一先ず安堵
- 2020/08/12
- 10:56
中国、韓国、ロシア、北朝鮮、許しがたき敵国であるが、だからと言って内政問題にまで首を突っ込むのは違うと思う。
ゆえに中国国内で起きている香港の一国二制度問題やウイグル自治区問題に関しても仮にそれがいかに非人道的な行為であっても日本政府があれこれいうのはお門違いだ。
とはいえ周庭氏の保釈は一先ず安堵した。香港の民主化運動に正義があるかなしかは別にして、二十歳そこそこの女の子が政治犯として裁かれ、何十年も獄に繋がれるのはさすがに忍びない。純粋に良かったと胸を撫で下ろす。だが、釈放されたとはいえ、この先、様々な裁判を抱えると思うが、香港政府も寛大な処分で怒りの矛先を収めて欲しいと切に願う。
ただ、本人が青臭い正義感を持ち続ける限り、折り合いをつけるのは正直難しいだろうなとも思う。
それこそ、中国の故事には臥薪嘗胆という言葉がある。分かって欲しいと思う。
厳密にいうと臥薪と嘗胆はまったく別の話であるがいつしか一つの故事成語として広まってしまった、目的を達成するには敵の靴を舐めてでも恭順の意を示し、熱い思いは心の中だけに秘め、決して表には出さないでおく、こうして力を蓄え、敵を油断させ、機を伺い、いざというときに剣を抜く、これが臥薪嘗胆。のべつくまなく吠えまくっていてはいつか殺される。
もちろん、そんな悠長なことを言っていたら剣を抜く機会など永久に来ないかもしれない。
でも、それは仕方のないこと。
勝てないものはどう足掻いたところで勝てないのだ。
確かに中国人にとっての民主化は悲願なのだと思う。ましてや日本を見ていれば尚更だと思う。
しかし、日本の民主化は敗戦というそれまでの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)から連綿と続く日本の歴史をすべて否定する「大事件」があったからこそ成し得たもので、ポツダム宣言を受諾していなければ今なお特高警察や憲兵に脅える日々であったと思う。
もしどうしても中国の民主化を願うのであればソ連共産党のゴルバチョフのような人物が中国共産党に現れるのを待つしかない。当然習近平は自分の思想に極めて近いものをに後任に据え、その後任も同様にまた後任に据える・・・、現実問題なかなかゴルバチョフのような人物は現れないと思う。もしかしたら百年単位で現れないかもしれない。
結局、中国が日本のように変わるには戦争に負けて無条件降伏を受け入れるか、或いはバブルが弾け、中国全土が大恐慌に陥るかでもしない限り、変わらない。それぐらい今の中国共産党の体制は盤石だ。
周庭氏が生きている間にそんなことは起きないかもしれない。それは生まれた時代が悪かったと諦め、子や孫の代に秘めた思いを託していくしかない。
相応の武力もないのに、政権を打倒するなんておままごと過ぎて笑っちゃう。言葉で変わるなら戦争はとっくになくなっている。
最終的には生き方の問題であるからそれでも突き進むというのであればなにも言えないが、あまり命を安売りすべきではないと思います。
ゆえに中国国内で起きている香港の一国二制度問題やウイグル自治区問題に関しても仮にそれがいかに非人道的な行為であっても日本政府があれこれいうのはお門違いだ。
とはいえ周庭氏の保釈は一先ず安堵した。香港の民主化運動に正義があるかなしかは別にして、二十歳そこそこの女の子が政治犯として裁かれ、何十年も獄に繋がれるのはさすがに忍びない。純粋に良かったと胸を撫で下ろす。だが、釈放されたとはいえ、この先、様々な裁判を抱えると思うが、香港政府も寛大な処分で怒りの矛先を収めて欲しいと切に願う。
ただ、本人が青臭い正義感を持ち続ける限り、折り合いをつけるのは正直難しいだろうなとも思う。
それこそ、中国の故事には臥薪嘗胆という言葉がある。分かって欲しいと思う。
厳密にいうと臥薪と嘗胆はまったく別の話であるがいつしか一つの故事成語として広まってしまった、目的を達成するには敵の靴を舐めてでも恭順の意を示し、熱い思いは心の中だけに秘め、決して表には出さないでおく、こうして力を蓄え、敵を油断させ、機を伺い、いざというときに剣を抜く、これが臥薪嘗胆。のべつくまなく吠えまくっていてはいつか殺される。
もちろん、そんな悠長なことを言っていたら剣を抜く機会など永久に来ないかもしれない。
でも、それは仕方のないこと。
勝てないものはどう足掻いたところで勝てないのだ。
確かに中国人にとっての民主化は悲願なのだと思う。ましてや日本を見ていれば尚更だと思う。
しかし、日本の民主化は敗戦というそれまでの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)から連綿と続く日本の歴史をすべて否定する「大事件」があったからこそ成し得たもので、ポツダム宣言を受諾していなければ今なお特高警察や憲兵に脅える日々であったと思う。
もしどうしても中国の民主化を願うのであればソ連共産党のゴルバチョフのような人物が中国共産党に現れるのを待つしかない。当然習近平は自分の思想に極めて近いものをに後任に据え、その後任も同様にまた後任に据える・・・、現実問題なかなかゴルバチョフのような人物は現れないと思う。もしかしたら百年単位で現れないかもしれない。
結局、中国が日本のように変わるには戦争に負けて無条件降伏を受け入れるか、或いはバブルが弾け、中国全土が大恐慌に陥るかでもしない限り、変わらない。それぐらい今の中国共産党の体制は盤石だ。
周庭氏が生きている間にそんなことは起きないかもしれない。それは生まれた時代が悪かったと諦め、子や孫の代に秘めた思いを託していくしかない。
相応の武力もないのに、政権を打倒するなんておままごと過ぎて笑っちゃう。言葉で変わるなら戦争はとっくになくなっている。
最終的には生き方の問題であるからそれでも突き進むというのであればなにも言えないが、あまり命を安売りすべきではないと思います。