覆面の北枕

前回のブログで結婚の話題が出たので今日は結婚について考えてみたい。

俺の中で、よー分からんことがあり、ここ何年ももやもやしていることがある。

婚活だ。

なお、婚活やお見合いを否定するつもりは毛の先ほどもない。それは予め申し添えておく。

あくまでも、俺の価値観であるが、結婚というのは、ひと目惚れでもいいし、仕事や趣味を通して仲良くなり、惹かれあうようになったでもよいのだが、好きになったことに対する結果でしかないと思っているのだ。likeがいつしかloveになり、お互いの気持ちが重なり合って付き合い始め、付き合っているうちにこの人となら残りの人生を共に歩みたい、或いは子孫を残したいと思い、じゃあ結婚しましょうかというのが本筋だと思うのだ。

ここまでの考え方って間違ってますか？

よくね、婚活もそうだが、彼女が欲しい、彼氏が欲しいといっている人がいますがあの感覚が俺にはまったく分からないのである。恋愛をしたいから相手を見つけるのではなく、恋愛をしたい相手がいるから何とかして付き合いたいと考えるのが物の順序でしょて思うわけさ。これって裏を返せばそういう相手がいなければ恋愛も結婚も必要ない、というか、そもそもそういう発想にすらならないってことでもある。実際そうでした。

ただ、前もっていっておきますが性欲は全く別箇です。好きな相手がいようがいまいが性欲は生理的欲求ですからムクムクと湧き起こるものです。女性に関してはよく分かりませんが少なくとも男性に関してそう。

と、話がここで終わりないのは婚活や恋に恋する恋愛症候群があながちおかしな話でもない、いやむしろ自分自身で導き出した出会い恋愛結婚のベクトルを全否定するかもしれないのである。

恐らくですけど、人間以外のすべての動物というものは相手を見て好きになるというよりも、生理的に子づくりをしたいという時期が来て相手を見つけるものでしよう。いわゆる発情期だ。つまり、季節だったり、生まれてからの年数だったり、それは種によって様々ですけど、動物は突如何らかのスイッチが入り、婚活に目覚める。春先の犬猫を見れば明らかだ。

そう考えると、人間も動物の一種ですから、恋愛症候群も含め、婚活ということは、生物学的に見てもむしろ自然なんじゃないかと思い、俺みたいな相手ありきというのは却って異端なんじゃないかと考えるようになった。事実、離婚率を考えるとき、恋愛結婚での離婚率は40％もあるのに対し、お見合い結婚では10％というデータもあるぐらい、婚活の最終形態であるお見合い結婚の方が離婚率は低い。

うーむ、どうなんだっぺね。わがんね。もやもやする。

いずれにしろ、幸せならそれが一番なんだけどさ。