覆面の北枕

宗教というものはつくづくどうしようもないな。

三歳の男の子がウサギ用のケージに閉じ込められ、劣悪な環境のなかで失意のうちに命を落とし、その小さな亡骸は無残にも川に捨てられたという。

生前、男の子は神様に助けを求め、必死に祈ったかもしれない。

しかし、お釈迦様もキリストもみんな見捨てたわけですよ。見向きもしなかった。因果応報なんて言葉は聞きたかないね、死後裁きにあう、バカ言ってんじゃねぇよ、死後の世界よりも今を言っている。別に天国なんて望んじゃいない、ごく普通の生活をさせてあげたい、ただそれだけなのだ。

三歳の子が生き地獄を味合わなくてはならないほど、なにか悪いことをしたのでしょうか。

宗教家の欺瞞は『神は絶対に見捨てない』という大嘘つきなところだ。現世でひどいことがあっても来世はきっといいことがあるとうそぶく。

馬鹿馬鹿しい。

来世とか極楽浄土とか、そんなことは本当にどうでもいい。

今を充実させて欲しい。別に大金持ちになろうとか、特別な才能を身につけさせてくれと大そうなことを言っているのではない。平凡でもいいから人並みの生活をさせてやれよと言っている。

死んだ後に訪れる夢の世界などどうでもいい。

宗教に傾倒しているバカはこんな簡単なことに気付かないから愚かだ。

結局神様などいないのだ。

自分の生き方の手本として宗教を学ぶのであれば反対はしないが救いを求めての宗教などなんの意味もない。

戦争もなくならないし、虐待もなくならない。

現実はなにも変わらない。

よって宗教など百害あって一利なし、まったくの無駄だ。