してやられた
- 2016/12/17
- 15:33
ロシアにはしてやられた。
結果的に何も進展せず、かつての島民を落胆させただけではないか。
だいたい、2時間も遅刻してきて、歓迎のロシア国歌の演奏はロシア側の意向により取りやめ、国歌の演奏を取りやめるということはすなわち会談ではなく、あくまでも歓談レベルの来日であると、ロシアに主導権を握られた形だ。おまけに、わざわざ温泉ホテルを予約したにも関わらず、プーチン大統領は温泉に浸からなかったという。体調が悪かったのか、元々温泉が嫌いなのかは分からないが、こんな小馬鹿にしたような話があろうか、それであれば何も山口で会談をする必要がない、別に都内の高級料亭か赤坂離宮(迎賓館)で会談しても問題なかったではないか。警備に携わる警官などの人件費を考えても実に馬鹿馬鹿しい。早い話が、ロシア側には初めから北方領土の問題を解決するなんて意識がなかったのだ。
領土の問題を解決するには、言葉による解決、お金による解決、武力による解決、結局この三つの方法しかない。
最近で言うと香港の中国返還、イギリスのサッチャー首相は香港の継続統治を望んでいたが中国の鄧小平が武力の行使を示唆したことにより、イギリスも統治を諦めざるを得なく、結果的に中国に返還されたという歴史を持つ。現実問題、こうでもしないと領土の問題は解決しない。
しかし、武力による解決は日本の場合現実的ではないため、選択肢は二つだ。
ロシアは言葉で解決できるほど甘い相手ではないため、お金の問題である。
ただ難しいのは金に興味を示さなければ交渉の糸口は途切れる。海老で鯛を釣るは日本のことわざだが、ロシアという鯛が多額の資金援助という海老に興味を示さなければこの目論見も水泡に帰す。そもそも国家元首からすると領土を返還することのメリットが見出させない。どこの国でもそうだが領土を返還してしまえば自国の国民から大ひんしゅくを買う。支持率の低下にも繋がる。いくらプーチン大統領の支持率が90%近いとは言え、支持率の低下のリスクを侵してまで北方領土を返還する意味がないのは自明だ。
また、安倍首相は昨日の報道ステーション内で、「北方領土の問題は日本固有の問題でありアメリカからの干渉を受ける覚えない」との旨の発言をしていたが、アメリカの属国である日本がロシアにすり寄るのはアメリカとしても看過できないであろう。アメリカとロシアの板挟みの中での解決は想像以上に難しい。
日本としても正直手詰まり感は否めない。
だが、何としても解決しなくてはならない問題なのは明らかだ。悔しくて胃が痛くなる。
結果的に何も進展せず、かつての島民を落胆させただけではないか。
だいたい、2時間も遅刻してきて、歓迎のロシア国歌の演奏はロシア側の意向により取りやめ、国歌の演奏を取りやめるということはすなわち会談ではなく、あくまでも歓談レベルの来日であると、ロシアに主導権を握られた形だ。おまけに、わざわざ温泉ホテルを予約したにも関わらず、プーチン大統領は温泉に浸からなかったという。体調が悪かったのか、元々温泉が嫌いなのかは分からないが、こんな小馬鹿にしたような話があろうか、それであれば何も山口で会談をする必要がない、別に都内の高級料亭か赤坂離宮(迎賓館)で会談しても問題なかったではないか。警備に携わる警官などの人件費を考えても実に馬鹿馬鹿しい。早い話が、ロシア側には初めから北方領土の問題を解決するなんて意識がなかったのだ。
領土の問題を解決するには、言葉による解決、お金による解決、武力による解決、結局この三つの方法しかない。
最近で言うと香港の中国返還、イギリスのサッチャー首相は香港の継続統治を望んでいたが中国の鄧小平が武力の行使を示唆したことにより、イギリスも統治を諦めざるを得なく、結果的に中国に返還されたという歴史を持つ。現実問題、こうでもしないと領土の問題は解決しない。
しかし、武力による解決は日本の場合現実的ではないため、選択肢は二つだ。
ロシアは言葉で解決できるほど甘い相手ではないため、お金の問題である。
ただ難しいのは金に興味を示さなければ交渉の糸口は途切れる。海老で鯛を釣るは日本のことわざだが、ロシアという鯛が多額の資金援助という海老に興味を示さなければこの目論見も水泡に帰す。そもそも国家元首からすると領土を返還することのメリットが見出させない。どこの国でもそうだが領土を返還してしまえば自国の国民から大ひんしゅくを買う。支持率の低下にも繋がる。いくらプーチン大統領の支持率が90%近いとは言え、支持率の低下のリスクを侵してまで北方領土を返還する意味がないのは自明だ。
また、安倍首相は昨日の報道ステーション内で、「北方領土の問題は日本固有の問題でありアメリカからの干渉を受ける覚えない」との旨の発言をしていたが、アメリカの属国である日本がロシアにすり寄るのはアメリカとしても看過できないであろう。アメリカとロシアの板挟みの中での解決は想像以上に難しい。
日本としても正直手詰まり感は否めない。
だが、何としても解決しなくてはならない問題なのは明らかだ。悔しくて胃が痛くなる。