断固反対
- 2019/01/21
- 11:38
北方領土の奪還は日本人の悲願であり、本来、ポツダム宣言受託後の不当な領土占拠については激しく抗議すべきであるが、ここに来て安倍政権は2島決着案を最終的な着地点にしているという。
現実的な路線から解決の道筋を見い出すという事は決して悪いことではないと思うのだが、問題はその対象が色丹島、歯舞群島だということである。仮に、色丹島、歯舞群島の返還が合意されたとしても、その面積はわずか7%、これでは国民の大半が納得しないだろう。
この2島返還が北方領土問題解決の取っ掛かりであるなら全然アリだと思うが、ここで領土問題に決着をつけるというのであれば2島返還は断固反対。韓国との齟齬の違いから徴用工問題、慰安婦問題は国際問題に発展しようとしている(すでに発展しているか)。それもこれも互いに都合のいいように解釈できる玉虫色の決着をしてきたからだ。今更かもしれないがしっかりと問題を解決しなかった日本政府にも責任がある。
今回、もし2島返還で最終的な決着をつけるのであれば今後、領土面積93%を占める国尻、択捉は未来永劫ロシアの領土だ。
島を追い出され、シベリアで失意のうちに亡くなった多くの日本人に申し訳が立たないではないか。
だいたい、旧ソ連とは交戦していないのである。よって捕虜として多くの日本兵を抑留させ、それだけに飽き足らず彼らに過酷な重労働を課した、これは国際法違反の立派な戦争犯罪だ。だが、日本政府は敗戦国としての負い目があるからどうしても強く出れなかったのである。
だが、たとえ敗戦国であろうとも主張すべきところは主張すべきだろう。
どうしても政治家や官僚は問題を棚上げしたがる。
棚上げした結果、負の財産として残ったのは、尖閣、竹島問題、徴用工問題、慰安婦問題。結局日本は中国、ロシアの核の脅威に脅え過ぎなのだ。こちらの主張に正当性があれば核ミサイルを日本列島に向けて発射したりはしないだろう。尖閣、竹島、北方領土、すべて軍事衝突が怖いから及び腰なのだ。でも冷静に考えてみて欲しい、領土問題のつばぜり合いが戦後70年も続いているのに一度として武力衝突がないのは中国にしろ、韓国にしろ、ロシアにしろ、多少なりとも自分たちに非があると認めているからだろう。自分たちに非がなければもっと強硬的な態度に出るはず。百ゼロではないまでもさすがに幾分かは自分たちも悪いと思っている。
その証拠にどの国も国際司法裁判所での係争は悉く避けている。
理由は簡単、争ったら負ける可能性が高いから。
であれば、尚のこと、強く出て、問題が解決されるまでは国交を断絶するぐらいの気概を見せるべきだ。それが出来ないから舐められている。
現実的な路線から解決の道筋を見い出すという事は決して悪いことではないと思うのだが、問題はその対象が色丹島、歯舞群島だということである。仮に、色丹島、歯舞群島の返還が合意されたとしても、その面積はわずか7%、これでは国民の大半が納得しないだろう。
この2島返還が北方領土問題解決の取っ掛かりであるなら全然アリだと思うが、ここで領土問題に決着をつけるというのであれば2島返還は断固反対。韓国との齟齬の違いから徴用工問題、慰安婦問題は国際問題に発展しようとしている(すでに発展しているか)。それもこれも互いに都合のいいように解釈できる玉虫色の決着をしてきたからだ。今更かもしれないがしっかりと問題を解決しなかった日本政府にも責任がある。
今回、もし2島返還で最終的な決着をつけるのであれば今後、領土面積93%を占める国尻、択捉は未来永劫ロシアの領土だ。
島を追い出され、シベリアで失意のうちに亡くなった多くの日本人に申し訳が立たないではないか。
だいたい、旧ソ連とは交戦していないのである。よって捕虜として多くの日本兵を抑留させ、それだけに飽き足らず彼らに過酷な重労働を課した、これは国際法違反の立派な戦争犯罪だ。だが、日本政府は敗戦国としての負い目があるからどうしても強く出れなかったのである。
だが、たとえ敗戦国であろうとも主張すべきところは主張すべきだろう。
どうしても政治家や官僚は問題を棚上げしたがる。
棚上げした結果、負の財産として残ったのは、尖閣、竹島問題、徴用工問題、慰安婦問題。結局日本は中国、ロシアの核の脅威に脅え過ぎなのだ。こちらの主張に正当性があれば核ミサイルを日本列島に向けて発射したりはしないだろう。尖閣、竹島、北方領土、すべて軍事衝突が怖いから及び腰なのだ。でも冷静に考えてみて欲しい、領土問題のつばぜり合いが戦後70年も続いているのに一度として武力衝突がないのは中国にしろ、韓国にしろ、ロシアにしろ、多少なりとも自分たちに非があると認めているからだろう。自分たちに非がなければもっと強硬的な態度に出るはず。百ゼロではないまでもさすがに幾分かは自分たちも悪いと思っている。
その証拠にどの国も国際司法裁判所での係争は悉く避けている。
理由は簡単、争ったら負ける可能性が高いから。
であれば、尚のこと、強く出て、問題が解決されるまでは国交を断絶するぐらいの気概を見せるべきだ。それが出来ないから舐められている。