理想論を言っても仕方がないので
- 2018/06/10
- 13:00
昨夜の新幹線内での凶行、絶対に許されない事件であり、犠牲になった方の無念さを慮ると、なんとも言えない暗澹たる気持ちになるが、あれも考えようによってはアメリカで頻発する銃乱射事件と手段が刃物と銃ということ以外にさしたる違いはないといえる。
しかし、不謹慎を承知で分析すると、やはり刃物と銃とではまったく犠牲者の数が違う。こんなことを言ったら顰蹙を買うのだろうが、ピストルじゃなく、刃物でよかったというのが本音。
誤解されると困るが、やっちゃいけない事件なのは当たり前。刃物がよくて銃が悪いという話ではない。言うまでもなくどちらもダメだ。そういうことを言っているのではない。
今回、犯人がナイフを使ったのは単純にピストルが手に入らなかったからだろう。アメリカ同様、日本でも簡単に銃が手に入る環境であれば奴は間違いなく銃を使用したはずである。
一昨日、秋葉原連続殺傷事件から10年を迎えた。あの時も、刃物であったがために犠牲者の数が最低限度に抑えられたというのが正鵠を得た判断だろう。仮に車で歩行者天国突撃後に銃を乱射していたら犠牲者の数はオウム事件を越えた可能性すらある。
異常者の数は単純に人口に比例すると思う。もしかすると、人種や国籍、宗教宗派によって多少の差異はあるかもしれないが、ほぼ人口に比例するはずだ。これは抗うことの出来ない厳然たる現実でしょう。
なので、悔しいが、何年かに一度、この手の事件は必ず起きると思っていた方がよい。
ただ、せめても救いは日本の場合、易々とピストルが手に入らないということである。
新幹線やホコ天のど真ん中で銃を乱射されたらどうなる?被害者の数は個人が起こした事件としては明治以降最悪の無差別殺人事件となった津山事件の数を簡単に凌駕する。実際、昨年起きたアメリカのラスベガス・ストリップ銃乱射事件では犠牲者の数は58人、重軽傷者は546人である。
トランプ大統領をはじめ、アメリカの歴代大統領は銃規制に及び腰だ。理由は言わずもがな、全米ライフル協会から多額の献金を受けているからだ。
残虐な無差別殺傷事件は人口に比例してどこに国でも起こりうる。アメリカだけが例外ではなく、日本も然り。だが、銃がそこにあると無しとでは結果に大きな違いが生じる。
くどいが、刃傷沙汰であれば許されるという話ではない。刀だろうが、ライフルだろうがダメなものはダメ。でも、どうしても避けられないのであれば犠牲者は少なければ少ない方がいい。理想論を語っても仕方ない。
こういう本質に目を背け、偽善的なことを言ってもあまり意味がないと思うのです。轗軻孤独(かんかこどく)な環境が秋葉原連続殺傷事件主犯の加藤智大を作りだしたことは否定できないが、だからと言っていって、事件を起こすまでは、キレやすいなどのきらいはあったにせよ、特に犯罪めいたことをしでかしたわけでもなく、単なる変わり者の域は出なかったはずだ。もしかすると、近しい関係者の中にはいつか加藤が犯罪を犯すと思っていた人もいるかもしれないが、個人の主観だけで刑事罰を加えるのは現実問題不可能だ。故に、厳しい言い方だがいつか必ず似たような事件はまたどこかで起きる。
その時に願うのは銃火器が使用されないことである。
しかし、不謹慎を承知で分析すると、やはり刃物と銃とではまったく犠牲者の数が違う。こんなことを言ったら顰蹙を買うのだろうが、ピストルじゃなく、刃物でよかったというのが本音。
誤解されると困るが、やっちゃいけない事件なのは当たり前。刃物がよくて銃が悪いという話ではない。言うまでもなくどちらもダメだ。そういうことを言っているのではない。
今回、犯人がナイフを使ったのは単純にピストルが手に入らなかったからだろう。アメリカ同様、日本でも簡単に銃が手に入る環境であれば奴は間違いなく銃を使用したはずである。
一昨日、秋葉原連続殺傷事件から10年を迎えた。あの時も、刃物であったがために犠牲者の数が最低限度に抑えられたというのが正鵠を得た判断だろう。仮に車で歩行者天国突撃後に銃を乱射していたら犠牲者の数はオウム事件を越えた可能性すらある。
異常者の数は単純に人口に比例すると思う。もしかすると、人種や国籍、宗教宗派によって多少の差異はあるかもしれないが、ほぼ人口に比例するはずだ。これは抗うことの出来ない厳然たる現実でしょう。
なので、悔しいが、何年かに一度、この手の事件は必ず起きると思っていた方がよい。
ただ、せめても救いは日本の場合、易々とピストルが手に入らないということである。
新幹線やホコ天のど真ん中で銃を乱射されたらどうなる?被害者の数は個人が起こした事件としては明治以降最悪の無差別殺人事件となった津山事件の数を簡単に凌駕する。実際、昨年起きたアメリカのラスベガス・ストリップ銃乱射事件では犠牲者の数は58人、重軽傷者は546人である。
トランプ大統領をはじめ、アメリカの歴代大統領は銃規制に及び腰だ。理由は言わずもがな、全米ライフル協会から多額の献金を受けているからだ。
残虐な無差別殺傷事件は人口に比例してどこに国でも起こりうる。アメリカだけが例外ではなく、日本も然り。だが、銃がそこにあると無しとでは結果に大きな違いが生じる。
くどいが、刃傷沙汰であれば許されるという話ではない。刀だろうが、ライフルだろうがダメなものはダメ。でも、どうしても避けられないのであれば犠牲者は少なければ少ない方がいい。理想論を語っても仕方ない。
こういう本質に目を背け、偽善的なことを言ってもあまり意味がないと思うのです。轗軻孤独(かんかこどく)な環境が秋葉原連続殺傷事件主犯の加藤智大を作りだしたことは否定できないが、だからと言っていって、事件を起こすまでは、キレやすいなどのきらいはあったにせよ、特に犯罪めいたことをしでかしたわけでもなく、単なる変わり者の域は出なかったはずだ。もしかすると、近しい関係者の中にはいつか加藤が犯罪を犯すと思っていた人もいるかもしれないが、個人の主観だけで刑事罰を加えるのは現実問題不可能だ。故に、厳しい言い方だがいつか必ず似たような事件はまたどこかで起きる。
その時に願うのは銃火器が使用されないことである。