美空ひばりさんのAIについてのエトセトラ
- 2020/01/02
- 20:14
美空ひばりさんのAIが新曲を熱唱、技術の高さに称賛の声も多いが、反面否定派も多く、賛否両論入り乱られて物議を醸している。
個人的には高く評価しており、YouTubeに上がっていた動画を見て思わず涙が溢れた。
しかし、否定派の人達を否定するつもりはさらさらない。例えば、「亡くなった人というものは心の中にいて、決してコンピューターで具現化できるよなものではない」、「死という概念そのものが変わってしまう」、「こうしてコンピューターで亡くなった人を簡単に復元できるようになると故人はいつまで経っても成仏できない」などといった意見があると思う。
あくまでも推測でしかありませんが、堀江貴文氏などはこういう否定派の人を何がしかの論理を用いて強く否定すると思う(違っていたらすいません)。
でも、いつも思うのですが、この手の話って結局結論が出ないため議論そのものが無駄だと思うのです。これが原発の問題や温暖化防止対策であれば是々非々、双方の意見に言い分があるため、丁寧に議論すべきであると思うが、心の問題って決して論破すべきものではなく、個人個人が自由に結論を出して自由に感じ入ればいいと思うのです。
「あの人を亡くしてから『全部嘘であって欲しい。まだ生きている』って思ってきた。これが、『ひばりさんの“作った声”ですよ』って言われることで離れる気がするの、文明の進み方の素晴らしさっていうことには敬意を表するし、秋元(康)さんを始め、これを作られた方のご苦労も思いも頭が下がります。でもダメですね・・・、うまく喋しゃべれない・・・、一番単純な言い方をすると『嫌だ』。やっぱり本人がここにいて本人が歌ってほしい」
美空ひばりさんの親友である女優・中村メイコさんの言葉である。
俺は確かに感動したがだからといって中村さんを否定する必要性は皆無だ。
昨日、映画館で新作の「男はつらいよ」を見てきました。本作の場合、AIとは若干ニュアンスが違い、あたかもそこに寅さんがいるような作品とはまるで違うが(基本的には過去の映像をつなぎ合わせた回顧録に一部VFXが加わる)、これだって亡くなった渥美清という人を科学の力で現代に蘇らせたということでもある。
寅さんは結局生きているのか、亡くなってしまったのか分からず仕舞いであったが(とら屋の仏壇にはおいちゃん、おばちゃんの遺影はあるが寅さんの遺影はない、また誰もそこに触れない)、現実に渥美さんは亡くなっているのであるから本人の意思を超えた復元である。これも賛否両論だろう。自分は凄くよかったと思うが、受け入れられない人もいることでしょう。そこについての議論は不毛だと思う。
だって答えが出ないから。
インターネットの時代になってからより顕著になった・・・、というよりも俺みたいな否定も肯定もしないどっちつかずの傍観派はあまり意見をすることがないからただ単に顕在化されないということなのかもしれないが、掲示板然り、SNS然り、とかく心の問題に白黒をつけたがる。
アスベストのような発がん性物質であれば科学的に論破することが巡り巡って人類の幸せにもつながると思うが、心の問題についてはせいぜい考えを言う、考えを聞くことまでだろう、相手の考えを頭ごなしに否定する必要などまったくない。最低限、「法律を犯していない」、「健康を害さない」、「公序良俗に反していない」、この三つさえ守られていれば各々が自由に考えればいいと思うのです。
趣味の一つとして相手の心の問題をなんとか論破して勝ったような気分になって悦に入りたいというのであればお好きにどうぞとしかいいようがないが、俺はそんなことに首を突っ込んでストレスを溜めたくありませんね。
個人的には高く評価しており、YouTubeに上がっていた動画を見て思わず涙が溢れた。
しかし、否定派の人達を否定するつもりはさらさらない。例えば、「亡くなった人というものは心の中にいて、決してコンピューターで具現化できるよなものではない」、「死という概念そのものが変わってしまう」、「こうしてコンピューターで亡くなった人を簡単に復元できるようになると故人はいつまで経っても成仏できない」などといった意見があると思う。
あくまでも推測でしかありませんが、堀江貴文氏などはこういう否定派の人を何がしかの論理を用いて強く否定すると思う(違っていたらすいません)。
でも、いつも思うのですが、この手の話って結局結論が出ないため議論そのものが無駄だと思うのです。これが原発の問題や温暖化防止対策であれば是々非々、双方の意見に言い分があるため、丁寧に議論すべきであると思うが、心の問題って決して論破すべきものではなく、個人個人が自由に結論を出して自由に感じ入ればいいと思うのです。
「あの人を亡くしてから『全部嘘であって欲しい。まだ生きている』って思ってきた。これが、『ひばりさんの“作った声”ですよ』って言われることで離れる気がするの、文明の進み方の素晴らしさっていうことには敬意を表するし、秋元(康)さんを始め、これを作られた方のご苦労も思いも頭が下がります。でもダメですね・・・、うまく喋しゃべれない・・・、一番単純な言い方をすると『嫌だ』。やっぱり本人がここにいて本人が歌ってほしい」
美空ひばりさんの親友である女優・中村メイコさんの言葉である。
俺は確かに感動したがだからといって中村さんを否定する必要性は皆無だ。
昨日、映画館で新作の「男はつらいよ」を見てきました。本作の場合、AIとは若干ニュアンスが違い、あたかもそこに寅さんがいるような作品とはまるで違うが(基本的には過去の映像をつなぎ合わせた回顧録に一部VFXが加わる)、これだって亡くなった渥美清という人を科学の力で現代に蘇らせたということでもある。
寅さんは結局生きているのか、亡くなってしまったのか分からず仕舞いであったが(とら屋の仏壇にはおいちゃん、おばちゃんの遺影はあるが寅さんの遺影はない、また誰もそこに触れない)、現実に渥美さんは亡くなっているのであるから本人の意思を超えた復元である。これも賛否両論だろう。自分は凄くよかったと思うが、受け入れられない人もいることでしょう。そこについての議論は不毛だと思う。
だって答えが出ないから。
インターネットの時代になってからより顕著になった・・・、というよりも俺みたいな否定も肯定もしないどっちつかずの傍観派はあまり意見をすることがないからただ単に顕在化されないということなのかもしれないが、掲示板然り、SNS然り、とかく心の問題に白黒をつけたがる。
アスベストのような発がん性物質であれば科学的に論破することが巡り巡って人類の幸せにもつながると思うが、心の問題についてはせいぜい考えを言う、考えを聞くことまでだろう、相手の考えを頭ごなしに否定する必要などまったくない。最低限、「法律を犯していない」、「健康を害さない」、「公序良俗に反していない」、この三つさえ守られていれば各々が自由に考えればいいと思うのです。
趣味の一つとして相手の心の問題をなんとか論破して勝ったような気分になって悦に入りたいというのであればお好きにどうぞとしかいいようがないが、俺はそんなことに首を突っ込んでストレスを溜めたくありませんね。