漫画と時代のズレ
- 2017/03/11
- 13:21
『経営再建中の東芝が、国民的アニメ「サザエさん」の番組スポンサーを4月以降も当面続けることが8日分かった。米原発の巨額損失で財政的な余裕はなくなっているが、スポンサーを降りることによる企業イメージの悪化を避ける。少なくとも半年は続ける。
サザエさんは1969年10月から放映が始まり、東芝は40年以上にわたってCMを提供してきた。東芝の家電ブランドはサザエさんを通じて広く社会に浸透した。
東芝は2015年に発覚した不正会計問題で経営危機に陥り、白物家電事業を手放したが、サザエさんのスポンサーは継続してきた。財務状況が厳しい中で、サザエさんへのCM提供が合理化の対象になるか注目が集まっていた。』
(産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/170308/ecn1703080017-n1.html
東芝云々の問題はさておき、正直いい加減設定に無理があるよな。
アニメ放送が始まった高度成長期の69年であればまだしも、現在世田谷の一等地に庭付きの戸建の持ち家(駅近)、間取りや庭の広さから計算すると磯野家の資産総額は1億4000万円という莫大な額になるそうだ。固定資産税の計算方法がイマイチよく分かりませんが(自治体によっても異なる)、この評価額を基準に考えると固定資産税だけで年間百万円単位の税金を納めていると思われ、波平さん、マスオさんの給与所得だけで果たしてやりくりが利くもんなのかと訝しく思うのであります、しかもこのご時世でフネさん、サザエさんともに専業主婦ですし・・・。
こち亀とかもそうですが何十年も連載をしているにも関わらず年を取らないという作品は結構色んなところで無理が生じてくるよねぇ。
ヤンキー漫画のオーソリティであるビーバップハイスクール、連載が始まったのは1983年のヤンキー文化全盛期、しかし、連載が終わる2003年になると、よっぽど田舎のバカ高校は別にして、アイパーやリーゼントをあててるボンタン姿の高校生なんて現実いないわけですよ。そもそも2000年代になると高校の制服の大半がブレザーであり、ズボンを太くしたりする文化すらがない。渋谷のセンター街で不良を見つけようにも一見してそれとわかるチンピラ崩れのヤンキーなど見当たらず、いるのは江口洋介風のいかにもおしゃれな奴ばっかだったじゃないですか、だからビーバップは文化のズレがグダグダにならずに済み、いいところで終わったなと思うのです。終わり方があれですけど(笑)。
色々金銭的なしがらみがあり、やめるにやめられないとは思いますが結局惜しまれつつ終わるというのが美学というか、華だと思うのです。
サザエさんは1969年10月から放映が始まり、東芝は40年以上にわたってCMを提供してきた。東芝の家電ブランドはサザエさんを通じて広く社会に浸透した。
東芝は2015年に発覚した不正会計問題で経営危機に陥り、白物家電事業を手放したが、サザエさんのスポンサーは継続してきた。財務状況が厳しい中で、サザエさんへのCM提供が合理化の対象になるか注目が集まっていた。』
(産経ニュース)
http://www.sankei.com/economy/news/170308/ecn1703080017-n1.html
東芝云々の問題はさておき、正直いい加減設定に無理があるよな。
アニメ放送が始まった高度成長期の69年であればまだしも、現在世田谷の一等地に庭付きの戸建の持ち家(駅近)、間取りや庭の広さから計算すると磯野家の資産総額は1億4000万円という莫大な額になるそうだ。固定資産税の計算方法がイマイチよく分かりませんが(自治体によっても異なる)、この評価額を基準に考えると固定資産税だけで年間百万円単位の税金を納めていると思われ、波平さん、マスオさんの給与所得だけで果たしてやりくりが利くもんなのかと訝しく思うのであります、しかもこのご時世でフネさん、サザエさんともに専業主婦ですし・・・。
こち亀とかもそうですが何十年も連載をしているにも関わらず年を取らないという作品は結構色んなところで無理が生じてくるよねぇ。
ヤンキー漫画のオーソリティであるビーバップハイスクール、連載が始まったのは1983年のヤンキー文化全盛期、しかし、連載が終わる2003年になると、よっぽど田舎のバカ高校は別にして、アイパーやリーゼントをあててるボンタン姿の高校生なんて現実いないわけですよ。そもそも2000年代になると高校の制服の大半がブレザーであり、ズボンを太くしたりする文化すらがない。渋谷のセンター街で不良を見つけようにも一見してそれとわかるチンピラ崩れのヤンキーなど見当たらず、いるのは江口洋介風のいかにもおしゃれな奴ばっかだったじゃないですか、だからビーバップは文化のズレがグダグダにならずに済み、いいところで終わったなと思うのです。終わり方があれですけど(笑)。
色々金銭的なしがらみがあり、やめるにやめられないとは思いますが結局惜しまれつつ終わるというのが美学というか、華だと思うのです。