搾取について長文書いたぞ
- 2017/02/21
- 13:52
搾取の話ね。
俺が労働をするうえでなにを大切にしているかといえばいかにして搾取をされないようにするかを最も重視している。
もちろん、人に遣われて働く以上、搾取がゼロということはあり得ない。そんなことは小学生でも分かる。つまり時給1000円を貰うにしてもその1000円は本当に適正な賃金なんですかってこと。
具体例を話す。俺がよく給油するK社。ここのバイト、客が来るまではエアコンの効いた待合室のソファで、スマホをいじったり、テレビを見たりしている。客が来ると給油して清算をしておしまい。窓ふきはおろか、車の誘導すらしない(人間嫌いな俺はこのぐらいの方がすがすがしくて心地よい)。
片や、N社、こちらの給油はいわゆるフルサービス(フルサービスってデリの本番のことじゃねーかんな)。寒くても暑くても終始立ちっぱなし、行動はすべて駆け足、客が来ればクルマの誘導、窓ふき、灰皿清掃、空気圧の点検など一通りさせられる。ガソリンの割引イベントがあれば法被を着て、上り旗を振らされたりもする(もしかしたら着ぐるみを着せられ子供に風船をあげるなんてことも)。
はい、質問です。搾取という意味ではどちらで働くのが正解でしょうか?
答えは言わずもがなK社です。
スタンドの時給など同じエリアであればそうそう変わらない。事実、求人サイトでK社とN社の時給を調べてみるとどちらも1000円からとある。
同じ1000円を貰えるなら(あくまでも額面通りに支払われると仮定して)、楽なところで働いた方が精神衛生上よっぽど健全だ。N社でバイトをすればゆくゆく正社員にさせてくれるとか、危険物や整備士など会社負担で国家資格を取らせてくれるというのであれば別ですけど、単純に時給1000円が欲しいという理由だけでN社を選んだんなら、おまえ頭悪過ぎ。体を動かすことが三度の飯よりも好きだっつーんならそれは好きにすればいいけどさ、同じ千円貰うのであれば楽な方を選ぶべきというのは自明でしょ?その楽さ加減も含めて搾取なわけよ。分かります?
つまり、フルコミッション(完全歩合給制)の営業マンが100万円の商品を売りました。インセンティブは30万円でした、会社に70万円ハネられました、搾取率は70%でしたという話だけじゃなくてさ、肉体及び精神の酷使という点まで含めて搾取を考えなくてはならないと、俺はむかぁ~しっから、そう思っている。
ゆえに俺が働く場合って単純に賃金の多寡だけで仕事を選ぶわけじゃない。
フルコミッションのインセンティブだってそう。仮にA社の歩合給が売り上げの40%、B社の歩合給が20%だったとすんじゃん。売る商品は同じ。確かに数字だけを見るとA社の方が断然いいんだけれど、A社は完全飛び込み営業、B社ホームページやチラシを見た人からの反響営業、どちらの方が結果的に搾取されずに済むかといえば実はB社だったりする。歩合のパーセンテージはB社の方が低いが、営業に行けばかなりの高確率で成約になるためB社の方が仕事は圧倒的に楽。精神的搾取の割合はB社の方が著しく低い。ただ、少なくとも俺は違いますけど、世の中にはスーパー営業マンと呼ばれる人種がおり、飛び込み営業でもバンバン契約を取れる人がいる、そういう人はもちろんA社の方が数値的に見て搾取率が低いわけだからがA社を選んだ方がいい。もっとも、スーパー営業マンであれば自分で商品をどこからか引いて、それを売る方が遥かに搾取率は低いんだけど・・・。
要は自分の体力や精神力までを含めての搾取なんだよね。
頭が悪い奴ってそういうことを全く考えずに職を選んだりする。
見たことないかな?キャリーバックを引っ張って行商をしている若者を。海産物や果物を売っているんだけど、あれなんかバカ丸出しなんだよね。俺が言っているのは行商という仕事をバカにしているわけでなく、そんなに魚が売りたきゃ人に遣われず自分で魚仕入れてそれを売りゃいいじゃねぇかと思うワケ。そういうことすら考えず、キャリーカート引っ張って走り回っているのを見るとバカ過ぎて、見ているこちらが情けなくなる。思考が停止してんだろうね。バカだから。
ちなみに搾取に関していえば当たり前っちゃ当たり前ですけど、まったく搾取されずに済むのは自営業者やフリーランス。
しかし、搾取とは無縁ながらそもそも仕事がなければ収入がゼロだったり、或いはゼロどころか人件費や家賃光熱費などを払うため、下手すると持ち出しになってしまうのでここでは考えないことにする。
じゃあ自営業者以外で搾取が一番されないのはなにか?
これは公務員です。
例えば、公立小中学校の用務員さん、正直、小使いさんとか、用務員のおっちゃんなどと、世間一般では甘く見られがちですけど、実は搾取という意味では超のつく勝ち組ですからね。用務員は市町村に任命される現業職員であり、公務員であるからよっぽど生徒のパンツ盗んだとかでもしない限り、一生安泰。しかも学校によっては官舎をタダみたいな賃料で用意され、通勤時間ゼロなんてケースも珍しくない。それでいて仕事は花壇の手入れやドアの修繕、ごみの焼却(ダイオキシンの問題等があり、学校自体でごみを処分するところも減っている)などきわめて楽。年収は市町村によって若干の差異はあるが、40代で凡そ500万円(家賃が掛からないため普通の人の600万円程度、学校によっては教員用の給食も支給される)、退職金や年金など福利厚生も公務員であるから抜群に良い。基本的に転勤もない。天下りとは無縁だが、こんな恵まれた職場はないではないか。搾取という意味ではコスパ最強である。
結局よう、用務員に限らず、公務員が一番ベストな職場ということは明らかだわな。中学校の教職員など一部割りに合わない職業もあるが、それとて管理職になれば高給が保証され、退職後は教育庁の出先機関や予備校や塾など、教育関連の民間企業に天下りも可能であるから我慢のし甲斐もあろう。
お子さんがいるなら是非とも公務員にしろ。俺は可愛い甥子たちには常々、公務員になれと言って聞かせている。おじさんみたいなのは最悪ってな。
いずれにしましても、搾取を考えず、労働するってことを考えない奴はアホ。分かった?
俺が労働をするうえでなにを大切にしているかといえばいかにして搾取をされないようにするかを最も重視している。
もちろん、人に遣われて働く以上、搾取がゼロということはあり得ない。そんなことは小学生でも分かる。つまり時給1000円を貰うにしてもその1000円は本当に適正な賃金なんですかってこと。
具体例を話す。俺がよく給油するK社。ここのバイト、客が来るまではエアコンの効いた待合室のソファで、スマホをいじったり、テレビを見たりしている。客が来ると給油して清算をしておしまい。窓ふきはおろか、車の誘導すらしない(人間嫌いな俺はこのぐらいの方がすがすがしくて心地よい)。
片や、N社、こちらの給油はいわゆるフルサービス(フルサービスってデリの本番のことじゃねーかんな)。寒くても暑くても終始立ちっぱなし、行動はすべて駆け足、客が来ればクルマの誘導、窓ふき、灰皿清掃、空気圧の点検など一通りさせられる。ガソリンの割引イベントがあれば法被を着て、上り旗を振らされたりもする(もしかしたら着ぐるみを着せられ子供に風船をあげるなんてことも)。
はい、質問です。搾取という意味ではどちらで働くのが正解でしょうか?
答えは言わずもがなK社です。
スタンドの時給など同じエリアであればそうそう変わらない。事実、求人サイトでK社とN社の時給を調べてみるとどちらも1000円からとある。
同じ1000円を貰えるなら(あくまでも額面通りに支払われると仮定して)、楽なところで働いた方が精神衛生上よっぽど健全だ。N社でバイトをすればゆくゆく正社員にさせてくれるとか、危険物や整備士など会社負担で国家資格を取らせてくれるというのであれば別ですけど、単純に時給1000円が欲しいという理由だけでN社を選んだんなら、おまえ頭悪過ぎ。体を動かすことが三度の飯よりも好きだっつーんならそれは好きにすればいいけどさ、同じ千円貰うのであれば楽な方を選ぶべきというのは自明でしょ?その楽さ加減も含めて搾取なわけよ。分かります?
つまり、フルコミッション(完全歩合給制)の営業マンが100万円の商品を売りました。インセンティブは30万円でした、会社に70万円ハネられました、搾取率は70%でしたという話だけじゃなくてさ、肉体及び精神の酷使という点まで含めて搾取を考えなくてはならないと、俺はむかぁ~しっから、そう思っている。
ゆえに俺が働く場合って単純に賃金の多寡だけで仕事を選ぶわけじゃない。
フルコミッションのインセンティブだってそう。仮にA社の歩合給が売り上げの40%、B社の歩合給が20%だったとすんじゃん。売る商品は同じ。確かに数字だけを見るとA社の方が断然いいんだけれど、A社は完全飛び込み営業、B社ホームページやチラシを見た人からの反響営業、どちらの方が結果的に搾取されずに済むかといえば実はB社だったりする。歩合のパーセンテージはB社の方が低いが、営業に行けばかなりの高確率で成約になるためB社の方が仕事は圧倒的に楽。精神的搾取の割合はB社の方が著しく低い。ただ、少なくとも俺は違いますけど、世の中にはスーパー営業マンと呼ばれる人種がおり、飛び込み営業でもバンバン契約を取れる人がいる、そういう人はもちろんA社の方が数値的に見て搾取率が低いわけだからがA社を選んだ方がいい。もっとも、スーパー営業マンであれば自分で商品をどこからか引いて、それを売る方が遥かに搾取率は低いんだけど・・・。
要は自分の体力や精神力までを含めての搾取なんだよね。
頭が悪い奴ってそういうことを全く考えずに職を選んだりする。
見たことないかな?キャリーバックを引っ張って行商をしている若者を。海産物や果物を売っているんだけど、あれなんかバカ丸出しなんだよね。俺が言っているのは行商という仕事をバカにしているわけでなく、そんなに魚が売りたきゃ人に遣われず自分で魚仕入れてそれを売りゃいいじゃねぇかと思うワケ。そういうことすら考えず、キャリーカート引っ張って走り回っているのを見るとバカ過ぎて、見ているこちらが情けなくなる。思考が停止してんだろうね。バカだから。
ちなみに搾取に関していえば当たり前っちゃ当たり前ですけど、まったく搾取されずに済むのは自営業者やフリーランス。
しかし、搾取とは無縁ながらそもそも仕事がなければ収入がゼロだったり、或いはゼロどころか人件費や家賃光熱費などを払うため、下手すると持ち出しになってしまうのでここでは考えないことにする。
じゃあ自営業者以外で搾取が一番されないのはなにか?
これは公務員です。
例えば、公立小中学校の用務員さん、正直、小使いさんとか、用務員のおっちゃんなどと、世間一般では甘く見られがちですけど、実は搾取という意味では超のつく勝ち組ですからね。用務員は市町村に任命される現業職員であり、公務員であるからよっぽど生徒のパンツ盗んだとかでもしない限り、一生安泰。しかも学校によっては官舎をタダみたいな賃料で用意され、通勤時間ゼロなんてケースも珍しくない。それでいて仕事は花壇の手入れやドアの修繕、ごみの焼却(ダイオキシンの問題等があり、学校自体でごみを処分するところも減っている)などきわめて楽。年収は市町村によって若干の差異はあるが、40代で凡そ500万円(家賃が掛からないため普通の人の600万円程度、学校によっては教員用の給食も支給される)、退職金や年金など福利厚生も公務員であるから抜群に良い。基本的に転勤もない。天下りとは無縁だが、こんな恵まれた職場はないではないか。搾取という意味ではコスパ最強である。
結局よう、用務員に限らず、公務員が一番ベストな職場ということは明らかだわな。中学校の教職員など一部割りに合わない職業もあるが、それとて管理職になれば高給が保証され、退職後は教育庁の出先機関や予備校や塾など、教育関連の民間企業に天下りも可能であるから我慢のし甲斐もあろう。
お子さんがいるなら是非とも公務員にしろ。俺は可愛い甥子たちには常々、公務員になれと言って聞かせている。おじさんみたいなのは最悪ってな。
いずれにしましても、搾取を考えず、労働するってことを考えない奴はアホ。分かった?