必要なのは無関心
- 2020/06/16
- 18:25
茨城ローカルなのかな、ウチの近くに『G』というイタリアンレストランのチェーン店がある。個人的には全くそうは思うわないのだが水戸のソウルフードとしてアド街ック天国にも紹介されたあそこのひたちなか店である。
家から車で五分掛からない場所にあり、パスタやピラフが美味しいから割りとよく利用しているのだが、俺は必ず食事と一緒にアイスコーヒーを注文する。
ちなみにここのドリンク類はドリンクバー方式ではなく、店員さんが運んでくる昔ながらのスタイル。本日、昼飯を食べにいき、ルーティンとしてアイスコーヒーを注文する。数分後、店員さんがアイスコーヒーを持ってくる。
「アイスコーヒーはブラックでよろしかったですよね」と言って、ガムシロもミルクも持ってこない。
とっさに思ったのは、「うわっ、こりゃあヤベェな~」ってこと。
なにがヤバいって、俺は人に構われるのがとにかく大嫌いなのだ、前にも書いたが誰とも喋らずに一日が終わると今日はとってもいい日であったと安堵する超偏屈人間の俺に対して、多少なりとも店員さんの意識の中に存在することはとにかくヤバい兆候なのである。誰とも関わり合いを持ちたくないという理由もあり、市内ではかなり大箱の部類に入るここを利用しているのだ。無関心さがなによりも重要な俺にとって関心を持たれることは由々しき問題なのである。分かる?
俺が鬱と無縁なのは必要最小限度の人間関係しか構築していないから。
うつ病の詳しいメカニズムは分からんが、結局のところ人間関係に病んでということが比率としては大きく占めているのであろう。
裏を返せば、余計な人間関係なんてものがなければ病むことはないと思う。もしかすると無人島に居ても病む人は病むのかもしれないが、俺の場合、気の置けない友人が何人かいればそれでいいのだ。余計なお世話とまでは言わないが、俺自身にほんの数ミリ、いや数ミクロンでも関心を持たれるのはほとほと迷惑なのである。こうして他人と距離を取ることで鬱を回避している。
以前、とあるラーメン屋さんに割りと頻繁に通っていたことがある。もしかすると、店には失礼な話かもしれないが、ここのから揚げ定食がやたら絶品で、ラーメン類を一切頼まず、から揚げ定食ばかりを頼んでいた。ある日、俺が入店すると、「から揚げ定食でいいのかな?」と店員のおばちゃんが言うではないか。もちろん、から揚げ定食を食べに行ったのだが、その時はムッとして食べたくもない生姜焼き定食を頼み、それからその店に行くのはやめた。
分かります、ええ、俺が異常なんでしょう。
でも、どうしても譲れんのだ。俺の防衛本能かもしれん。
自分自身、決して人当たりが悪いとは思わない。むしろ、腰も低いし、基本的に朗らかで人当たりはよい部類だと思う。
だが、関心を持たれるのはとにかく迷惑なのだ。ちょっと前にファミレスで競馬新聞を読んでいると、別の席のオヤジが話しかけてきた。
「明日、買うの?」
「すいません、喋りたくないのでよろしいですか」といって、俺はニコッと微笑んだ。
家から車で五分掛からない場所にあり、パスタやピラフが美味しいから割りとよく利用しているのだが、俺は必ず食事と一緒にアイスコーヒーを注文する。
ちなみにここのドリンク類はドリンクバー方式ではなく、店員さんが運んでくる昔ながらのスタイル。本日、昼飯を食べにいき、ルーティンとしてアイスコーヒーを注文する。数分後、店員さんがアイスコーヒーを持ってくる。
「アイスコーヒーはブラックでよろしかったですよね」と言って、ガムシロもミルクも持ってこない。
とっさに思ったのは、「うわっ、こりゃあヤベェな~」ってこと。
なにがヤバいって、俺は人に構われるのがとにかく大嫌いなのだ、前にも書いたが誰とも喋らずに一日が終わると今日はとってもいい日であったと安堵する超偏屈人間の俺に対して、多少なりとも店員さんの意識の中に存在することはとにかくヤバい兆候なのである。誰とも関わり合いを持ちたくないという理由もあり、市内ではかなり大箱の部類に入るここを利用しているのだ。無関心さがなによりも重要な俺にとって関心を持たれることは由々しき問題なのである。分かる?
俺が鬱と無縁なのは必要最小限度の人間関係しか構築していないから。
うつ病の詳しいメカニズムは分からんが、結局のところ人間関係に病んでということが比率としては大きく占めているのであろう。
裏を返せば、余計な人間関係なんてものがなければ病むことはないと思う。もしかすると無人島に居ても病む人は病むのかもしれないが、俺の場合、気の置けない友人が何人かいればそれでいいのだ。余計なお世話とまでは言わないが、俺自身にほんの数ミリ、いや数ミクロンでも関心を持たれるのはほとほと迷惑なのである。こうして他人と距離を取ることで鬱を回避している。
以前、とあるラーメン屋さんに割りと頻繁に通っていたことがある。もしかすると、店には失礼な話かもしれないが、ここのから揚げ定食がやたら絶品で、ラーメン類を一切頼まず、から揚げ定食ばかりを頼んでいた。ある日、俺が入店すると、「から揚げ定食でいいのかな?」と店員のおばちゃんが言うではないか。もちろん、から揚げ定食を食べに行ったのだが、その時はムッとして食べたくもない生姜焼き定食を頼み、それからその店に行くのはやめた。
分かります、ええ、俺が異常なんでしょう。
でも、どうしても譲れんのだ。俺の防衛本能かもしれん。
自分自身、決して人当たりが悪いとは思わない。むしろ、腰も低いし、基本的に朗らかで人当たりはよい部類だと思う。
だが、関心を持たれるのはとにかく迷惑なのだ。ちょっと前にファミレスで競馬新聞を読んでいると、別の席のオヤジが話しかけてきた。
「明日、買うの?」
「すいません、喋りたくないのでよろしいですか」といって、俺はニコッと微笑んだ。