資本主義について考える(←アホが語る)
- 2016/10/18
- 17:48
先週の日曜のNHKスペシャル『マネー・ワールド・資本主義の未来』は面白かった。
端的に言うと資本主義に限界が来ているのか、或いは今後も成長をし続けるのかという内容、連続3回なので前回では結論が出なかったのだが、資本主義とは結局のところ、喰えるものがあれば成長し続けられるが喰えるものがなくなったときに終焉を迎える経済システムじゃない、そこら辺を踏まえ、今後どういうふうに番組が進むのか楽しみではある。
一応俺が考える資本主義とはこうだ。例えば水戸市泉町という町内で商売をしていたとする。だが町内にはすべて商品が行き渡り、泉町では買い求める人がいなくなった、じゃあ今度は町内ではなく水戸市という市全体で商売をしようと考える、しかし、その水戸市も喰えるところがなくなってしまい、よしそれではあれば次は茨城県全域を営業エリアと考える、暫くは食えていたけど茨城県も食い潰してしまったから関東地方に広げよう、いやいや関東だけじゃ全然足りない、日本全土にしよう、極東地域にしよう、アジア全域にしよう・・・、最終的には地球全体というふうに商圏を拡大させていって、懐を豊かにしましょうよというのが資本主義の基本的な考え方でしょ、かなり極端で乱暴な話だけども。間違ってる?
それでまあ、番組でも述べていたように、地球上の金のなる木はすべて食い尽くしてしまい、もしかするともう伸びしろがないんじゃないかというのが一つの仮説(地球を飛び出して火星人や木星人を相手に商売をするならまだまだ伸びしろはあるが、笑)。
もちろん、やりようによってはまだまだ伸びるんじゃないのかという番組内でコメンテーターを務めていた大阪大学の安田准教授のような意見もある。
番組ではアダム・スミスの「神の見えざる手」を中心に爆笑問題が面白おかしく解説していたが、現代の資本主義とはその神の見えざる手を国家が主導して積極的に介入するケインズのマクロ経済学が原型だと思う(番組ではケインズには触れていなかった、次回以降?)。
ケインズの経済理論はアダム・スミスのいわば放っておいても市場は勝手に成長していくというある種の楽観論に対して、経済を成長させるためには国家が先導して公共事業や税制改革、金融政策など、消費者が消費行動を起こしたがるように仕向けていく必要があるというものだ、高校の政経の授業で習ったろ?習ったんだよ。
実際問題、時折不況には陥るものの、これまではその都度その危機を乗り越えて資本主義は成長してきた。
でも、それももう限界なんじゃないのというのが最近の経済学に於けるメインストリームだという。
確かに、一理ある。ゼロ金利政策を実施し、企業は金を借りやすい状況にも関わらず、積極的に借り入れを行う企業は日本のみならず、世界的に少ない。これが高度経済成長の時代やバブルの時代であればどんどん借り入れをしたのに今どきそんな豪気な企業はない。いくら国家が消費のマインドを動かそうと思っても、喰える市場がない限り、わざわざ金を借りてまで勝負するバカはいない(つまり地球上を食い荒らしてしまったため新たな投資先がもうない)。
市場に限界が来ているというのであれば次世代型の資本主義として考えられるのはベーシックインカムか。
ただ、ホリエモンや橋下元大阪市長もBI(ベーシックインカム)を推奨しているがこれってハイパーインフレに結びつけないだろうかという心配はあるわな。ホリエモンの試算だと月に6万円を全国民に支給するのだそうだ。家族4人で生活していればそれだけで24万円もらえる。贅沢をしなきゃ、余裕で食っていける金額だ。仮にBIが施行されれば仕事を辞める人も出てくるだろう、特に主婦層にしてみれば最低賃金に近い安い時給で嫌味を言われ言われ働く理由なんてないもんな。
BIは懐に余裕が出て、金が余るため市場に金が出回るというが現実はそんなに甘くはないんじゃないの?
絶対にどこかでひずみが生じると思うぞ。
もちろん、俺だってくれるものならもらいたい(6万円ありゃ風呂3回行けるし)。だけど、金が市場に回りだしているのに労働者はボチボチ暮らせてしまうため労働意欲がなくなる、好景気倒産というべきか、働き手がいなくて倒産する企業が数多く発生すると思うんだわ。恐らく、そこで淘汰される企業が出てくるのも一つのメリットだというのかもしれないけど、どんどん市場規模が縮小していくと思うんだけどどうだろ?
俺みたいなアホには分からん。すまねぇ(ガラガラ、ぴしゃり)。
追伸、最近よく言われるピケティの経済理論についてはまだ本を読んでいないので具体的になにがどうなのかわかりません。
端的に言うと資本主義に限界が来ているのか、或いは今後も成長をし続けるのかという内容、連続3回なので前回では結論が出なかったのだが、資本主義とは結局のところ、喰えるものがあれば成長し続けられるが喰えるものがなくなったときに終焉を迎える経済システムじゃない、そこら辺を踏まえ、今後どういうふうに番組が進むのか楽しみではある。
一応俺が考える資本主義とはこうだ。例えば水戸市泉町という町内で商売をしていたとする。だが町内にはすべて商品が行き渡り、泉町では買い求める人がいなくなった、じゃあ今度は町内ではなく水戸市という市全体で商売をしようと考える、しかし、その水戸市も喰えるところがなくなってしまい、よしそれではあれば次は茨城県全域を営業エリアと考える、暫くは食えていたけど茨城県も食い潰してしまったから関東地方に広げよう、いやいや関東だけじゃ全然足りない、日本全土にしよう、極東地域にしよう、アジア全域にしよう・・・、最終的には地球全体というふうに商圏を拡大させていって、懐を豊かにしましょうよというのが資本主義の基本的な考え方でしょ、かなり極端で乱暴な話だけども。間違ってる?
それでまあ、番組でも述べていたように、地球上の金のなる木はすべて食い尽くしてしまい、もしかするともう伸びしろがないんじゃないかというのが一つの仮説(地球を飛び出して火星人や木星人を相手に商売をするならまだまだ伸びしろはあるが、笑)。
もちろん、やりようによってはまだまだ伸びるんじゃないのかという番組内でコメンテーターを務めていた大阪大学の安田准教授のような意見もある。
番組ではアダム・スミスの「神の見えざる手」を中心に爆笑問題が面白おかしく解説していたが、現代の資本主義とはその神の見えざる手を国家が主導して積極的に介入するケインズのマクロ経済学が原型だと思う(番組ではケインズには触れていなかった、次回以降?)。
ケインズの経済理論はアダム・スミスのいわば放っておいても市場は勝手に成長していくというある種の楽観論に対して、経済を成長させるためには国家が先導して公共事業や税制改革、金融政策など、消費者が消費行動を起こしたがるように仕向けていく必要があるというものだ、高校の政経の授業で習ったろ?習ったんだよ。
実際問題、時折不況には陥るものの、これまではその都度その危機を乗り越えて資本主義は成長してきた。
でも、それももう限界なんじゃないのというのが最近の経済学に於けるメインストリームだという。
確かに、一理ある。ゼロ金利政策を実施し、企業は金を借りやすい状況にも関わらず、積極的に借り入れを行う企業は日本のみならず、世界的に少ない。これが高度経済成長の時代やバブルの時代であればどんどん借り入れをしたのに今どきそんな豪気な企業はない。いくら国家が消費のマインドを動かそうと思っても、喰える市場がない限り、わざわざ金を借りてまで勝負するバカはいない(つまり地球上を食い荒らしてしまったため新たな投資先がもうない)。
市場に限界が来ているというのであれば次世代型の資本主義として考えられるのはベーシックインカムか。
ただ、ホリエモンや橋下元大阪市長もBI(ベーシックインカム)を推奨しているがこれってハイパーインフレに結びつけないだろうかという心配はあるわな。ホリエモンの試算だと月に6万円を全国民に支給するのだそうだ。家族4人で生活していればそれだけで24万円もらえる。贅沢をしなきゃ、余裕で食っていける金額だ。仮にBIが施行されれば仕事を辞める人も出てくるだろう、特に主婦層にしてみれば最低賃金に近い安い時給で嫌味を言われ言われ働く理由なんてないもんな。
BIは懐に余裕が出て、金が余るため市場に金が出回るというが現実はそんなに甘くはないんじゃないの?
絶対にどこかでひずみが生じると思うぞ。
もちろん、俺だってくれるものならもらいたい(6万円ありゃ風呂3回行けるし)。だけど、金が市場に回りだしているのに労働者はボチボチ暮らせてしまうため労働意欲がなくなる、好景気倒産というべきか、働き手がいなくて倒産する企業が数多く発生すると思うんだわ。恐らく、そこで淘汰される企業が出てくるのも一つのメリットだというのかもしれないけど、どんどん市場規模が縮小していくと思うんだけどどうだろ?
俺みたいなアホには分からん。すまねぇ(ガラガラ、ぴしゃり)。
追伸、最近よく言われるピケティの経済理論についてはまだ本を読んでいないので具体的になにがどうなのかわかりません。