難題
- 2015/11/11
- 18:21
週刊SPAを読んでいると一つ気になる記事を見つけた。
これまでの人生の中で一番美味しかった食べ物はなんだという記事だ、あー、これは難しい。というか、俺は答えが出せなかった。今日仮に俺の人生が終わるする、これを食わなきゃ死んでも死にきれんというものは思い出せなかった(まあ食おうと食わまいと結局死ぬんだけどさ)。
いや、場面、場面で、うん、あれは美味かったというものはありますよ。例えば留置場で買ったグリコのオレンジジュースな。また繰り返しになるが留置場では金さえあればお菓子やジュース、パンなどを買える。しかし、水戸警察署の場合、買えるのは水曜の朝のみ、水曜の朝に一週間分の飲み物や雑誌などをまとめて注文する。ここで注文しないと来週の水曜日まで注文は出来ない。俺が捕まったのが水曜の夜だから翌週の水曜日までジュースもお菓子もお預け、それでいざ翌週になって飲んだオレンジジュースの美味かったことといったらもう、体中の血液がもはやオレンジ色に変わってしまうんじゃなかろうかというぐらいの恍惚感、あの至福のひと時は未だ忘れることが出来ない。

だが、シャバにいて、今、グリコのオレンジジュースを心底飲みたいかと言われれば全然。どうせ飲むならコーラやポカリのほうがいい。
そうそう、震災で電気が点かない寒い日に食った寄せ鍋は体が温まり、あれは死ぬほど美味かったが今考えてみるとどうってことのない味だ。ろくな調味料もないから単に醤油入れて貰った魚と畑にあった野菜を煮込んだだけだし。
これだけはガチで外せんという美味いものを食っていないか、或いは単純に食にそこまで興味がないのか・・・。
俺の場合、女もそうなんだよね。
散々、女遊びもしましたけどね、正直もういっぺんあの女の子と冥途の土産に遊んでみたいもない。事実、ここ5年間女体に一切触れておらん。このまま二次ドーテーのまま死んでもなんの悔いもない。やらせてくれるのならやるけど。
多分、俺の場合、いつも言うように虚無感こそが基本スタンスであり、世の中には生死を懸けるほど楽しいものはない、仮に楽しいものがあっても皆そこそこであると、妙なところで達観しているからだと思う。
もちろん、楽しむべきものがあって、それだけのために人生を懸けているという人もいるだろう。それはそれで幸せなことだと思う。否定はしない。
これまでの人生の中で一番美味しかった食べ物はなんだという記事だ、あー、これは難しい。というか、俺は答えが出せなかった。今日仮に俺の人生が終わるする、これを食わなきゃ死んでも死にきれんというものは思い出せなかった(まあ食おうと食わまいと結局死ぬんだけどさ)。
いや、場面、場面で、うん、あれは美味かったというものはありますよ。例えば留置場で買ったグリコのオレンジジュースな。また繰り返しになるが留置場では金さえあればお菓子やジュース、パンなどを買える。しかし、水戸警察署の場合、買えるのは水曜の朝のみ、水曜の朝に一週間分の飲み物や雑誌などをまとめて注文する。ここで注文しないと来週の水曜日まで注文は出来ない。俺が捕まったのが水曜の夜だから翌週の水曜日までジュースもお菓子もお預け、それでいざ翌週になって飲んだオレンジジュースの美味かったことといったらもう、体中の血液がもはやオレンジ色に変わってしまうんじゃなかろうかというぐらいの恍惚感、あの至福のひと時は未だ忘れることが出来ない。

↑↑まさにこれ
だが、シャバにいて、今、グリコのオレンジジュースを心底飲みたいかと言われれば全然。どうせ飲むならコーラやポカリのほうがいい。
そうそう、震災で電気が点かない寒い日に食った寄せ鍋は体が温まり、あれは死ぬほど美味かったが今考えてみるとどうってことのない味だ。ろくな調味料もないから単に醤油入れて貰った魚と畑にあった野菜を煮込んだだけだし。
これだけはガチで外せんという美味いものを食っていないか、或いは単純に食にそこまで興味がないのか・・・。
俺の場合、女もそうなんだよね。
散々、女遊びもしましたけどね、正直もういっぺんあの女の子と冥途の土産に遊んでみたいもない。事実、ここ5年間女体に一切触れておらん。このまま二次ドーテーのまま死んでもなんの悔いもない。やらせてくれるのならやるけど。
多分、俺の場合、いつも言うように虚無感こそが基本スタンスであり、世の中には生死を懸けるほど楽しいものはない、仮に楽しいものがあっても皆そこそこであると、妙なところで達観しているからだと思う。
もちろん、楽しむべきものがあって、それだけのために人生を懸けているという人もいるだろう。それはそれで幸せなことだと思う。否定はしない。