覆面の北枕

吉澤ひとみの飲酒ひき逃げ事件が波紋を広げているが、交通事故はともかく飲酒ひき逃げはないわ。

ハンドルを握る以上、事故を絶対に起こさないということは「絶対」にない。いくら法定速度を守り慎重に運転をしていても相手から当てられるということは避けようがないため、事故それ自体はお互い様的な側面があるのは免許証所持者なら頷いてくれると思う。

しかし、飲酒運転は簡単な話、酒が効いている間運転しなければ100％防げる。

確か、以前も書いたが、俺も二十年前は飲酒運転をしておりました。当時は仮に捕まっても免停30日(講習受けて実質1日)、罰金5万円のまあ「微罪」であった。その微罪ですら幸か不幸か検挙されたことはない(さすがにべろんべろんに酔った時は代行を頼んだが)。

飲酒運転の厳罰化の契機は福岡での飲酒運転死亡事故だったと思う。司法の甘すぎる裁定を見直し、飲酒運転は世論の後押しもあり、厳罰化への道を突き進み今日に至る。

俺は飲酒運転の厳罰化に伴い飲酒運転はやめた。

飲んだら代行かタクシーを必ず頼む(近所の居酒屋はむろん徒歩)。だから万が一事故を起こしても飲酒運転では捕まらない。もっとももう10年以上自分に非がある事故自体起こしてない、来年の免許更新まで無事故無違反ならゴールド免許だ。

以前も書いたが俺が飲酒運転をしない理由は凄惨な事故を起こし、誰かが犠牲にならぬためというより、単純に飲酒運転の事故を起こし、逮捕されたり、免許がなくなるのが嫌だから飲酒運転をしない、それが理由。かなり逆説的な話であり、良識のある方からすると本末転倒だとお叱りを受けるかもしれないが、結果として飲酒運転をしていないのは事実なので相当とんちんかんな話ではあるが、とりあえずまあ結果オーライではないかと自己肯定をしている。

俺みたいな最底辺のボンクラですらそう思い飲酒運転をしないのに、名のある芸能人が飲酒運転、しかもひき逃げだ。アホすぎて言葉がでない。おまけに吉澤は昨年最愛の弟を交通事故で亡くしているというではないか、また過去には一日警察署長を勤めたことがあるという。はっきりいって脳ミソが膿んでいるのであろう。

厚顔無恥な俺ですら思わずたじろぐ、飲酒運転ひき逃げ、真っ当に生きている人からすればなにをかいわんやであろう。

幸いなことにぶつかった人は命に別状がなかったみたいだが救われるのはひたすらそこだけ。恐らく、刑事では執行猶予の判決になろうが、行政は免停取り消し5年間の欠落期間、こんなバカはそもそも運転に向いていないため欠落期間が済んでも免許を取らない方が社会のためである。バカに引き殺されたら死んでも死にきれん。