絶望の果て
- 2020/11/13
- 11:37
新型コロナは第三波を迎えたとか、迎えていないとか、政府による大本営発表と自治体による発表はいつも温度差があり、オリンピック通常開催と保障の有無などがネックとなり、得てして地方自治体の危機感とは裏腹に政府の発表は安倍総理以来、割りと危機感を感じさせないものが多い。事実、北海道の各市町村ではGO TOは一時的であっても停止すべきという意見が大勢を占めているが、やはり政府は経済を止めてはならないと、GO TO トラベルの北海道除外については及び腰だ。このような光景を3月のオリンピック延期発表までにいったい何度目にしたことか。
ただ、いずれにしても冬場の感染増加は元々言われていたこと。夏に一旦収まるはずという目論見が外れたことは意外だったが、コロナウイルスの特性として気温の低下と乾燥によって感染が広がるのは想定内だったはず、今更ジタバタしても仕方あるまいというのも一つの真理であると思う。
個人的には努めていつものように振舞っている。東京、その他の大都市には出掛けず、電車やバスなど密になりやすい乗り物には乗らないという自己防衛はしているが、あとはいつも通り飲食店で飯を食い、酒を飲んでいる。
ただ、至る所で聞こえてくるのが生活が苦しいという怨嗟の声、売り上げが減った飲食店からコロナへの恨み節が聞こえてくるのはある意味致し方ないことだとは思うが、俺はこの状況を楽しんでいるというのも事実。
不景気にはいくつかのパターンがあり、需要と供給とのバランスから好景気と不景気を繰り返す自然発生的なもの、リーマンショック、バブル崩壊など突発的なもの、震災や争乱など破壊を原因とするもの、これが不況の主な原因であると思うし、実際、産業革命以降の不況はほぼこのパターンに当てはまっていると思う。局地的には病原菌が原因の不況もあったとは思うが、病原菌が原因の地球規模の大不況は未だかつて人類は経験していないと思う。
かつてコレラやペストが大流行して多くの死者を出しときはまだ経済が今ほど成熟していなかったために世界的な不況に陥るということはなかったはずだ。ヨーロッパで1億人の死者を出したといわれるペストであっても極東の日本や中国、東南アジアではむしろそんな危機的な状況がヨーロッパで起きているなどとはつゆほども思いもしなかったはず。そもそも日本人にとって西の果ては天竺(インド)と考えていた知識階級が大半であろうから日本や中国では西洋でどれだけペストが猛威を振るおうとも対岸の火事にすらなっていないというのが実情ではなかったかと思う。
ゆえに今回のコロナ不況が近代以降人類がはじめて経験する未曽有の事態だと思い、今後どういう経緯を辿るのか興味津々である。
もちろん、俺だって倒産の憂き目にあう可能性は否定できない。一応、1年程度なら完全無職でも遊んでいられるが1年を越えたらさすがに身の振り方を考えなくてはならない。
それを含めて興味津々だといっている。
景気がいいときというのはアホでも躍進出来てしまう。たまたま、何かが大当たりして事業が大きく飛躍するということは決して珍しいことではない。
しかし、苦境に陥ったときこそ、人間の真価を試される。
「負け戦こそ漢(おとこ)の花よ」は漫画・花の慶次の名セリフであるが、まさにその通り。俺の人生自体が負け戦の連続であり、表街道を凱旋したなんて記憶はまずない。それでも概ね楽しく生きているのは根がアホであるということはもちろんそうだが、苦しい時こそ、その状況を楽しもうというマゾ的な資質が大きいのだと思う。また、常々迷ったら厳しい方の道を行けを実践しているからだと思う。来年がどういう年になるのか今から楽しみで仕方がない。絶望の果ての向こう側にあるのはいったい何なのか、考えただけでもワクワクして身震いがする。
ただ、いずれにしても冬場の感染増加は元々言われていたこと。夏に一旦収まるはずという目論見が外れたことは意外だったが、コロナウイルスの特性として気温の低下と乾燥によって感染が広がるのは想定内だったはず、今更ジタバタしても仕方あるまいというのも一つの真理であると思う。
個人的には努めていつものように振舞っている。東京、その他の大都市には出掛けず、電車やバスなど密になりやすい乗り物には乗らないという自己防衛はしているが、あとはいつも通り飲食店で飯を食い、酒を飲んでいる。
ただ、至る所で聞こえてくるのが生活が苦しいという怨嗟の声、売り上げが減った飲食店からコロナへの恨み節が聞こえてくるのはある意味致し方ないことだとは思うが、俺はこの状況を楽しんでいるというのも事実。
不景気にはいくつかのパターンがあり、需要と供給とのバランスから好景気と不景気を繰り返す自然発生的なもの、リーマンショック、バブル崩壊など突発的なもの、震災や争乱など破壊を原因とするもの、これが不況の主な原因であると思うし、実際、産業革命以降の不況はほぼこのパターンに当てはまっていると思う。局地的には病原菌が原因の不況もあったとは思うが、病原菌が原因の地球規模の大不況は未だかつて人類は経験していないと思う。
かつてコレラやペストが大流行して多くの死者を出しときはまだ経済が今ほど成熟していなかったために世界的な不況に陥るということはなかったはずだ。ヨーロッパで1億人の死者を出したといわれるペストであっても極東の日本や中国、東南アジアではむしろそんな危機的な状況がヨーロッパで起きているなどとはつゆほども思いもしなかったはず。そもそも日本人にとって西の果ては天竺(インド)と考えていた知識階級が大半であろうから日本や中国では西洋でどれだけペストが猛威を振るおうとも対岸の火事にすらなっていないというのが実情ではなかったかと思う。
ゆえに今回のコロナ不況が近代以降人類がはじめて経験する未曽有の事態だと思い、今後どういう経緯を辿るのか興味津々である。
もちろん、俺だって倒産の憂き目にあう可能性は否定できない。一応、1年程度なら完全無職でも遊んでいられるが1年を越えたらさすがに身の振り方を考えなくてはならない。
それを含めて興味津々だといっている。
景気がいいときというのはアホでも躍進出来てしまう。たまたま、何かが大当たりして事業が大きく飛躍するということは決して珍しいことではない。
しかし、苦境に陥ったときこそ、人間の真価を試される。
「負け戦こそ漢(おとこ)の花よ」は漫画・花の慶次の名セリフであるが、まさにその通り。俺の人生自体が負け戦の連続であり、表街道を凱旋したなんて記憶はまずない。それでも概ね楽しく生きているのは根がアホであるということはもちろんそうだが、苦しい時こそ、その状況を楽しもうというマゾ的な資質が大きいのだと思う。また、常々迷ったら厳しい方の道を行けを実践しているからだと思う。来年がどういう年になるのか今から楽しみで仕方がない。絶望の果ての向こう側にあるのはいったい何なのか、考えただけでもワクワクして身震いがする。