これってどうなの?
- 2017/01/26
- 09:27
『小池知事は、予算規模が縮小する中で「過去最多の382件の新規事業を立ち上げた」とアピールしました。
新規事業として特に強く打ち出したのは、LED照明導入の促進案でした。
「LED電球のメリットを多くの人に理解してもらう。(LED)普及のための起爆剤にしたい」(小池百合子都知事)
新事業は、地域の家電店に白熱電球2個を持ち込むと、LED電球1個と無償で交換できる仕組みです。品川区にある家電店では・・・
「うちのお客さまは年配の方が多いので、LED電球に換える方が少ない。そういう政策になるなら換える方も増えるのでは」(眞峰電気商会 小谷野敬子社長)
小池知事が初めて行う予算編成。発表された予算案は、来月22日から始まる定例議会にかけられる予定です』
(TBSニュース)
LED導入推進は、なんでも都民ファーストを標榜する小池政策の目玉の一つらしいのですが、これ、大丈夫?
そもそも、金持ちはすでにLED照明に切り替えているため、この政策の恩恵を受けるのって結局は中流以下の家庭が大半なワケじゃないですか。そういった家庭の場合、明日の一万より、今日の百円だったりします(極端なたとえですが)。つまり、電気代が安くなるというLED電球に変えることのメリットは分かってはいるものの、中流家庭での電気代なんて知れたもの、月の電気代が7000円が6800円になったところで大した意味がなく、であれば交換したLED電球はまさか役人が調べにくるわけでもなし、自分ちで使うよりもリサイクル品販売店やヤフオクに出品してしまおうと考える人も出てくると思うんだよねぇ。だって、俺ならそうするもん(笑)、わざわざ自宅の電球外さなくとも百均で電球二つ買って地域の電器屋に持っていけばいいんだろ?
それと問題は交換の方法だよな。
日本の役所の限界なのだが、日本のお役所は財務省の造幣局や入国管理局、運転免許センターなど、一部を除き、原則、人は偽造などせず、正しい行いをするものという性善説の立場で物事を考えているじゃない、まあ、公務員は全体の奉仕者(日本国憲法15条2項)と憲法で規定されているから致し方ないが、原則は悪いことをする人などいないという大前提で政策を推し進めなくてはならない。ゆえに、銀行やサラ金の審査とは違い、そこまで厳格なシステムでのチェックシステムを行っているわけではない。当然、そこを突く不遜な輩というものが存在して、LED引換券(勝手に引換券と言っているが引換券を発行するのかどうか不明)を偽造したり、或いは不必要な人から1枚いくらで買い取り、それを使って購入する奴も出てくると思うんですわ、もちろん、買い取ったLEDは転売するんだけどさ。
こういうこともあるということを含めて、票集めのため、『ばら撒き』をするんであれば構いませんが、そうではなく、家計にも環境にも優しい都民ファースト政策が本心であればどうかと思うよ。
だいたい、それでなくともLED電球に関して犯罪行為が横行している。ホント、ごくごく一部の奴らなんでしょうけど、今、公共施設でのLED交換泥棒が流行っている。手口は簡単、百均で電球を買っていき、公衆トイレなどのLED電球と交換してしまう。百均の電球でも暫くは点いているから気付かず、数か月後、あれ、この前、LEDに交換したのに、球が切れてらと、確認してみると、ほげーっ、なんじゃこりゃ、ただの電球じゃないかという、もはやゆるゆるの管理体制であるお役所仕事の様式美といっていい光景が日本全国そこかしこで繰り広げられているというのです。真似する奴がいるからか、テレビニュースや新聞では報じられんけど。
なんでもこのLED化推進事業に小池知事は90億円の予算を考えているようですが、果たして有意義に利用されるのは90億のうち、いったいいくらなんだろうという話だわな。それでなくとも東京都は「新銀行東京」への出資金が「銀行のずさんな経営で回収不能になった」という「前科」があるのですから。
新規事業として特に強く打ち出したのは、LED照明導入の促進案でした。
「LED電球のメリットを多くの人に理解してもらう。(LED)普及のための起爆剤にしたい」(小池百合子都知事)
新事業は、地域の家電店に白熱電球2個を持ち込むと、LED電球1個と無償で交換できる仕組みです。品川区にある家電店では・・・
「うちのお客さまは年配の方が多いので、LED電球に換える方が少ない。そういう政策になるなら換える方も増えるのでは」(眞峰電気商会 小谷野敬子社長)
小池知事が初めて行う予算編成。発表された予算案は、来月22日から始まる定例議会にかけられる予定です』
(TBSニュース)
LED導入推進は、なんでも都民ファーストを標榜する小池政策の目玉の一つらしいのですが、これ、大丈夫?
そもそも、金持ちはすでにLED照明に切り替えているため、この政策の恩恵を受けるのって結局は中流以下の家庭が大半なワケじゃないですか。そういった家庭の場合、明日の一万より、今日の百円だったりします(極端なたとえですが)。つまり、電気代が安くなるというLED電球に変えることのメリットは分かってはいるものの、中流家庭での電気代なんて知れたもの、月の電気代が7000円が6800円になったところで大した意味がなく、であれば交換したLED電球はまさか役人が調べにくるわけでもなし、自分ちで使うよりもリサイクル品販売店やヤフオクに出品してしまおうと考える人も出てくると思うんだよねぇ。だって、俺ならそうするもん(笑)、わざわざ自宅の電球外さなくとも百均で電球二つ買って地域の電器屋に持っていけばいいんだろ?
それと問題は交換の方法だよな。
日本の役所の限界なのだが、日本のお役所は財務省の造幣局や入国管理局、運転免許センターなど、一部を除き、原則、人は偽造などせず、正しい行いをするものという性善説の立場で物事を考えているじゃない、まあ、公務員は全体の奉仕者(日本国憲法15条2項)と憲法で規定されているから致し方ないが、原則は悪いことをする人などいないという大前提で政策を推し進めなくてはならない。ゆえに、銀行やサラ金の審査とは違い、そこまで厳格なシステムでのチェックシステムを行っているわけではない。当然、そこを突く不遜な輩というものが存在して、LED引換券(勝手に引換券と言っているが引換券を発行するのかどうか不明)を偽造したり、或いは不必要な人から1枚いくらで買い取り、それを使って購入する奴も出てくると思うんですわ、もちろん、買い取ったLEDは転売するんだけどさ。
こういうこともあるということを含めて、票集めのため、『ばら撒き』をするんであれば構いませんが、そうではなく、家計にも環境にも優しい都民ファースト政策が本心であればどうかと思うよ。
だいたい、それでなくともLED電球に関して犯罪行為が横行している。ホント、ごくごく一部の奴らなんでしょうけど、今、公共施設でのLED交換泥棒が流行っている。手口は簡単、百均で電球を買っていき、公衆トイレなどのLED電球と交換してしまう。百均の電球でも暫くは点いているから気付かず、数か月後、あれ、この前、LEDに交換したのに、球が切れてらと、確認してみると、ほげーっ、なんじゃこりゃ、ただの電球じゃないかという、もはやゆるゆるの管理体制であるお役所仕事の様式美といっていい光景が日本全国そこかしこで繰り広げられているというのです。真似する奴がいるからか、テレビニュースや新聞では報じられんけど。
なんでもこのLED化推進事業に小池知事は90億円の予算を考えているようですが、果たして有意義に利用されるのは90億のうち、いったいいくらなんだろうという話だわな。それでなくとも東京都は「新銀行東京」への出資金が「銀行のずさんな経営で回収不能になった」という「前科」があるのですから。