覆面の北枕

『神戸市内の製菓会社（ゴンチャロフ製菓）に勤務し、昨年６月に自殺した男性＝当時（２０）＝の母親が今年９月、「長時間労働に加え、パワーハラスメントで鬱（うつ）を発症していた」として、兵庫県西宮市の西宮労働基準監督署に労災補償を申請していたことが５日、分かった。母親は「親として企業の責任を問いたい。若い社員が使い捨てにされるような社会であってはならない」と訴える。

母親は、芦屋市の前田和美さん（４３）。長男の颯人（はやと）さんが昨年６月、神戸市東灘区のＪＲ摂津本山駅で、通過しようとした快速電車に飛び込み亡くなった。

製菓会社の関係者によると、この工場では始業時刻の１時間～１時間半くらい前の出社が慣例になっているといい、颯人さんが定刻の３０分前に出勤しても上司から「社長出勤やなあ」と叱られていたという。

規格外のチョコレートは牧場に提供するため、上司から「また牛のえさをつくってるんか」などと大声で怒鳴られた。叱責（しっせき）は毎日のように続き、会社を辞めたいと伝えると「辞めたらもうおまえの学校（卒業校）から採用しない」などと言われ、工場内で泣いていたこともあったという。（後略）』
（ヤフーニュース）

申し訳ないけど、ズッコケました。

『会社を辞めたいと伝えると「辞めたらもうおまえの学校（卒業校）から採用しない」などと言われ、工場内で泣いていたこともあったという。』

颯人さんが母校に恨みを抱いており、常々母校の後輩も地獄に引きずり込んでやろうと思っていたのであれば別ですけど、恐らくそうではなく、あくまでも勝手な想像ですが、もし自分がここで辞めてしまったら今後は俺のせいで後輩が就職できなくなって困ると颯人さんはそう考えたと思うのです、オイオイ。

えっ、どのへんがオイオイなんだって？

考えてもみろよ、この会社はどう見てもブラックなのでしょう、であれば、母校の採用枠が遮断された方がよっぽど後輩のためだよね。違う？ここを志望しようとしていた後輩が先輩の超絶ブラックな話を聞いて入社するのを考え直したらむしろその方が結果オーライじゃねぇか、死んだ人に鞭打つようなことを言って申し訳ないけどそんなことも分からないのか、俺なら母校の進路指導の教師に報告して後輩を入社させないようにするぞ。

まあ、所詮、他人の人生だから死のうが生きようが好きにすればいいけど、ちょっと知恵がないばっかりに死んでしまうとは正直そこまでの人でしかないんだろうなというのが俺の考えだったりします。

もちろん、ゴンチャロフ製菓を擁護するつもりはさらさらなく、こんなゴミみたいな会社はさっさと潰れてしまえとしか思わないが、逃げ場のない小学生、中学生と違い、二十歳を過ぎた大人がパワハラがつらいから死にますって、アホすぎるだろうとしか思えないのですよ。まったく同情なんかできねーよ。

男なら言動を録音して、豊田元議員の秘書よろしく、会社を強請るぐらいの器量が欲しいわな。

俺なら数百万円を喝取すると思う。あとは観葉植物やら会報を無理矢理毎月付き合わせます、ええ。