心の豊かさねぇ・・・
- 2016/04/07
- 13:05
『首都圏周辺の私立大学に昨春入学した学生のうち、自宅外通学生(下宿生や寮生など)への仕送りは月額8万6700円で、15年連続で減った。東京私大教連が6日、発表した。家賃を除いた1日当たりの生活費は850円で、いずれも比較できる1986年度以降で過去最低を更新した。
調査は2015年5~7月、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の16私大(短大を含む)の新入生の保護者に実施。4577人から回答を得た。
出費が落ち着く6月以降の仕送りの平均月額は、前年度から1800円の減。ピークだった1994年度(12万4900円)に対し3割減となった。家賃に充てられるのは6万1200円で、仕送り全体に占める割合が初めて7割を超えた。』
(朝日新聞)
1994年度から比べると大学生への仕送り額は4万円近く減っているワケで、今どきの大学生は相当ひもじい生活をしているのかと思ったら別にそうでもないんだってね。
昨夜のニュースウォッチ9(NHK21時からのニュース)を見ていて、あーなるほどねと思ったのだが、鈴木奈穂子キャスター曰く、今の大学生はバブル以後に生まれているため、そもそも贅沢をするという習慣がないのだそうだ。世帯収入がバブル以降大幅に減少し、家庭では限られた収入の中で上手にやりくりをしている、生まれたときからそういった環境で育っているため、仕送りの額が減ったからといってそこまでひもじい思いはしておらず、与えられた額とバイトでそれなりに学生生活を謳歌しているんだって。あーなるほどね(復唱)。
このへんは今流行りのロハスな生活なんかと相通ずるよな。
ロハスに関してはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/LOHASを見て頂くとして、要はないならないなりに、与えられたもののなかでどれだけ生活を楽しむかっていう方法論が日本人の生き方の主流を占めるようになってきているような気がする、あくせく無理して働かなくとも生活できるだけの糧を得て、その範囲内で楽しく暮らすという生き方。
昨日、「世界でいちばん貧しい大統領」の愛称で知られる南米ウルグアイ前大統領のホセ・ムヒカさんが来日したじゃない、彼の主張は物欲では心は満たされず、本当の幸せとは自然の中で家族や隣人と触れ合いながら楽しく生きることだったりするのですがロハスな生活に憧れる心が綺麗な人はついつい彼のような生き方に感銘を受け、感化されてしまったりするワケです。
もちろん、人の生き方ですから法を犯さない限りどんな生き方をしようと自由なんですけど、俺は別にロハスすな生き方が正しいとも贅沢は敵だとも思わない。
貯め込む事と違い、贅沢をするということは受け取った富を社会に再分配するということでもある。再分配された富を受けとることにより、ある家庭では子供にパンを与え、学校に通うことが出来るようになる、これって悪いことですか?
純粋な社会主義国ってもはや北朝鮮ぐらいでしょ、中国は言わずもがな、キューバもアメリカと国交を復活させるということは社会主義に限界を感じているという証左じゃない。
貨幣制度に依存しないアフリカの原住民族でもない限り、結局金を循環させることによって人は生活を成り立たせている、これは厳然たる事実だ。ホセ・ムヒカさんのように本心から物欲よりも心の豊かさを実践する人ならいいんですけど、単純に金がないから、その代わりに心が豊かなロハスな生活をしましょうっていうのはいかにも負け組の発想で情けなく思う。金がないから買いたいものも買えず、安酒飲んで我慢しながら生きてるよ、わははと笑うほうがよっぽど人間正直だ。
一時的にせよ、2020年の東京オリンピックを目処に日本の景気は絶対に上向くと思っている。震災復興も相まって必ず上向く。
そのときに収入が上がった人はどう思うんでしょうか?
金と心の豊かさは別だと、今まで通りの慎ましい生活を送るのならばそれは立派だ、賞賛に値する。
でも、大抵は金の量と比例して物量は増えていくワケで、ロハス、バッカじゃねーのとなるのがミエミエで白けしまう。
なんだか取り留めのない話になってしまいましたが金を稼ぐということと心を豊かに生きるということを同列に考えないといけないような気がするぞ。一生懸命稼いで富を社会に還元する、その中で福祉や自然環境保全にも携わっていこうという考えこそが俺は正しい資本主義のあり方だと思っています。
調査は2015年5~7月、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の16私大(短大を含む)の新入生の保護者に実施。4577人から回答を得た。
出費が落ち着く6月以降の仕送りの平均月額は、前年度から1800円の減。ピークだった1994年度(12万4900円)に対し3割減となった。家賃に充てられるのは6万1200円で、仕送り全体に占める割合が初めて7割を超えた。』
(朝日新聞)
1994年度から比べると大学生への仕送り額は4万円近く減っているワケで、今どきの大学生は相当ひもじい生活をしているのかと思ったら別にそうでもないんだってね。
昨夜のニュースウォッチ9(NHK21時からのニュース)を見ていて、あーなるほどねと思ったのだが、鈴木奈穂子キャスター曰く、今の大学生はバブル以後に生まれているため、そもそも贅沢をするという習慣がないのだそうだ。世帯収入がバブル以降大幅に減少し、家庭では限られた収入の中で上手にやりくりをしている、生まれたときからそういった環境で育っているため、仕送りの額が減ったからといってそこまでひもじい思いはしておらず、与えられた額とバイトでそれなりに学生生活を謳歌しているんだって。あーなるほどね(復唱)。
このへんは今流行りのロハスな生活なんかと相通ずるよな。
ロハスに関してはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/LOHASを見て頂くとして、要はないならないなりに、与えられたもののなかでどれだけ生活を楽しむかっていう方法論が日本人の生き方の主流を占めるようになってきているような気がする、あくせく無理して働かなくとも生活できるだけの糧を得て、その範囲内で楽しく暮らすという生き方。
昨日、「世界でいちばん貧しい大統領」の愛称で知られる南米ウルグアイ前大統領のホセ・ムヒカさんが来日したじゃない、彼の主張は物欲では心は満たされず、本当の幸せとは自然の中で家族や隣人と触れ合いながら楽しく生きることだったりするのですがロハスな生活に憧れる心が綺麗な人はついつい彼のような生き方に感銘を受け、感化されてしまったりするワケです。
もちろん、人の生き方ですから法を犯さない限りどんな生き方をしようと自由なんですけど、俺は別にロハスすな生き方が正しいとも贅沢は敵だとも思わない。
貯め込む事と違い、贅沢をするということは受け取った富を社会に再分配するということでもある。再分配された富を受けとることにより、ある家庭では子供にパンを与え、学校に通うことが出来るようになる、これって悪いことですか?
純粋な社会主義国ってもはや北朝鮮ぐらいでしょ、中国は言わずもがな、キューバもアメリカと国交を復活させるということは社会主義に限界を感じているという証左じゃない。
貨幣制度に依存しないアフリカの原住民族でもない限り、結局金を循環させることによって人は生活を成り立たせている、これは厳然たる事実だ。ホセ・ムヒカさんのように本心から物欲よりも心の豊かさを実践する人ならいいんですけど、単純に金がないから、その代わりに心が豊かなロハスな生活をしましょうっていうのはいかにも負け組の発想で情けなく思う。金がないから買いたいものも買えず、安酒飲んで我慢しながら生きてるよ、わははと笑うほうがよっぽど人間正直だ。
一時的にせよ、2020年の東京オリンピックを目処に日本の景気は絶対に上向くと思っている。震災復興も相まって必ず上向く。
そのときに収入が上がった人はどう思うんでしょうか?
金と心の豊かさは別だと、今まで通りの慎ましい生活を送るのならばそれは立派だ、賞賛に値する。
でも、大抵は金の量と比例して物量は増えていくワケで、ロハス、バッカじゃねーのとなるのがミエミエで白けしまう。
なんだか取り留めのない話になってしまいましたが金を稼ぐということと心を豊かに生きるということを同列に考えないといけないような気がするぞ。一生懸命稼いで富を社会に還元する、その中で福祉や自然環境保全にも携わっていこうという考えこそが俺は正しい資本主義のあり方だと思っています。