花燃ゆは結構面白い
- 2015/04/14
- 22:43
酷評されている大河ドラマ『花燃ゆ』であるが、個人的にはなかなか面白いと思って見ている。
それにしても随分マニアックな人物を主人公に持ってきたものである。杉文と聞いて吉田松陰の妹と答えられる人が世の中にいったいどれくらいいるか、結構歴史には自信があるつもりだが花燃ゆを見るまで正直杉文という人のことはまったく知らなかった(男か女かも分からず)。
自分を棚にあげていうのもなんだが近代史を専攻した日本史の先生だって知らんと思うぞ。
だからこそ、変な先入観がなくて面白い。
確かに見ているとおかしな描写も数多い、吉田松陰は獄に捕われているのだがちょくちょく文は獄に訪れるのだ。獄に訪れ、牢の前であれやこれやと松陰先生と喧々諤々、時には伝書鳩を買ってでる有り様だ。
ありえるかね?
当時の刑務所のことを知らんので詳しいことは分からないが秩序は現代の刑務所よりよっぽど厳しかったはず、役人に兄と会わせてくださいとお願いしたからっておいそれとは会わせてくれまい、どうもあそこだけが違和感アリアリなのだ。
それ以外は概ね面白い。
そして今回杉文を調べていて初めて知ったこともある。桂小五郎は松下村塾の塾生ではなかったのだな、ここは俺の大きな勘違い。桂自身、吉田松陰や塾生達と懇意にはしていたが塾生ではなかった。杉文を知らなければずーっと勘違いしていたところだ(別に勘違いしていたところでなんの実害もないが)。
それにしても幕末という時代は色々考えさせられる。
くだらないタラレバ話だがもし幕末期に俺が生まれていたら家系的に水戸藩の中級藩士として水戸城に詰めていたはずである。
当時水戸藩では内部が二つに分裂して、タカ派である天狗党派とハト派である書生派が派閥を熾烈に争っており、その最中、天狗党の一部が脱藩して有名な桜田門外の変を起こし、井伊大老を暗殺してしまう。
今でいえば自民党の茨城県連の過激分子の一部が自民党を脱退後、東京に乗り込んで国会議事堂の前で内閣官房長官を暗殺してしまうような話だ。凄い話だ。
桜田門襲撃に携わった浪士たちのリストを見ても、うちの先祖が携わった経緯はなく、廃藩置県時に水戸徳川家から葵の御紋が入った木杯を賜り、お役御免になったということだから恐らくご先祖様はハト派である書生派に属していたのではないかと思われるが(確証はない)、もしそれが俺だったらと考えると思わず胸が熱くなる。
大老暗殺に関わり歴史に名を残したか。
それともビビってブルブル震えていたか(笑)。
馬鹿馬鹿しい妄想だが想像するのは凄く楽しい。
まあ誰にも迷惑を掛けていないひとり遊びだからなにも問題はあるまい。
それにしても随分マニアックな人物を主人公に持ってきたものである。杉文と聞いて吉田松陰の妹と答えられる人が世の中にいったいどれくらいいるか、結構歴史には自信があるつもりだが花燃ゆを見るまで正直杉文という人のことはまったく知らなかった(男か女かも分からず)。
自分を棚にあげていうのもなんだが近代史を専攻した日本史の先生だって知らんと思うぞ。
だからこそ、変な先入観がなくて面白い。
確かに見ているとおかしな描写も数多い、吉田松陰は獄に捕われているのだがちょくちょく文は獄に訪れるのだ。獄に訪れ、牢の前であれやこれやと松陰先生と喧々諤々、時には伝書鳩を買ってでる有り様だ。
ありえるかね?
当時の刑務所のことを知らんので詳しいことは分からないが秩序は現代の刑務所よりよっぽど厳しかったはず、役人に兄と会わせてくださいとお願いしたからっておいそれとは会わせてくれまい、どうもあそこだけが違和感アリアリなのだ。
それ以外は概ね面白い。
そして今回杉文を調べていて初めて知ったこともある。桂小五郎は松下村塾の塾生ではなかったのだな、ここは俺の大きな勘違い。桂自身、吉田松陰や塾生達と懇意にはしていたが塾生ではなかった。杉文を知らなければずーっと勘違いしていたところだ(別に勘違いしていたところでなんの実害もないが)。
それにしても幕末という時代は色々考えさせられる。
くだらないタラレバ話だがもし幕末期に俺が生まれていたら家系的に水戸藩の中級藩士として水戸城に詰めていたはずである。
当時水戸藩では内部が二つに分裂して、タカ派である天狗党派とハト派である書生派が派閥を熾烈に争っており、その最中、天狗党の一部が脱藩して有名な桜田門外の変を起こし、井伊大老を暗殺してしまう。
今でいえば自民党の茨城県連の過激分子の一部が自民党を脱退後、東京に乗り込んで国会議事堂の前で内閣官房長官を暗殺してしまうような話だ。凄い話だ。
桜田門襲撃に携わった浪士たちのリストを見ても、うちの先祖が携わった経緯はなく、廃藩置県時に水戸徳川家から葵の御紋が入った木杯を賜り、お役御免になったということだから恐らくご先祖様はハト派である書生派に属していたのではないかと思われるが(確証はない)、もしそれが俺だったらと考えると思わず胸が熱くなる。
大老暗殺に関わり歴史に名を残したか。
それともビビってブルブル震えていたか(笑)。
馬鹿馬鹿しい妄想だが想像するのは凄く楽しい。
まあ誰にも迷惑を掛けていないひとり遊びだからなにも問題はあるまい。