ゲス野郎に制裁を喰らわす以前に
- 2016/11/02
- 18:34
『社内の飲み会では、先輩の革靴に注がれたウイスキーを飲まされた。それは、二十五年前にある若手男性社員が受けたのと同じ仕打ちだった。
その社員は一九九〇年に入社し、翌九一年八月に自殺した。自殺前の二カ月間は四日に一度、残業で徹夜していた。
遺族が電通に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁は二〇〇〇年に電通の責任を認めた。この裁判記録にも社員が靴に注がれたビールを飲まされたとの記述が残る。
過労自殺で会社の責任を認める司法判断の原点となった判決。 』
(東京新聞記事一部抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016102902000175.html
(全文はこちら)
靴酒を飲ますなんて、理由の如何を問わず人間としてアウト、もし俺に同じ真似をしたら顔面を蹴り上げるぐらいじゃ済まんけどさ、上場企業や官公庁で、こういうゲス野郎の餌食になるのって結局平民出身の頭のいい人だと昔から決まっている。
電通にどれだけいるかは分かりませんが、電通あたりの大手広告代理店だと、旧皇族、旧大名家(朝日新聞社出身の細川護熙元首相や元NHKアナウンサーの松平定知さんが有名)、有名政治家、有名芸能人、上場企業創業者、及び役員クラスの幹部社員、こういう人たちの子供さんが相当いると思われる。
先日自殺した東大出の女の子、ああいう普通の家庭出身の子が色々な意味で割りを食うと思うんだよね。ニュースの報道によると彼女は地方の母子家庭出身、よくはないし、受忍限度を遥かに超えたパワハラ・セクハラは絶対に許されんけど、格好の標的にされるのが初めからもう見え見えなワケじゃんか、ましてや上司が東大受験に失敗した早慶出身者だと、東大出という理由だけで目の敵にされることもあるだろう。
自殺した女の子に対し、それでは河野一郎、河野洋平と続く政界サラブレッドの御曹司である自民党の河野太郎衆議院員の場合どうか。
河野さんは富士ゼロックス出身の政治家である、憶測でものを言って申し訳ないが、富士ゼロックス入社も恐らく親父さんの後を継ぐまでの腰掛だったんじゃなかろうかと思う。元々優秀な人であるから政治家になるつもりはなく、富士ゼロックスに骨を埋める気で入社したのかもしれんけど、いずれにせよ、彼のような立場の人間であれば間違っても靴酒飲まされるなんてことはなけりゃ、飲まそうとするバカもいない。それが社会の秩序というものである。靴酒とは唾棄すべき下劣極まりない低俗な話であるが、もし大物政治家のご子息に靴酒を飲ます気概のある奴がいればある意味それはそれで天晴れだと言える。
世の中って、なんのかんのいっても有力者を中心に廻っており、小林多喜二の蟹工船じゃないが富裕層である有閑階級はずっと金持ちのまま、平民出身の人は永久的に平民のままというのが厳然たる事実じゃない。
死んだ女の子に鞭打つような話をして申し訳ないけど、彼女がね、もし上流階級出身者であれば過労死に追い込まれるようなことはなかったと思う。そりゃそうだ、大物政治家の子供を追い込んで自殺させてしまおうもんなら、会社存亡の危機である。そこは暗黙の了解で、残業休出の少ない緩い部署に彼らは回される。これは徴兵制のある国に於いても然りで、政治家や財閥の子供が前線に送られISISと壁越しに撃ちあいをするなんてことはない。有力者の息子が敵に撃たれでもしたら色んな意味でシャレにならない。
話を戻すと、企業にしてみれば有名人の子供というのは気を遣う反面、なにかと使い勝手がいいのだ。後々、そいつが親父の経営する上場企業に戻り、後を継げば、今度はそいつ自身が大きなクライアントにもなる。
命の重さに、軽重はなくとも、命の値段には高い安いが存在するのだ。
これは一つの事実として受け止めねばなるまい。
じゃあどうするか?
いつもの話と同じであるが、俺のスタンスだと、出自のビハインドは我慢してそのまま勤めるか、辞めて他行くかしかないんだわ。ここを履き違えて社会を変えようなんて思うから疲れるのだ、社会を変えられる大きな力があればそもそもパワハラを苦に自殺なんかしない、それが哀しいかな現実。
俺は世の中を変えようとするよりもいかに自分の住みやすい世界で生きるかを考えた方がよっぽど有意義だと思うのです。間違った考えかもしれんけど。
その社員は一九九〇年に入社し、翌九一年八月に自殺した。自殺前の二カ月間は四日に一度、残業で徹夜していた。
遺族が電通に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁は二〇〇〇年に電通の責任を認めた。この裁判記録にも社員が靴に注がれたビールを飲まされたとの記述が残る。
過労自殺で会社の責任を認める司法判断の原点となった判決。 』
(東京新聞記事一部抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016102902000175.html
(全文はこちら)
靴酒を飲ますなんて、理由の如何を問わず人間としてアウト、もし俺に同じ真似をしたら顔面を蹴り上げるぐらいじゃ済まんけどさ、上場企業や官公庁で、こういうゲス野郎の餌食になるのって結局平民出身の頭のいい人だと昔から決まっている。
電通にどれだけいるかは分かりませんが、電通あたりの大手広告代理店だと、旧皇族、旧大名家(朝日新聞社出身の細川護熙元首相や元NHKアナウンサーの松平定知さんが有名)、有名政治家、有名芸能人、上場企業創業者、及び役員クラスの幹部社員、こういう人たちの子供さんが相当いると思われる。
先日自殺した東大出の女の子、ああいう普通の家庭出身の子が色々な意味で割りを食うと思うんだよね。ニュースの報道によると彼女は地方の母子家庭出身、よくはないし、受忍限度を遥かに超えたパワハラ・セクハラは絶対に許されんけど、格好の標的にされるのが初めからもう見え見えなワケじゃんか、ましてや上司が東大受験に失敗した早慶出身者だと、東大出という理由だけで目の敵にされることもあるだろう。
自殺した女の子に対し、それでは河野一郎、河野洋平と続く政界サラブレッドの御曹司である自民党の河野太郎衆議院員の場合どうか。
河野さんは富士ゼロックス出身の政治家である、憶測でものを言って申し訳ないが、富士ゼロックス入社も恐らく親父さんの後を継ぐまでの腰掛だったんじゃなかろうかと思う。元々優秀な人であるから政治家になるつもりはなく、富士ゼロックスに骨を埋める気で入社したのかもしれんけど、いずれにせよ、彼のような立場の人間であれば間違っても靴酒飲まされるなんてことはなけりゃ、飲まそうとするバカもいない。それが社会の秩序というものである。靴酒とは唾棄すべき下劣極まりない低俗な話であるが、もし大物政治家のご子息に靴酒を飲ます気概のある奴がいればある意味それはそれで天晴れだと言える。
世の中って、なんのかんのいっても有力者を中心に廻っており、小林多喜二の蟹工船じゃないが富裕層である有閑階級はずっと金持ちのまま、平民出身の人は永久的に平民のままというのが厳然たる事実じゃない。
死んだ女の子に鞭打つような話をして申し訳ないけど、彼女がね、もし上流階級出身者であれば過労死に追い込まれるようなことはなかったと思う。そりゃそうだ、大物政治家の子供を追い込んで自殺させてしまおうもんなら、会社存亡の危機である。そこは暗黙の了解で、残業休出の少ない緩い部署に彼らは回される。これは徴兵制のある国に於いても然りで、政治家や財閥の子供が前線に送られISISと壁越しに撃ちあいをするなんてことはない。有力者の息子が敵に撃たれでもしたら色んな意味でシャレにならない。
話を戻すと、企業にしてみれば有名人の子供というのは気を遣う反面、なにかと使い勝手がいいのだ。後々、そいつが親父の経営する上場企業に戻り、後を継げば、今度はそいつ自身が大きなクライアントにもなる。
命の重さに、軽重はなくとも、命の値段には高い安いが存在するのだ。
これは一つの事実として受け止めねばなるまい。
じゃあどうするか?
いつもの話と同じであるが、俺のスタンスだと、出自のビハインドは我慢してそのまま勤めるか、辞めて他行くかしかないんだわ。ここを履き違えて社会を変えようなんて思うから疲れるのだ、社会を変えられる大きな力があればそもそもパワハラを苦に自殺なんかしない、それが哀しいかな現実。
俺は世の中を変えようとするよりもいかに自分の住みやすい世界で生きるかを考えた方がよっぽど有意義だと思うのです。間違った考えかもしれんけど。