プロ野球もそうだし、Jリーグもそうなのだが、熱狂的なサポーターってある意味選手よりも純粋に凄いと思う。
ホームゲーム、或いはせいぜい関東や関西など同じ地域内なら分かるのだが本当にチームを応援している人って日本全国どこにでも出掛けて応援に行くわけでしょ、あの行動力には正直恐れ入る。
実はちょっと前からとあるJ1チームのサポーターさんの活動が気になり、動向を注視しているのだが(ストーカーじゃねぇぞ!)、彼はブログを読むかぎり、今季アウェーを含む、全試合の応援に参加している。
もちろん、根底にあるのは情熱というか、チーム愛なんでしょうけど、J1は北は山形、南は大分まであるわけで、普通は仕事があったり、家庭の用事があったり、或いは金銭的な問題であったりと、なかなか実行しようと思っても全試合をスタジアムで観戦するのってかなり難しいと思う。素で思う、いったい何のお仕事をしてらっしゃるのかと(仕事はブログで触れられていないので不明)。
たまたま、彼の場合、ブログを書いているからこそ余計に目立つのでしょうけど、世の中にはこういった熱烈なサポーターさんって、J、野球に限らず、あらゆるスポーツに於いて、かなり存在しているんだろうなと思われる。考えようによっちゃ宿泊費から移動の手段まですべてチームが持ってくれている選手よりも大変だよな。
今年こそは観光ガイドの取材を兼ねて鹿嶋と水戸のスタジアムでそれぞれJ観戦をしようと考えているのだが当然のごとくアウェーのサポーターも来場するんでしょ、これは世間一般からすると相当凄いことだぞ。だいたい大分から鹿嶋ってどうやって来るんだよ?飛行機で羽田まで来て電車?それとも東京からバスをチャーターして来んの?
こうなると好きどころの騒ぎじゃないよな。ホームゲームは観戦して、遠いアウェイの場合はスカパーでテレビ観戦するというスタイルでも十分熱心なサポーターだと思うが、それを遥かに超越しちゃっているわけだから本当に凄い。
そもそも鹿嶋なんて水戸から行くだけでも結構骨が折れんのに大分とか広島から来るんだぜ、もちろん茨城近郊に住んでいる大分県出身者、或いは大分県には縁もゆかりもないがそれでも大分の大ファンという茨城県民もいるであろうから一概にサポーターが全員敵地から乗り込んでくるとは思っていないが、にしてもねぇ・・・。
あ、だからってどうのこうの言うつもりはないよ。自分で稼いだ金を何に遣おうがそんなものは個人の自由、他人が口を出すのはおかしな話だ。
俺が言いたいのはそうじゃなく、純粋に凄いなってことよ。
優勝決定戦、或いは降格決定戦であれば何がなんでも現地で応援するぞというのは分かるのだが、失礼な話、なんてことのない普段の試合じゃない、突き動かす何かとてつもない魅力があるんでしょうね。
ただ単にチームが好きだ、愛してますだけじゃ出来ねぇよな。
何事にも情熱を感じないアナーキーな俺からするとそこまでひた向きに打ち込めるバイタリティーは素晴らしいの一言である。羨ましい。