郎があくせくせず飄々と生きる程度のことを話している。
起業家というと、大きなものを成功させてなんぼというイメージがあるがそういうことができる人ってそうそういるものではない。ソフトバンクの孫正義氏は安アパートの一室でみかん箱の上に立ち、「わが社は5年以内に100億円、10年で500億円、いずれ1兆円企業になる」という演説を、2名のアルバイトの前でやったことが伝説的に語られているがそれは孫さんが超優秀だからあそこまでの巨大企業を一代で作れたのだ、楽天の三木谷社長もまた然りで、日本興業銀行(現みずほ銀行)という将来を約束されていた地位を捨て、これからはネットショッピングの時代だということで楽天モールを立ち上げるものの、当初は出店者が集まらず、三木谷社長も陣頭に立ち、出店しないかと実店舗を回ったという。その時、三木谷社長が行ったのは店舗訪問前にスーツ姿のまま走って汗をかき、汗をダラダラ流しながら店主を口説いたというお話、この人は随分熱心な人だと感銘を受け、出店者を増やしていったというが、これも三木谷社長が素晴らしく優秀だからこそ出来たことであって普通は真似できない。
人が誰を目標するのも自由だが、凡人とスーパーマンとを同列に考えるべきではないと思う。
ついでにいうと、起業家が歴史上の人物をロールモデルにするのもかなり危険。起業家の好きな歴史上の人物を聞くと、結構な割合で織田信長や徳川家康の名があがるが、信長は今でいえば一部上場企業の御曹司、家康も東証二部上場企業ぐらいの家柄、そもそものバックボーン自体が異なるのだ。信長や家康自身が類まれなる優秀な人物であることに相違はないが、二人とも金があったからこそ天下統一を成し得たのだ。あなたの家がそういう恵まれた家柄であるなら信長に憧れるのも結構だけど、そういう人は跡取りになるべく小さいころから英才教育を受けており、財閥出身者が家柄に頼らず佐川急便で配達のバイトをしながら金を貯めて起業家を目指そうなんて例は相当稀有な存在だと思う、というかそんな奴はいないだろうの世界。
なんだか取り留めのない話になってしまったが、起業するなら、まずは出来ることから初めて失敗しても笑い話で済ませられる程度のことから始めた方がいいと思う。そのうえでうまくいけば銀行や国金から金を借りて事業拡大をすればいいと思う。段階を踏まずにいきなり掛け算で物事を考えていくと、失敗したときにっちもさっちもいかなくなり、結局多くの人に迷惑を掛けることになると思うのです。
本業のWEB制作に加え、解体工事、木の伐採、土地の造成、遺品整理、ごみ屋敷の片付け、孤独死をされた方のお部屋を片付ける特殊清掃、エアコン取り付け・取り外し、中古自動車の買い取りなど、様々なビジネスにチャレンジした。
とはいえ、俺自身に重機を繰って解体工事などが出来るはずもなく、ネットで集客をして、依頼主が現れたら各々の施工業者に仕事を振るという、言うなれば取次業である。アフィリエイトに近い。しかし、アフィリエイトと決定的に違うのはアフィリエイトリンクを踏んだらケセラセラ、後のことはよろしくではなく、仕事は全部俺が振っており、場合によっては現場見積もりに俺自身が出向くこともある。
ちなみにこちらで得られた収益が200万円強、初年度としては上々の成果だといえる。もちろん、失敗やもう少しをうまくやればよかったという反省点も多々あり、軌道修正をしなくてはならん部分もちょこちょこあるが、押しなべて成功である。
ちなみにこの事業にまつわる経費はレンタルウェブサーバー代、ドメイン取得費用、電話代、一部外注したプログラミング費用の合計約10万円、あとは俺がパチパチキーボードを叩いていた時間のみ。
手前味噌であるが、これが俺の意図する起業の真骨頂といっていい。失敗しても10万円と俺がサイトの制作に費やした時間のみ。しかしながら、この費やした時間というのは実に考え方が難しく、茨城県の最低賃金ベースで考えると、もし仮にこんな作業をせずどこかでバイトをしていたら20万円程度の時間は費やした計算になると思うが、サイト制作をしなかったからといってその分コンビニでバイトをしたかといえばそれも微妙、いや確実にしていない、いえるのはダラダラしながら本を読んだり、パチスロを打っていたはずだから結果的に無視してもいいと思っている。つまり10万円の実費。
失敗しても10万円の損失のみ。
いくら貧乏人の俺であっても10万円を無くした程度では路頭に迷うことなどない。その10万円が200万円に化けた計算だ。
決して自分が正しいとは言わないが、起業ってこういう負けても諦められる程度のものから始めるべきであると思っており、立派な事務所を構えて、備品を揃えるなど形から入る必要などサラサラない。もちろん、そうしたいと思う人はそうすればいいのだが、起業なんて残念だが殆どが失敗するのだ。起業して10年後に生き残っているのはわずか6%、これが現実、嘘だと思うなら「起業して10年後に生き残る会社」とググってください。しかも今はコロナ禍であるからその数値はもっと低くなると思われる。
起業していきなり初年度から200万円の利益を出すって、相当凄いことだと思う。
そんなんじゃ、タワーマンションには住めない、ベンツにも乗れないといわれるかもしれない。確かに200万円程度の純利じゃ無理だ、それどころか生活もギリギリだろう、だが、俺の場合は米の飯として本業のWEB制作がある。極端な話、副業が詰んだところでなにも困らない。最終的には人の価値観の問題になるが、200万円年収が増えたら殆どの人の暮らし向きは結構良い方向に変わるのではないかと思われる。お陰で俺は自粛期間を除き、それ以外は週に2、3度、飲みに出かけてコロナ禍の深刻な状況下であっても毎日を割りと楽しく過ごせている。
そんなつまらん商売には興味がないというのであれば返す言葉はなにもない、嫌味でもなんでもなく、そのような人はもっと大きなことにチャレンジして大成功を収めることを願っている。
俺が言っているのは高卒バカのなんの資格もスキルもないパー太郎があくせくせず飄々と生きる程度のことを話している。
起業家というと、大きなものを成功させてなんぼというイメージがあるがそういうことができる人ってそうそういるものではない。ソフトバンクの孫正義氏は安アパートの一室でみかん箱の上に立ち、「わが社は5年以内に100億円、10年で500億円、いずれ1兆円企業になる」という演説を、2名のアルバイトの前でやったことが伝説的に語られているがそれは孫さんが超優秀だからあそこまでの巨大企業を一代で作れたのだ、楽天の三木谷社長もまた然りで、日本興業銀行(現みずほ銀行)という将来を約束されていた地位を捨て、これからはネットショッピングの時代だということで楽天モールを立ち上げるものの、当初は出店者が集まらず、三木谷社長も陣頭に立ち、出店しないかと実店舗を回ったという。その時、三木谷社長が行ったのは店舗訪問前にスーツ姿のまま走って汗をかき、汗をダラダラ流しながら店主を口説いたというお話、この人は随分熱心な人だと感銘を受け、出店者を増やしていったというが、これも三木谷社長が素晴らしく優秀だからこそ出来たことであって普通は真似できない。
人が誰を目標するのも自由だが、凡人とスーパーマンとを同列に考えるべきではないと思う。
ついでにいうと、起業家が歴史上の人物をロールモデルにするのもかなり危険。起業家の好きな歴史上の人物を聞くと、結構な割合で織田信長や徳川家康の名があがるが、信長は今でいえば一部上場企業の御曹司、家康も東証二部上場企業ぐらいの家柄、そもそものバックボーン自体が異なるのだ。信長や家康自身が類まれなる優秀な人物であることに相違はないが、二人とも金があったからこそ天下統一を成し得たのだ。あなたの家がそういう恵まれた家柄であるなら信長に憧れるのも結構だけど、そういう人は跡取りになるべく小さいころから英才教育を受けており、財閥出身者が家柄に頼らず佐川急便で配達のバイトをしながら金を貯めて起業家を目指そうなんて例は相当稀有な存在だと思う、というかそんな奴はいないだろうの世界。
なんだか取り留めのない話になってしまったが、起業するなら、まずは出来ることから初めて失敗しても笑い話で済ませられる程度のことから始めた方がいいと思う。そのうえでうまくいけば銀行や国金から金を借りて事業拡大をすればいいと思う。段階を踏まずにいきなり掛け算で物事を考えていくと、失敗したときにっちもさっちもいかなくなり、結局多くの人に迷惑を掛けることになると思うのです。