本能の一部
- 2019/01/05
- 15:38
今年は茨城国体の年でもある。東京オリンピック出場選手の参加も見込まれ、大変な盛り上がりを見せるだろう。また、今大会より初めて導入されるeスポーツも見どころの一つである。
俺が常々思っていることがある。
仕事や学業、スポーツ大会や芸術の発表会、観光、冠婚葬祭など、理由はなんでもいいのだが、茨城に来た人に茨城を好きになってもらいたいと思っている。
もちろん、一番大切なのは故郷や今住んでいる場所であり、魅力のある都道府県で言えば東京や北海道、沖縄、京都には敵わないし、もっと局地的なことを言えば横浜や神戸がオシャレで一番好きという人もいれば渋谷や新宿の都会的な雰囲気が大好きという人もおり、反対に都会の喧騒とは無縁である富良野の雄大な自然が好きという人もいるでしょう。
俺が言いたいのは具体的に何番目に好きかということではなく、漠然とでいいから、ああ茨城って意外に好いところだな~と思ってもらいたいのです。
それは別に観光地だけじゃなく、都心まで1時間ちょいなのに家賃が安いとか、その辺の定食屋さんでもまあまあ美味しい魚料理が安く食べられるとか、太平洋に面しているため冬でも割りと暖かく、それでいて夏は海のお陰でハチャメチャには暑くならないとか、なんでもいいのです。極端な話、鈴木奈々やほしのあきが茨城に住んでいるとか(だからって直接家を訪ねていくとかはやめろよな、ひたち野うしく駅そばのスーパーでよくほしのあきを見かけるそうだが・・・)、ガルパンの聖地とか、アントラーズにごひいきの選手がいるとか、とにかく理由はなんでもいい。
大洗の海岸に止まっている車の多くが都内ナンバーだったりする。サーフィンに来ている人たちだ。彼らが大洗に来る理由の多くは、東京から車で1時間半、江ノ島より確かに距離は遠いが、混雑しない分茨城の方が早く着く、だから茨城の海に来る。理由はただそれだけ、あまり深く考えず、第三京浜とかやたら渋滞するし、だったらなにもないど田舎だけど茨城でよくね的な消極的な理由でも全然いいのだ。
消極的な理由でも茨城と関わり、少しでも気になってくれればこんなに嬉しいことはない。
毎年、ロックインジャパンを鑑賞(観戦?)するために多くの若者が茨城に訪れる。先日、紅白のトリを飾ったサザンとスペシャルゲストのユーミンも昨年ロックインに来て大きな盛り上がりを見せた。ロックインジャパンに来た若者の大半が日帰りか、若しくは会場周辺の宿に泊まるか、テント村でキャンプをするかの短い時間での滞在であり、茨城というよりも単に好きなアーティストに触れるためだけに来県していると思うのだが、それもアリだ。いつか、今の嫁さんがまだ友達だった学生のころ、そういやロックインジャパンを見にサークルの仲間と茨城まで行ったっけな~と思い出し、家族と一緒にまた来県してくれれば尚可である。
では、では、何故少しでも茨城を好きになってくれたら嬉しいか、これは大きく分けると二つの理由がある。
一つはまあ打算的な話であるが、来県者が多ければ多いほど単純に経済が潤うという金目当て。俺も飲食店や観光業の方が潤えばホームページ制作やポスターのデザインなどで仕事を貰えるというメリットもある。また、直接観光業から依頼がなくとも、儲かった観光業者が店舗や自宅の増改築するとなれば当然地元の建設業者を頼む、波及して工務店や土建業が潤えば、やはり工務店や土建業、リフォーム工事会社などがホームページ制作を依頼するということもある。ひいては俺が嬉しいということにもつながる。
二つ目は、というよりも実はこの二つ目の理由が最もたる理由なのだが、本県全体に行き渡る経済効果(マクロ的視野)とか、俺が儲かる(ミクロ的視野)とかそんなことはどうでもよく、純粋に茨城を好きになってくれたという嬉しさ、これが大きい。これって人間の本能に直結する自己承認欲求の一つではないかと思う。例えば、自分の兄弟でもいいし、親でも奥さん(旦那さん)でもいい、友達でも親戚でもいいし、或いは働いている会社や母校でもいいのだが、自分と関係する人間や団体が褒められれば嬉しいし、悪く言われれば直接自分のことじゃなくても頭に来るだろう。これと同じようなことが頭の中で起きていると思うのである。
嬉しいから何なのだと言われたら返す言葉なくなってしまう。明確な理由などなくてもいい、あまり難しく考える必要もなく好きになってくれたら嬉しいというのは本能の一部であると思う。冒頭にも書いた通り、今年は国体が開催され多くの方が来県される。来年は東京オリンピック、茨城の鹿島スタジアムでも開催が決定し、多くのサポーターが来県する。キャンプ地としても多くの自治体が立候補しており、現在決まっているだけでもつくば市のスイス、常陸大宮市のパラオ、桜川市のモンゴル、龍ケ崎市のキューバ、オセアニア地域、タイと、東京に近いことからこれからも増える見込みだ。海外の人にも好きになってもらいたい。
一人でも多くの人に茨城を好きになってもらったら本当に嬉しいのです、魅力度は万年最下位ですけど(笑)。
俺が常々思っていることがある。
仕事や学業、スポーツ大会や芸術の発表会、観光、冠婚葬祭など、理由はなんでもいいのだが、茨城に来た人に茨城を好きになってもらいたいと思っている。
もちろん、一番大切なのは故郷や今住んでいる場所であり、魅力のある都道府県で言えば東京や北海道、沖縄、京都には敵わないし、もっと局地的なことを言えば横浜や神戸がオシャレで一番好きという人もいれば渋谷や新宿の都会的な雰囲気が大好きという人もおり、反対に都会の喧騒とは無縁である富良野の雄大な自然が好きという人もいるでしょう。
俺が言いたいのは具体的に何番目に好きかということではなく、漠然とでいいから、ああ茨城って意外に好いところだな~と思ってもらいたいのです。
それは別に観光地だけじゃなく、都心まで1時間ちょいなのに家賃が安いとか、その辺の定食屋さんでもまあまあ美味しい魚料理が安く食べられるとか、太平洋に面しているため冬でも割りと暖かく、それでいて夏は海のお陰でハチャメチャには暑くならないとか、なんでもいいのです。極端な話、鈴木奈々やほしのあきが茨城に住んでいるとか(だからって直接家を訪ねていくとかはやめろよな、ひたち野うしく駅そばのスーパーでよくほしのあきを見かけるそうだが・・・)、ガルパンの聖地とか、アントラーズにごひいきの選手がいるとか、とにかく理由はなんでもいい。
大洗の海岸に止まっている車の多くが都内ナンバーだったりする。サーフィンに来ている人たちだ。彼らが大洗に来る理由の多くは、東京から車で1時間半、江ノ島より確かに距離は遠いが、混雑しない分茨城の方が早く着く、だから茨城の海に来る。理由はただそれだけ、あまり深く考えず、第三京浜とかやたら渋滞するし、だったらなにもないど田舎だけど茨城でよくね的な消極的な理由でも全然いいのだ。
消極的な理由でも茨城と関わり、少しでも気になってくれればこんなに嬉しいことはない。
毎年、ロックインジャパンを鑑賞(観戦?)するために多くの若者が茨城に訪れる。先日、紅白のトリを飾ったサザンとスペシャルゲストのユーミンも昨年ロックインに来て大きな盛り上がりを見せた。ロックインジャパンに来た若者の大半が日帰りか、若しくは会場周辺の宿に泊まるか、テント村でキャンプをするかの短い時間での滞在であり、茨城というよりも単に好きなアーティストに触れるためだけに来県していると思うのだが、それもアリだ。いつか、今の嫁さんがまだ友達だった学生のころ、そういやロックインジャパンを見にサークルの仲間と茨城まで行ったっけな~と思い出し、家族と一緒にまた来県してくれれば尚可である。
では、では、何故少しでも茨城を好きになってくれたら嬉しいか、これは大きく分けると二つの理由がある。
一つはまあ打算的な話であるが、来県者が多ければ多いほど単純に経済が潤うという金目当て。俺も飲食店や観光業の方が潤えばホームページ制作やポスターのデザインなどで仕事を貰えるというメリットもある。また、直接観光業から依頼がなくとも、儲かった観光業者が店舗や自宅の増改築するとなれば当然地元の建設業者を頼む、波及して工務店や土建業が潤えば、やはり工務店や土建業、リフォーム工事会社などがホームページ制作を依頼するということもある。ひいては俺が嬉しいということにもつながる。
二つ目は、というよりも実はこの二つ目の理由が最もたる理由なのだが、本県全体に行き渡る経済効果(マクロ的視野)とか、俺が儲かる(ミクロ的視野)とかそんなことはどうでもよく、純粋に茨城を好きになってくれたという嬉しさ、これが大きい。これって人間の本能に直結する自己承認欲求の一つではないかと思う。例えば、自分の兄弟でもいいし、親でも奥さん(旦那さん)でもいい、友達でも親戚でもいいし、或いは働いている会社や母校でもいいのだが、自分と関係する人間や団体が褒められれば嬉しいし、悪く言われれば直接自分のことじゃなくても頭に来るだろう。これと同じようなことが頭の中で起きていると思うのである。
嬉しいから何なのだと言われたら返す言葉なくなってしまう。明確な理由などなくてもいい、あまり難しく考える必要もなく好きになってくれたら嬉しいというのは本能の一部であると思う。冒頭にも書いた通り、今年は国体が開催され多くの方が来県される。来年は東京オリンピック、茨城の鹿島スタジアムでも開催が決定し、多くのサポーターが来県する。キャンプ地としても多くの自治体が立候補しており、現在決まっているだけでもつくば市のスイス、常陸大宮市のパラオ、桜川市のモンゴル、龍ケ崎市のキューバ、オセアニア地域、タイと、東京に近いことからこれからも増える見込みだ。海外の人にも好きになってもらいたい。
一人でも多くの人に茨城を好きになってもらったら本当に嬉しいのです、魅力度は万年最下位ですけど(笑)。