バカ親に翻弄される子供たち@気の毒
- 2017/02/28
- 11:41

森友学園の周辺がなにやらヤケにきな臭い。
国有地売却問題に政治的な力が働いたか否か、市井の人としては調査の推移を見守るしかないが何らかの政治介入があったのではないかと疑念を抱くのも致し方あるまい、何も下衆の勘繰りではないはずだ。
それよりも個人的に気になったのは園児に対する軍国教育、なんでもカリキュラムの一環として園児に軍歌の斉唱を強要しているとのことである。分別のつかない5才児に軍歌を歌わす理由が分からない。
自分は常々公言している通り、極右主義者である。ヒトラーの「わが闘争」を愛読し、民族主義こそが正義として疑わない。
しかしながら、思想の強要は本意本懐でなく、右、左、中道、どの道を歩み目指そうともそれは決して押し付けるものではなく、あくまでも自分の意思で決めるものである。様々なものを学び、知り、そのうえで自分の目指す道を決めるべきであり、幼児のうちから軍歌を強要するなど凡そまともな人間のすることではない。
わが闘争を読み、ナチスの政策・思想について自分なりに思索しても僕の場合すべてを受け入れているわけではない。ヒトラーを尊奉しているのは事実だが、だからと言って総統が全知全能の神だなどとは露ほども思っていない。政治的に成功した半面、理解に苦しむ失敗も数多い。清濁併せ呑むともまた違う。ヒトラー及びナチスの善なる部分と悪なる部分を公平な判断で色分けすることが何より大切だと思っている。
つまり、それって受け入れるべきところは受け入れ、排除すべきところは排除するという大人としての自浄作用が自分の中で働いているからだ。
だが、幼稚園児に善悪の区別をつけることが出来るだろうか。染まっていない無垢だからこそ、何色にでも染まる。
学校の勉強、社会情勢、政治、経済、いろんなものを学んだ結果、自分はこの道を目指そうと思うのが本来日本人として正しい姿だと思う。大人になり、自分の意思で軍歌を歌う分にはそれはまったくの自由だ。自分が正しいと信じ、選んだ道ならば堂々と軍歌を歌えばいい。
だが70年前の戦時下ならいざ知らず、今の平和なこの世の中で子供に軍歌を歌わす意味が分からない。
また、学園も学園なら親も親だ。まさか学園の教育方針を知らず入園をさせる素っ頓狂な親御さんはいないだろうから入園させるには入園させるべき理由が保護者にはあったのであろうと推察する。繰り返すが親自身が自分の考えで軍歌を好んで歌う、それは自由だ。でもいくら我が子とは言え、軍国教育を強要する意味が分からないのだ。
正直、軍歌を歌わす学園の趣旨も不明ならそんな学園に我が子を通わそうとする親の趣旨も不明だ。突き詰めると双方ともに狂っているか、単純に頭が悪過ぎなのだろう。ただひたすら思想を強要される子供たちが不憫でならない。