コンビニ経営はアホのすること
- 2019/03/06
- 14:29
今回の記事はもしかすると気を悪くする人もいるかもしれない。戯言と聞き流してくださると幸いです。
最近コンビニの24時間営業が本当に必要なのかと物議を醸しておりますが、俺から言わすと、365日24時間営業のコンビニを経営するのってアホな人のすることだと思うのですよ。
確かにコンビニ経営がうまくいき、多店舗展開して年収3000万円なんてオーナーさんもいることはいるでしょう。年収3000万円はまあ特殊なケースとしても、年収1000万円ぐらい稼ぐオーナーさんはそれなりにいると思う。
なのにアホかって?
はい。
コンビニ経営が上手くいくか否かって立地が全てじゃないですか。同じ売り場面積で同じ商品を扱い、同じ接客マニュアルで商品を販売する。うまくいっている店とそうでない店を比べても店舗そのものの態様に差異はない。つまり単純に立地場所の問題。もしかすると、いやいやウチは集客よりも人手不足が原因でうまくいっていないと嘆くオーナーさんもいらっしゃるかもしれませんが、それだってどこでも同じ時給で雇っているのであれば人が集まりやすい立地かどうかってことが大きい。結局、立地なのです。
この立地ビジネスというのはとにかく危うい。
人の往来なんてものは新しいバイパスが出来て交通量が著しく減った、新しい駅の改札口が出来て、こちら側から駅に向かう人が減った、屋台骨を支えていた店のすぐ目の前にある工場が移転のため人がいなくなってしまった、自分の店のすぐ手前に駐車場が広い別のコンビニが出来たなど、自分の力ではどうしようもない社会的な状況に大きく左右される。今、たまたまうまくいっている店もそんなものはたまたまであり、今後どうなるかなんて全く分からない。
これが飲食店でもいいし、歯科医院でもパン屋でもお菓子屋さんでも美容院でもなんでもいいのだが、今経営しているお店が区画整理などの理由で移転を余儀なくされ、今の場所から徒歩圏内に移転したとします。どうなるか?恐らくですが販売している商品や技術に自信があれば売り上げは殆ど変わらないと思います。ご贔屓にしている美味しいパン屋が今の場所からちょっと離れたところに移転しました、数百mから2kmであれば以前変わらず行くでしょ?
じゃあコンビニはどうか、自分の生活圏と反対方向と移転した場合、わざわざそこまで行かない。
人の往来という、自分の力ではどうにもならないそんな他力本願的なものに大金を投じることはまかりなりにも長年経営者として生きてきた俺からすると相当危ういと思うのです。
そして、これが最もアホな理由なのですが、安定した生活を保障されている脱サラをしてコンビニ経営をするというとはサラリーマン時代よりもっと裕福な生活をしたいと思うから脱サラをするわけじゃないですか。
脱サラをしてコンビニ経営をしたら年収がサラリーマン時代より500万円増えました、一見すると、確かに成功者になったように見えますが、ここでよく考えて欲しいのは裕福になりたいから脱サラをしたわけですよね、これはもしかすると価値観の問題なのかもしれませんが裕福になるということは単純な金銭の多寡だけじゃなく、伴って有意義な時間も増えなきゃ意味がないと思うのです。
貯金通帳の残高は増えました。しかし、忙しくて何も出来ません、旅行はおろか、忙しくて外食にも行けません、もちろん趣味の時間なんてありません、そればかりか子供の運動会や参観日にも行けないし、友達の結婚式にも行けません。人がいなくて自分の親の死に目にすら立ち会えませんでした。これっていくら金は貯まっても健全な生活とは言えないでしょう。
いやね、自分の代はひたすら金を貯めるためだけ、それもこれも子や孫に財産を残すため、そのため粉骨砕身すべてを犠牲にして365日24時間働き続けますというのであれば分かります、それならコンビニ経営も賛成です。
しかし、こういった人は相当稀有な存在であると思う、大抵はお金と一緒に時間も伴って得られるものと思って参入したはず。コンビニで儲けて立派な家を建てました、立派な家を建てたのは結構ですけど、その豪邸は時間がなくてひたすら寝るだけの場所であるなら別に立派な家なんか無理して必要ない。家という物は本来、寛いだり、家族や友人と満たされた時間を過ごすために家を建てると思うのですが、建てた家は寝るだけ代物、それではまったく意味がないと思うのです。寝るだけのヤサが欲しいのであれば安いアパートで十分。
百歩譲ってまだ儲かっているならともかく、毎月赤字で借金だけが増えていくというのであれば単なるマゾヒストでしかない。
脱サラをして起業すること自体は結構だと思うのだが、自分の時間を持てないのであれば脱サラなんかせずサラリーマンをしていた方が百倍マシ。ましてや立地場所選定だけが経営のノウハウのすべてであり、そのノウハウも自分の力だけではどうすることもできない不確定要素の高いものであるなら参入するのはアホでしかない。金を得ても何一つ自由な時間を得られないのであれば金なんかなんの意味をなさない。しかも、金を得られるのであるならまだしも自分の店が金を垂れ流すだけの愚物であるなら、それはもはや狂気の沙汰。
考えれば考えるほどコンビニ経営って間尺に合わないアホのすることだと思うのです。親しい人の冠婚葬祭すべてブッチするほどコンビニ経営が死ぬほど好きで堪らず、コンビニ経営こそが生きがいだというのであれば好きにすればいいと思うし、止めはしないが金銭以外に何も得ること出来ず、しかも忙しくて病院にも行けないような生活ってまともな人のすることじゃないでしょう。こういう人は満足に健康診断も出来ないでしょうから気付いた時には癌が進行しててステージ4の末期なんてこともあるんじゃないの?
コンビニ経営に同じ金投資するならにファッションヘルス許可店を購入る方がよっぽど健康的だわ。未成年使わない限り捕まらんし。
最近コンビニの24時間営業が本当に必要なのかと物議を醸しておりますが、俺から言わすと、365日24時間営業のコンビニを経営するのってアホな人のすることだと思うのですよ。
確かにコンビニ経営がうまくいき、多店舗展開して年収3000万円なんてオーナーさんもいることはいるでしょう。年収3000万円はまあ特殊なケースとしても、年収1000万円ぐらい稼ぐオーナーさんはそれなりにいると思う。
なのにアホかって?
はい。
コンビニ経営が上手くいくか否かって立地が全てじゃないですか。同じ売り場面積で同じ商品を扱い、同じ接客マニュアルで商品を販売する。うまくいっている店とそうでない店を比べても店舗そのものの態様に差異はない。つまり単純に立地場所の問題。もしかすると、いやいやウチは集客よりも人手不足が原因でうまくいっていないと嘆くオーナーさんもいらっしゃるかもしれませんが、それだってどこでも同じ時給で雇っているのであれば人が集まりやすい立地かどうかってことが大きい。結局、立地なのです。
この立地ビジネスというのはとにかく危うい。
人の往来なんてものは新しいバイパスが出来て交通量が著しく減った、新しい駅の改札口が出来て、こちら側から駅に向かう人が減った、屋台骨を支えていた店のすぐ目の前にある工場が移転のため人がいなくなってしまった、自分の店のすぐ手前に駐車場が広い別のコンビニが出来たなど、自分の力ではどうしようもない社会的な状況に大きく左右される。今、たまたまうまくいっている店もそんなものはたまたまであり、今後どうなるかなんて全く分からない。
これが飲食店でもいいし、歯科医院でもパン屋でもお菓子屋さんでも美容院でもなんでもいいのだが、今経営しているお店が区画整理などの理由で移転を余儀なくされ、今の場所から徒歩圏内に移転したとします。どうなるか?恐らくですが販売している商品や技術に自信があれば売り上げは殆ど変わらないと思います。ご贔屓にしている美味しいパン屋が今の場所からちょっと離れたところに移転しました、数百mから2kmであれば以前変わらず行くでしょ?
じゃあコンビニはどうか、自分の生活圏と反対方向と移転した場合、わざわざそこまで行かない。
人の往来という、自分の力ではどうにもならないそんな他力本願的なものに大金を投じることはまかりなりにも長年経営者として生きてきた俺からすると相当危ういと思うのです。
そして、これが最もアホな理由なのですが、安定した生活を保障されている脱サラをしてコンビニ経営をするというとはサラリーマン時代よりもっと裕福な生活をしたいと思うから脱サラをするわけじゃないですか。
脱サラをしてコンビニ経営をしたら年収がサラリーマン時代より500万円増えました、一見すると、確かに成功者になったように見えますが、ここでよく考えて欲しいのは裕福になりたいから脱サラをしたわけですよね、これはもしかすると価値観の問題なのかもしれませんが裕福になるということは単純な金銭の多寡だけじゃなく、伴って有意義な時間も増えなきゃ意味がないと思うのです。
貯金通帳の残高は増えました。しかし、忙しくて何も出来ません、旅行はおろか、忙しくて外食にも行けません、もちろん趣味の時間なんてありません、そればかりか子供の運動会や参観日にも行けないし、友達の結婚式にも行けません。人がいなくて自分の親の死に目にすら立ち会えませんでした。これっていくら金は貯まっても健全な生活とは言えないでしょう。
いやね、自分の代はひたすら金を貯めるためだけ、それもこれも子や孫に財産を残すため、そのため粉骨砕身すべてを犠牲にして365日24時間働き続けますというのであれば分かります、それならコンビニ経営も賛成です。
しかし、こういった人は相当稀有な存在であると思う、大抵はお金と一緒に時間も伴って得られるものと思って参入したはず。コンビニで儲けて立派な家を建てました、立派な家を建てたのは結構ですけど、その豪邸は時間がなくてひたすら寝るだけの場所であるなら別に立派な家なんか無理して必要ない。家という物は本来、寛いだり、家族や友人と満たされた時間を過ごすために家を建てると思うのですが、建てた家は寝るだけ代物、それではまったく意味がないと思うのです。寝るだけのヤサが欲しいのであれば安いアパートで十分。
百歩譲ってまだ儲かっているならともかく、毎月赤字で借金だけが増えていくというのであれば単なるマゾヒストでしかない。
脱サラをして起業すること自体は結構だと思うのだが、自分の時間を持てないのであれば脱サラなんかせずサラリーマンをしていた方が百倍マシ。ましてや立地場所選定だけが経営のノウハウのすべてであり、そのノウハウも自分の力だけではどうすることもできない不確定要素の高いものであるなら参入するのはアホでしかない。金を得ても何一つ自由な時間を得られないのであれば金なんかなんの意味をなさない。しかも、金を得られるのであるならまだしも自分の店が金を垂れ流すだけの愚物であるなら、それはもはや狂気の沙汰。
考えれば考えるほどコンビニ経営って間尺に合わないアホのすることだと思うのです。親しい人の冠婚葬祭すべてブッチするほどコンビニ経営が死ぬほど好きで堪らず、コンビニ経営こそが生きがいだというのであれば好きにすればいいと思うし、止めはしないが金銭以外に何も得ること出来ず、しかも忙しくて病院にも行けないような生活ってまともな人のすることじゃないでしょう。こういう人は満足に健康診断も出来ないでしょうから気付いた時には癌が進行しててステージ4の末期なんてこともあるんじゃないの?
コンビニ経営に同じ金投資するならにファッションヘルス許可店を購入る方がよっぽど健康的だわ。未成年使わない限り捕まらんし。