体のいい口実
- 2018/01/20
- 20:40
勝手な憶測で記事を書きます。
小室さんの引退劇、あれって不倫の是々非々ではなく、文春の記事は単なる切っ掛けだと思うのです。
いくらCDが売れない時代とは言え、ここ数年の小室さんの凋落ぶりはひどかった。
自分自身、元々、小室哲哉の大ファンであり、高2の時、お年玉で初めて買ったCDが「Digitalian is eating breakfast」。YMO、その他のテクノ系サウドとは一線を画す、デジタルサウンドの虜になった。そして時は流れて2011年、前作から22年ぶりに「Digitalian is eating breakfast 2」が発売されたのだが、これは正直聴くに堪えない代物、買ったはいいが繰り返し聴くということはなく箪笥の肥やしになった。事実、震災後ということもあったが殆ど話題にもならなかった。知っている人も少ないと思う。
俺が小室さんの限界を痛切に感じのは昨年発売された「GET WILD SONG MAFIA」、「Get Wild」の発売30周年を記念した企画コンピレーション・アルバムである。全47曲すべてGET WILDで構成されているのだが、正直いつまでGET WILDに拘ってんだよと思ったのは事実だ。GET WILDが名曲なのはわかります、俺も好きだ。しかし、GET WILDの初回販売から一体何回焼き直してんだよと辟易してしまった。
TMファンにしろ、小室哲哉ファンにしろ、欲しているのは過去の焼き直しなんかじゃなく、新時代の到来を予感させる天才小室哲哉にしか奏でられない斬新な音楽じゃなかったのか。
TRFの出現は衝撃だった、ユーロビート系のダンスミュージックに日本人向けのポップスを見事融合させ、全く新しいジャンルの音楽の世界を切り開いた。
安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」や華原朋美の「I'm proud」で涙腺を崩壊させた人も多いはず。
だがそれもうたかたの夢、今の小室さんにその過去の栄光を追い求める方が酷だと思う。才能の枯渇なのか、老いなのは分からない。ヒットメーカーがヒットを飛ばせないのだから所詮過去の人でしかないのだ。この忸怩たる思いはファンよりも本人が一番自覚していると思う。
もちろん、小室ファミリーに囲まれて、東京ドームで大団円的に引退できればそれが一番だが、昨日のどこか吹っ切れた感のある引退会見を見る限り、むしろなかなか決断のできなかった自分に引導を渡してくれて、文春さんありがとうと思っているように見受けられた。
妻の介護という厳しい局面があるにせよ、民間人の不倫なんてもんは外野がどうこういう問題じゃない。幻滅して小室さんのことを嫌いになる人がいるも一つの真理だと思うが、まあほどほどにと、大多数の人は特になんとも思ってないだろう。いつも言うように不倫に関して言えば謝ってもらう言われも筋合いもない。また、我々も彼を糾弾する必要もない。島田紳助の引退とは次元の違う話だ。
結局、不倫そのものは体のいい口実で、本人もちょうどいい潮時だと思ったんじゃないですかねぇと。
まったく見当外れだったら面目ねぇ。てやんでい。
小室さんの引退劇、あれって不倫の是々非々ではなく、文春の記事は単なる切っ掛けだと思うのです。
いくらCDが売れない時代とは言え、ここ数年の小室さんの凋落ぶりはひどかった。
自分自身、元々、小室哲哉の大ファンであり、高2の時、お年玉で初めて買ったCDが「Digitalian is eating breakfast」。YMO、その他のテクノ系サウドとは一線を画す、デジタルサウンドの虜になった。そして時は流れて2011年、前作から22年ぶりに「Digitalian is eating breakfast 2」が発売されたのだが、これは正直聴くに堪えない代物、買ったはいいが繰り返し聴くということはなく箪笥の肥やしになった。事実、震災後ということもあったが殆ど話題にもならなかった。知っている人も少ないと思う。
俺が小室さんの限界を痛切に感じのは昨年発売された「GET WILD SONG MAFIA」、「Get Wild」の発売30周年を記念した企画コンピレーション・アルバムである。全47曲すべてGET WILDで構成されているのだが、正直いつまでGET WILDに拘ってんだよと思ったのは事実だ。GET WILDが名曲なのはわかります、俺も好きだ。しかし、GET WILDの初回販売から一体何回焼き直してんだよと辟易してしまった。
TMファンにしろ、小室哲哉ファンにしろ、欲しているのは過去の焼き直しなんかじゃなく、新時代の到来を予感させる天才小室哲哉にしか奏でられない斬新な音楽じゃなかったのか。
TRFの出現は衝撃だった、ユーロビート系のダンスミュージックに日本人向けのポップスを見事融合させ、全く新しいジャンルの音楽の世界を切り開いた。
安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」や華原朋美の「I'm proud」で涙腺を崩壊させた人も多いはず。
だがそれもうたかたの夢、今の小室さんにその過去の栄光を追い求める方が酷だと思う。才能の枯渇なのか、老いなのは分からない。ヒットメーカーがヒットを飛ばせないのだから所詮過去の人でしかないのだ。この忸怩たる思いはファンよりも本人が一番自覚していると思う。
もちろん、小室ファミリーに囲まれて、東京ドームで大団円的に引退できればそれが一番だが、昨日のどこか吹っ切れた感のある引退会見を見る限り、むしろなかなか決断のできなかった自分に引導を渡してくれて、文春さんありがとうと思っているように見受けられた。
妻の介護という厳しい局面があるにせよ、民間人の不倫なんてもんは外野がどうこういう問題じゃない。幻滅して小室さんのことを嫌いになる人がいるも一つの真理だと思うが、まあほどほどにと、大多数の人は特になんとも思ってないだろう。いつも言うように不倫に関して言えば謝ってもらう言われも筋合いもない。また、我々も彼を糾弾する必要もない。島田紳助の引退とは次元の違う話だ。
結局、不倫そのものは体のいい口実で、本人もちょうどいい潮時だと思ったんじゃないですかねぇと。
まったく見当外れだったら面目ねぇ。てやんでい。