スポーツマンシップと猫ひろし
- 2016/08/24
- 11:52
先日オリンピックではメダルの色に関わらず、一生懸命頑張った選手にはエールを送りましょうと書いた、その気持ちに偽りはないのだれど、どうしてもタレントの猫ひろしには共感できない。
オリンピックに限らず、全ての近代スポーツがそうであると思うのですが、スポーツの大会で一番始めに要求されるのはメダルの色や勝負の優劣ではなく、『スポーツマンシップに則り』である、それだけこの言葉は深く重いものなのだ。
スポーツマンシップには厳格にこうだというものは存在しない、三省堂の大辞林には「スポーツマンの備えているべき精神」としか書いていない、つまりああだこうだと定義する以前に、スポーツマン個人の倫理観の問題であり、スポーツマンはスポーツマンらしく、誰が見ても感動するような清く正しい行いを以て競技をしましょうよというのが自然な解釈だと思う。
しかし、どうやら一部の人間には解釈が違うらしい。
猫ひろし自身、カンボジアという国が日本よりも大好きで将来はカンボジアの地に骨を埋めたい、向こうのお墓に入るんだという強い決意があるのなら別ですけど、恐らくそうではあるまい、憶測でものを言って申し訳ないが単純に日本の選考基準よりもカンボジアの選考基準の方が圧倒的に低く、マラソン選手としてオリンピックに出やすいから一時的にカンボジア国民になったのだと思う、それが全てだと思う。これって果たしてスポーツマンシップに則っているのでしょうか?
女子卓球を見ていても思った。これも憶測になってしまいますが、女子ドイツ代表3名中2人が中国出身、彼女たちがドイツ生まれのドイツ育ちの在独中国人なら結構ですけど、層の厚い中国では代表に選ばれることが困難だから猫ひろし同様、一時的に国籍を移してドイツ代表になったんじゃないかとうがった見方をしてしまう。中国では補欠にすら選ばれないレベルでも卓球熱の低い国なら十分代表に選ばれる(ドイツ人の卓球に対する熱意がどれぐらいかは知らんけども)。
これが政治的に国を追われ、泣く泣く亡命したというのなら分かりますが、少なくとも猫ひろしが亡命する理由は微塵もないはずだ。ルールの盲点を突いてカンボジア代表になっただけだろう。どうしてもオリンピックに出たければ日本国内での選考レースに参加してそこで優秀な結果を残すのが筋道じゃない、なんでもホリエモンにアドバイスをされたらしいが、多くの子供たちも見るオリンピックに於いてドーピングさえしなきゃどんな汚い手を使ってもいいんだという考えは相当問題だと思う。仮に本人にそこまでの意識がなくとも客観的事実としてそう捉えざるを得ない。
マスコミでは42.195km走りきったことばかりがクローズアップされていますけど、スポーツマンシップに則っているのか、いないのか、そこはよくよく深く考えるべきだと思うぞ。ヘラヘラしながら走り切りましたと答える奴も答える奴だけど、インタビューする奴もする奴だ、正直日本人として情けない気持ちになった。国籍の持つ重みを知らない猫ひろしには一生帰ってくんなボケと強く言いたい。
オリンピックに限らず、全ての近代スポーツがそうであると思うのですが、スポーツの大会で一番始めに要求されるのはメダルの色や勝負の優劣ではなく、『スポーツマンシップに則り』である、それだけこの言葉は深く重いものなのだ。
スポーツマンシップには厳格にこうだというものは存在しない、三省堂の大辞林には「スポーツマンの備えているべき精神」としか書いていない、つまりああだこうだと定義する以前に、スポーツマン個人の倫理観の問題であり、スポーツマンはスポーツマンらしく、誰が見ても感動するような清く正しい行いを以て競技をしましょうよというのが自然な解釈だと思う。
しかし、どうやら一部の人間には解釈が違うらしい。
猫ひろし自身、カンボジアという国が日本よりも大好きで将来はカンボジアの地に骨を埋めたい、向こうのお墓に入るんだという強い決意があるのなら別ですけど、恐らくそうではあるまい、憶測でものを言って申し訳ないが単純に日本の選考基準よりもカンボジアの選考基準の方が圧倒的に低く、マラソン選手としてオリンピックに出やすいから一時的にカンボジア国民になったのだと思う、それが全てだと思う。これって果たしてスポーツマンシップに則っているのでしょうか?
女子卓球を見ていても思った。これも憶測になってしまいますが、女子ドイツ代表3名中2人が中国出身、彼女たちがドイツ生まれのドイツ育ちの在独中国人なら結構ですけど、層の厚い中国では代表に選ばれることが困難だから猫ひろし同様、一時的に国籍を移してドイツ代表になったんじゃないかとうがった見方をしてしまう。中国では補欠にすら選ばれないレベルでも卓球熱の低い国なら十分代表に選ばれる(ドイツ人の卓球に対する熱意がどれぐらいかは知らんけども)。
これが政治的に国を追われ、泣く泣く亡命したというのなら分かりますが、少なくとも猫ひろしが亡命する理由は微塵もないはずだ。ルールの盲点を突いてカンボジア代表になっただけだろう。どうしてもオリンピックに出たければ日本国内での選考レースに参加してそこで優秀な結果を残すのが筋道じゃない、なんでもホリエモンにアドバイスをされたらしいが、多くの子供たちも見るオリンピックに於いてドーピングさえしなきゃどんな汚い手を使ってもいいんだという考えは相当問題だと思う。仮に本人にそこまでの意識がなくとも客観的事実としてそう捉えざるを得ない。
マスコミでは42.195km走りきったことばかりがクローズアップされていますけど、スポーツマンシップに則っているのか、いないのか、そこはよくよく深く考えるべきだと思うぞ。ヘラヘラしながら走り切りましたと答える奴も答える奴だけど、インタビューする奴もする奴だ、正直日本人として情けない気持ちになった。国籍の持つ重みを知らない猫ひろしには一生帰ってくんなボケと強く言いたい。