訥庵先生
- 2020/08/01
- 18:01
個人的には八月はお盆休みもあり、都道府県を跨いだ往来が頻発するため、何かしらの規制をすべきだと思うのですがいかがでしょうか。
江戸時代中期の儒学者で、対馬府中藩(対馬藩)の農業振興に努めた陶山訥庵(すやまとつあん)という人物がいる。歴史の教科書に載るような人物ではないため、むしろ知らない方のほうが多いと思われるが長崎県対馬市では今なお対馬の聖人として崇められている。その訥庵先生だがなにをしたかというと、島の貴重な農作物を食い荒らすイノシシを全頭駆除することに成功したのである。当時は江戸幕府第5代将軍徳川綱吉により生類憐れみの令の出されている時であったため、訥庵は死を賭してイノシシの駆除を実行したという。
その訥庵流イノシシ駆除だが対馬全島を9つの区域に分け、柵をつくって1区ずつ全滅させる方法をとっていった。つまりまずは1つ目のブロックにいるイノシシをとにかく全滅させることに注力する。残りの8つのブロックには目もくれない。当然8つのブロックでは食害が発生するがそこまでは手が回らないため、不承不承であるが被害には一旦目をつぶる。そして1つ目のブロック内のイノシシを絶滅させたら次は2のブロックも同様に、さらに3つ目、4つ目・・・、と島全体のイノシシを一気に絶滅させるのは土台無理な話だからエリアを区切ってその中のイノシシを確実に仕留めていった。こうして対馬ではイノシシの全頭駆除に成功し、島の農民は安心して農業に従事出来る様になったという。
これをコロナにも応用できないものか。
もちろん、物流の兼ね合いもあるため、完全に都道府県単位、或いは市町村単位で往来を防ぐことは出来ないが、国がガイドラインを示すことである程度は人の流れを抑制することは出来ると思う。あくまでも素人考えで申し訳ないが新型コロナウイルスの場合、2m以上離れていれば空気感染しないことになっている。新型コロナウイルスは人と人の接触が感染の主なルート、極論を言えば人と人との繋がりがなければ感染はしない。
岩手県がここまで感染者0を計上出来たのは良くも悪くも閉鎖的な県民性ゆえ、他県からの来県者を尽く拒んだからだと思う。東京、その他に住む親族がゴールデンウイークや先の4連休でも帰省することを許さなかった人が岩手県民には数多くいるとのことだ。また、単純に人口密度の問題も大きいだろう。岩手県の人口密度は北海道に次ぐ全国第2位だ。ただ、これは2位とはいえ、数字のレトリックといえなくもない。何故なら北海道の場合、195万人都市の札幌と人が殆どいないエリアとの落差があまりにも大きすぎる。その証拠に札幌市の人口密度が1平方kmあたり1757人に対して岩手の県庁所在地である盛岡市は329人と5倍以上の開きがある。つまり実質的には1位と言えるぐらいの人口密度の低さも役立ったに違いない。
ネットでは岩手県で最初に感染した人の特定が始まり、実際果たして本人かどうかは分からぬが特定され名前が公表されてしまったという。
こんなことをする前に岩手県の新型コロナ感染防止対策のノウハウを真似るなり、学ぶなりすればいいのにと思う。
今の世の中、とにかく他人と繋がることが尊いとされるが無理して繋がる必要もないのではと思う、ましてやコロナの時代だ、時には遮断することも必要だろう。せめて8月のレジャーシーズン、帰省シーズンだけでも不要な往来を禁止するだけでも感染拡大は防げると思うのだが、Go to トラベルを強行してしまうような安倍政権だからなぁ・・・
江戸時代中期の儒学者で、対馬府中藩(対馬藩)の農業振興に努めた陶山訥庵(すやまとつあん)という人物がいる。歴史の教科書に載るような人物ではないため、むしろ知らない方のほうが多いと思われるが長崎県対馬市では今なお対馬の聖人として崇められている。その訥庵先生だがなにをしたかというと、島の貴重な農作物を食い荒らすイノシシを全頭駆除することに成功したのである。当時は江戸幕府第5代将軍徳川綱吉により生類憐れみの令の出されている時であったため、訥庵は死を賭してイノシシの駆除を実行したという。
その訥庵流イノシシ駆除だが対馬全島を9つの区域に分け、柵をつくって1区ずつ全滅させる方法をとっていった。つまりまずは1つ目のブロックにいるイノシシをとにかく全滅させることに注力する。残りの8つのブロックには目もくれない。当然8つのブロックでは食害が発生するがそこまでは手が回らないため、不承不承であるが被害には一旦目をつぶる。そして1つ目のブロック内のイノシシを絶滅させたら次は2のブロックも同様に、さらに3つ目、4つ目・・・、と島全体のイノシシを一気に絶滅させるのは土台無理な話だからエリアを区切ってその中のイノシシを確実に仕留めていった。こうして対馬ではイノシシの全頭駆除に成功し、島の農民は安心して農業に従事出来る様になったという。
これをコロナにも応用できないものか。
もちろん、物流の兼ね合いもあるため、完全に都道府県単位、或いは市町村単位で往来を防ぐことは出来ないが、国がガイドラインを示すことである程度は人の流れを抑制することは出来ると思う。あくまでも素人考えで申し訳ないが新型コロナウイルスの場合、2m以上離れていれば空気感染しないことになっている。新型コロナウイルスは人と人の接触が感染の主なルート、極論を言えば人と人との繋がりがなければ感染はしない。
岩手県がここまで感染者0を計上出来たのは良くも悪くも閉鎖的な県民性ゆえ、他県からの来県者を尽く拒んだからだと思う。東京、その他に住む親族がゴールデンウイークや先の4連休でも帰省することを許さなかった人が岩手県民には数多くいるとのことだ。また、単純に人口密度の問題も大きいだろう。岩手県の人口密度は北海道に次ぐ全国第2位だ。ただ、これは2位とはいえ、数字のレトリックといえなくもない。何故なら北海道の場合、195万人都市の札幌と人が殆どいないエリアとの落差があまりにも大きすぎる。その証拠に札幌市の人口密度が1平方kmあたり1757人に対して岩手の県庁所在地である盛岡市は329人と5倍以上の開きがある。つまり実質的には1位と言えるぐらいの人口密度の低さも役立ったに違いない。
ネットでは岩手県で最初に感染した人の特定が始まり、実際果たして本人かどうかは分からぬが特定され名前が公表されてしまったという。
こんなことをする前に岩手県の新型コロナ感染防止対策のノウハウを真似るなり、学ぶなりすればいいのにと思う。
今の世の中、とにかく他人と繋がることが尊いとされるが無理して繋がる必要もないのではと思う、ましてやコロナの時代だ、時には遮断することも必要だろう。せめて8月のレジャーシーズン、帰省シーズンだけでも不要な往来を禁止するだけでも感染拡大は防げると思うのだが、Go to トラベルを強行してしまうような安倍政権だからなぁ・・・