コロナウイルス
- 2020/02/03
- 14:46
面白いといったら語弊があるだろうし、不謹慎であるが、コロナウイルスのパンデミック的な広がり方が面白い。
もちろん、罹患された方は国籍を問わず、早く回復して欲しいと思うし、不幸にも亡くなれた方には哀悼の意を表します、ただ、広がって伝播するというのはこういうふうな形をとるのだなと妙に納得するというか。
広がりといえば人口の広がりでいつも思うのは結局面積なのではないかと。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、元をただせばすべてイギリス人だ。コロンブスがアメリカ大陸を発見して、メイフラワー号に乗船したイギリスがアメリカに渡り、今のアメリカを築いたわけであるが(後から奴隷としてアフリカ系黒人がアメリカに流入する)、当時の大英帝国の人口はわずか600万人、それが今ではイギリスが源流であるイギリス系アメリカ人(いわゆる白人)が2億人と、天文学的に増加している。調べていないため分からないが、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカのイギリス系白人の合計はアメリカを含めると3億人程度になると思われる。年月は掛かったものの、600万人が3億人、随分な数の増加である。
それでは同様に、人間じゃなく、ネズミで考えてみる。
ひとつは10m四方の檻を作り、もうひとつは1km四方の檻を作る。放すネズミの数は同じ。平等を期すため、餌は互いに同じ分量を与える。子供が増えればその増えた分に応じて餌を与える。
やったことはないので分かりませんが、恐らく、広い方が圧倒的にネズミは増えると思う。狭い檻の方はある一定の数字になると増加が収まってネズミが安定して暮らしてけるだけの匹数(それが何匹か分からないが)に収まるものだと思う。バケツに水を入れ続ければ当然水は溢れ出すが、いくらネズミ算とはいえ、バケツの水とは違い、ぎゅうぎゅう詰めになり身動きできないほどネズミは増えないのではないかと思う。ある一定の数になると、ネズミの増加は止まるんじゃないか。ちょっとニュアンスは違うが、魚を水槽で飼育した場合、大きくなり過ぎて水槽を破壊、若しくは魚が圧力に耐えきれず圧死するということはない。なぜそうなるのか、このメカニズムは分からないが必ずある一定のところで停まる。
裏を返せば広ければ広いほど人口というのは爆発的に広がるんじゃなかろうかと。
もしかすると、大英帝国や日本はどうなんだと言われるかもしれない、国土面積は1600年代も今もほぼ変わらず、なのに日本の人口は3倍、イギリスに至っては10倍近くなっているぞと。
これも実質的な国土が増えたからだろう。実質的な国土とは山林などの宅地開発と住宅の高層化。お城や旅籠、遊郭を除けば、江戸時代の住宅の殆どが平屋であった、つまり、近代化以前はイギリスも日本も人間が住むところといえばあくまでも平面的であった。それが明治になり、徐々に一般家庭でも2階建ての家が増えてくると当然実質的な面積は増える。これが戦後になると複数階のマンション、アパートが増えて更に実質的面積は増えた、これが人口増加の原因だと思うのです。もちろん、医学の飛躍的な発展により、致死率が著しく下がったというのも大きいですがね。
そうはいっても、やっぱり実質的面積を含めて、人口が増加する原因の大部分は面積が一番だと思うのです。
証拠にネズミがネズミ算的に増えるのに医学は関与していない。餌は与えるが後は自然放置だ。でも大きいエリアの方が爆発的に増える(だろう)、多分。
今回のコロナウイルスだってそうだ。
当然、大気が存在する以上、出来っこないが、武漢だけの空間を作れば当然武漢だけで終息する。
しかし、今の時代はメイフラワー号の時代とは異なり、自働車もあれば飛行機もある、国境という人為的な線引きと、ウイルスの生存競争はまったく無関係だ。
ウイルスだって、れっきとした生き物。広がるには広がるだけのキャパが必要。人やモノが無尽蔵に行きかう地球全体をキャパと考えた時、広がり方は絶望的なのではないかと。これがスペイン風邪やペストの時代であれば人の往来は極めて極地的ですから、今ほど広がることはなかったと思います。
また、ウイルスがイノシシ程度の大きさであれば、対馬の聖人、陶山鈍翁が用いたランチェスター戦略的手法で根絶も可能ですが、目に見えない細菌であるとやっぱり現実は相当難しいと思うのです。取り留めのない内容だがただそう思ったという話。ソファーに寝転がりながら。
もちろん、罹患された方は国籍を問わず、早く回復して欲しいと思うし、不幸にも亡くなれた方には哀悼の意を表します、ただ、広がって伝播するというのはこういうふうな形をとるのだなと妙に納得するというか。
広がりといえば人口の広がりでいつも思うのは結局面積なのではないかと。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、元をただせばすべてイギリス人だ。コロンブスがアメリカ大陸を発見して、メイフラワー号に乗船したイギリスがアメリカに渡り、今のアメリカを築いたわけであるが(後から奴隷としてアフリカ系黒人がアメリカに流入する)、当時の大英帝国の人口はわずか600万人、それが今ではイギリスが源流であるイギリス系アメリカ人(いわゆる白人)が2億人と、天文学的に増加している。調べていないため分からないが、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカのイギリス系白人の合計はアメリカを含めると3億人程度になると思われる。年月は掛かったものの、600万人が3億人、随分な数の増加である。
それでは同様に、人間じゃなく、ネズミで考えてみる。
ひとつは10m四方の檻を作り、もうひとつは1km四方の檻を作る。放すネズミの数は同じ。平等を期すため、餌は互いに同じ分量を与える。子供が増えればその増えた分に応じて餌を与える。
やったことはないので分かりませんが、恐らく、広い方が圧倒的にネズミは増えると思う。狭い檻の方はある一定の数字になると増加が収まってネズミが安定して暮らしてけるだけの匹数(それが何匹か分からないが)に収まるものだと思う。バケツに水を入れ続ければ当然水は溢れ出すが、いくらネズミ算とはいえ、バケツの水とは違い、ぎゅうぎゅう詰めになり身動きできないほどネズミは増えないのではないかと思う。ある一定の数になると、ネズミの増加は止まるんじゃないか。ちょっとニュアンスは違うが、魚を水槽で飼育した場合、大きくなり過ぎて水槽を破壊、若しくは魚が圧力に耐えきれず圧死するということはない。なぜそうなるのか、このメカニズムは分からないが必ずある一定のところで停まる。
裏を返せば広ければ広いほど人口というのは爆発的に広がるんじゃなかろうかと。
もしかすると、大英帝国や日本はどうなんだと言われるかもしれない、国土面積は1600年代も今もほぼ変わらず、なのに日本の人口は3倍、イギリスに至っては10倍近くなっているぞと。
これも実質的な国土が増えたからだろう。実質的な国土とは山林などの宅地開発と住宅の高層化。お城や旅籠、遊郭を除けば、江戸時代の住宅の殆どが平屋であった、つまり、近代化以前はイギリスも日本も人間が住むところといえばあくまでも平面的であった。それが明治になり、徐々に一般家庭でも2階建ての家が増えてくると当然実質的な面積は増える。これが戦後になると複数階のマンション、アパートが増えて更に実質的面積は増えた、これが人口増加の原因だと思うのです。もちろん、医学の飛躍的な発展により、致死率が著しく下がったというのも大きいですがね。
そうはいっても、やっぱり実質的面積を含めて、人口が増加する原因の大部分は面積が一番だと思うのです。
証拠にネズミがネズミ算的に増えるのに医学は関与していない。餌は与えるが後は自然放置だ。でも大きいエリアの方が爆発的に増える(だろう)、多分。
今回のコロナウイルスだってそうだ。
当然、大気が存在する以上、出来っこないが、武漢だけの空間を作れば当然武漢だけで終息する。
しかし、今の時代はメイフラワー号の時代とは異なり、自働車もあれば飛行機もある、国境という人為的な線引きと、ウイルスの生存競争はまったく無関係だ。
ウイルスだって、れっきとした生き物。広がるには広がるだけのキャパが必要。人やモノが無尽蔵に行きかう地球全体をキャパと考えた時、広がり方は絶望的なのではないかと。これがスペイン風邪やペストの時代であれば人の往来は極めて極地的ですから、今ほど広がることはなかったと思います。
また、ウイルスがイノシシ程度の大きさであれば、対馬の聖人、陶山鈍翁が用いたランチェスター戦略的手法で根絶も可能ですが、目に見えない細菌であるとやっぱり現実は相当難しいと思うのです。取り留めのない内容だがただそう思ったという話。ソファーに寝転がりながら。