民進党の代表選に思ふ
- 2017/07/31
- 15:12
民進党の代表選はどうやら前原さんと枝野さんの争いになりそうだ、すなわちそれは保守対リベラルの争いでもある。
ん、これっておかしな話じゃねぇ?
別に民進党が保守であってもリベラルであってもそのこと自体はどうでもいいのだがあくまでも政党なのですから代表自身の主義主張の前に党のアイデンティティーとして保守、若しくはリベラルというイデオロギーがあって然るべきだと思うのです。
リベラル派の枝野さんは共産党との選挙協力もやぶさかではないと考え、保守派の前原さんは厳に反対だという。
民進党が信用ならんというか、しょーもないと思うのは枝野さんが勝とうが前原さんが勝とうがいつも最終的にはノーサイド決着にしてしまうじゃないですか。例えば今回の代表選で枝野さんが代表になったとする、共産党と手を携えようとする考え、保守派としては到底容認出来ない考え方なわけです。普通なら党を割って出なくちゃならない。ある意味共産党とくっ付くぐらいなら自民党と合流する方がよっぽど保守としては合理的な考え方でしょう。
でもそれはしない。互いに不承不承であっても、政党交付金目当てからか、なんとなくなあなあのまま和解して選挙を迎え、性懲りもなく惨敗を繰り返す。
だから民進党はダメなんだって、辻元清美とか有田芳生なんて筋金入りの左翼だろう。あんな左翼を擁しておきながらいくら前原さんや蓮舫さんがバリバリの保守を標榜しても説得力がないんだって。保守にしろ、リベラルにしろ、党としてのガバナンスを統一しないからいったいなにをやっている党か分からないと有権者には揶揄され、そっぽをむかれるのだ。
別にリベラルだっていいんですよ。俺は死んでもリベラルになんぞならんが、リベラルがもしかすると今後国民の支持を受け、主流派になるかもしれない。でも党としてのイデオロギーに主体性が無さすぎて、保守だから民進党に投票するのか、リベラルだから民進党に票を投じるのか、有権者は分からない。今回の都議選で共産党が躍進したのってこういうところが原因じゃないの?リベラルの人からすると、民進党に入れるぐらいならリベラルの権化である共産党に票を投じた方がまだマシだという力学が働いたのではないかと思う。
旧民主党が政権を獲った時、これでやっと日本もアメリカやイギリスに倣い、二大政党制の国家が樹立されたと期待した。二大政党制の最大のメリットは、与党であってもうかうかしているとすぐに野党に転落してしまうため、いい意味で政治に緊張感が生まれるということだと思う。本来ならば、野党にすると安倍さんの支持率が急落している今こそが政権奪回のチャンスだろう。しかし、安倍さんの支持率以上に民進党の支持率が下がっているのだから笑っちゃう。テコの原理が働き、シーソーゲームになるべきはずがともに急落しているのだから言葉がない。二大政党など夢のまた夢。
組織を統率するうえで最終的に命運を分けるのは度胸のありなしだ。
今の民進党に性根が座り、度胸のある人間がいったいどれだけいるのか。
前原さんが代表でも、枝野さんが代表でも、或いは別の第三者でもいいのだが政治思想の違いというのはいくら同じ党員であっても相容れられない。そこに折衷案なんてないはずだ。政党交付金の問題もあるからそうそう簡単に党を割るということは出来やしないのも分りますが、水と油が混じり合うことがないように、保守とリベラルが混じり合うなんてことはない。いずれが代表になろうとも、まずするべきことは対立するイデオロギーの信奉者を力で屈服させて改心させるか、放逐することだろう。スポーツじゃあるまいし、代表選後に新代表と落選者が手と手を合わせてともに笑顔で万歳をする絵面ほど見ていて興ざめするものはない。感極まり、万雷の拍手を送る党員もアホ過ぎる。負けた方は握手を拒否して新政党を旗揚げするぐらいの強い気概を見せてもらいたいものだ。
とはいえ、同じことを毎回繰り返すのが民進党のお家芸、どうせ今回も懲りずにノーサイド宣言を発表し、来るべき次の衆院選でも惨敗を繰り返すのでしょうけどもね。ここまで進歩のない政党も珍しい。生きたまま進化が止まってしまったシーラカンス政党。だみぃだこりゃあ。
ん、これっておかしな話じゃねぇ?
別に民進党が保守であってもリベラルであってもそのこと自体はどうでもいいのだがあくまでも政党なのですから代表自身の主義主張の前に党のアイデンティティーとして保守、若しくはリベラルというイデオロギーがあって然るべきだと思うのです。
リベラル派の枝野さんは共産党との選挙協力もやぶさかではないと考え、保守派の前原さんは厳に反対だという。
民進党が信用ならんというか、しょーもないと思うのは枝野さんが勝とうが前原さんが勝とうがいつも最終的にはノーサイド決着にしてしまうじゃないですか。例えば今回の代表選で枝野さんが代表になったとする、共産党と手を携えようとする考え、保守派としては到底容認出来ない考え方なわけです。普通なら党を割って出なくちゃならない。ある意味共産党とくっ付くぐらいなら自民党と合流する方がよっぽど保守としては合理的な考え方でしょう。
でもそれはしない。互いに不承不承であっても、政党交付金目当てからか、なんとなくなあなあのまま和解して選挙を迎え、性懲りもなく惨敗を繰り返す。
だから民進党はダメなんだって、辻元清美とか有田芳生なんて筋金入りの左翼だろう。あんな左翼を擁しておきながらいくら前原さんや蓮舫さんがバリバリの保守を標榜しても説得力がないんだって。保守にしろ、リベラルにしろ、党としてのガバナンスを統一しないからいったいなにをやっている党か分からないと有権者には揶揄され、そっぽをむかれるのだ。
別にリベラルだっていいんですよ。俺は死んでもリベラルになんぞならんが、リベラルがもしかすると今後国民の支持を受け、主流派になるかもしれない。でも党としてのイデオロギーに主体性が無さすぎて、保守だから民進党に投票するのか、リベラルだから民進党に票を投じるのか、有権者は分からない。今回の都議選で共産党が躍進したのってこういうところが原因じゃないの?リベラルの人からすると、民進党に入れるぐらいならリベラルの権化である共産党に票を投じた方がまだマシだという力学が働いたのではないかと思う。
旧民主党が政権を獲った時、これでやっと日本もアメリカやイギリスに倣い、二大政党制の国家が樹立されたと期待した。二大政党制の最大のメリットは、与党であってもうかうかしているとすぐに野党に転落してしまうため、いい意味で政治に緊張感が生まれるということだと思う。本来ならば、野党にすると安倍さんの支持率が急落している今こそが政権奪回のチャンスだろう。しかし、安倍さんの支持率以上に民進党の支持率が下がっているのだから笑っちゃう。テコの原理が働き、シーソーゲームになるべきはずがともに急落しているのだから言葉がない。二大政党など夢のまた夢。
組織を統率するうえで最終的に命運を分けるのは度胸のありなしだ。
今の民進党に性根が座り、度胸のある人間がいったいどれだけいるのか。
前原さんが代表でも、枝野さんが代表でも、或いは別の第三者でもいいのだが政治思想の違いというのはいくら同じ党員であっても相容れられない。そこに折衷案なんてないはずだ。政党交付金の問題もあるからそうそう簡単に党を割るということは出来やしないのも分りますが、水と油が混じり合うことがないように、保守とリベラルが混じり合うなんてことはない。いずれが代表になろうとも、まずするべきことは対立するイデオロギーの信奉者を力で屈服させて改心させるか、放逐することだろう。スポーツじゃあるまいし、代表選後に新代表と落選者が手と手を合わせてともに笑顔で万歳をする絵面ほど見ていて興ざめするものはない。感極まり、万雷の拍手を送る党員もアホ過ぎる。負けた方は握手を拒否して新政党を旗揚げするぐらいの強い気概を見せてもらいたいものだ。
とはいえ、同じことを毎回繰り返すのが民進党のお家芸、どうせ今回も懲りずにノーサイド宣言を発表し、来るべき次の衆院選でも惨敗を繰り返すのでしょうけどもね。ここまで進歩のない政党も珍しい。生きたまま進化が止まってしまったシーラカンス政党。だみぃだこりゃあ。