大島てる
- 2020/07/31
- 10:03

俺が入るとき、空いていたのが今俺が住んでいる部屋と該当のここ。
俺は自殺があろうが、殺人事件があろうがまったく気にしないタチ。そもそも霊が死んだ場所に憑くというのならそれはいつからの霊なら有効なのだ?江戸時代、もしかしたらここで辻斬りがあったかもしれんし、もっと言えば弥生時代や縄文時代には対立する部族間で争いがあり、この場所で多くの死人が出たかもしれん。そんなこといったら岐阜県の関ケ原には住めんし、本来あまりこういうことはいうべきではないが広島、長崎、東京など大空襲があった場所はどうなる?東京でここは戦争で亡くなった人が大勢いるから事故物件ですよといったらほぼ全域じゃねぇか、関東大震災でも多くの人が亡くなっているし。
つまりイチイチそんなことを言いだしたらキリがないだろうって話。
だから俺は入居する時不動産屋に言いました、「俺は事故物件だろうと構わない、その代わり、家賃を負けろ。2万負けてくれればここに即決してやる。お化けが出てきやがったら怨む相手は俺じゃねぇだろう、バカたれって俺が刺し殺してやるわ、あっ、もう死んでんのか、ガハハハッ、どないや(なんで関西弁?)」と。
しかし、不動産屋の答えはノー、「法律で事故物件の告知義務があるため、告知しますが大家さんの意向で家賃の値下げは出来ないんですよ」。
だったらわざわざ事故物件なんか借りんわと云ういきさつで今の部屋に決めた。ちなみに死体が転がっていたという場所に俺も転がってゴロゴロしたが別におかしなことはなにもない。案内した不動産屋のネエちゃん、世の中にはこんな狂人がいるんだと、顔、思いっきり引きつってましたが・・・。
先日なんとなくHOMESを見てたら俺のところのマンションが出ていた、家賃は同じ間取りの俺の部屋より5000円安い。すぐに電話したね。
「おい、どうなってんだ、HOMESのホームページを見たぞ。同じ3階で同じ間取りでなんでこっちは5000円安いんだよ、俺んところも安くしろ」(俺)
「いや~、そこ事故物件なんですよ」(不動産屋)
「お前、あの時、事故物件でも家賃負けねぇって言ったじゃねぇか?」(俺)
「あれから2年経っても事故物件というと誰も入居しなくてとうとう大家さん痺れ切らして家賃の値引きしたんですよ」(不動産屋)
「だから俺が入るって言ったじゃねぇ、クソがっ」(俺)
俺の場合、今更、安くなるからといって簡単に引っ越しは出来んのよ。自分の部屋を法人の事務所として登記してあるため、仮に同じマンション内であっても本店移転の登記をすると法務局に支払う手数料だけで3万円も掛かり、司法書士に書類の作成を頼めばさらに2万円掛かる。5000円安くするために引っ越して今後どうなるかわからんのに本店移転の費用を払うのもバカバカしい、一応、10ヶ月ぐらい住めば元は取れる計算だが・・・。
別に事故物件であろうと俺は部屋が綺麗であり、立地条件が良ければ気にならない。同じ間取りで事故物件の方が家賃が大幅に安いのであれば喜んでそこに住みます。軽く出るぐらいの方が生活に刺激があって面白いんじゃない?