モノの道理
- 2015/03/25
- 10:42
金は欲しいが一昨日依頼された案件は断った。
掻い摘んで言うと、ネットショップを立ち上げるに至り、お金は全部こっち(依頼者)が出すから名義は俺になってくれというのがまあ大まかな話。
ありえないだろう?
二人で出資し合って儲けは折半でやりましょうというのであればまだ話は分かる。だが、俺はクライアントが売りたいものになんら興味はなく、もし仮に俺が自分で投資してその商品を売るかといったらぶっちゃけやらない。
あくまでも制作を請け負って制作費を頂こうというのが俺の商売、言葉は悪いがその商材が売れようが売れまいが俺にとっちゃどうでもいい話だ。
もちろん、制作を依頼された以上、売れるように最善は尽くす、それは間違いない、でも、世の中に需要がないものであったり、余所で安く買えるものだったらこちらがどんなに頑張ったって売れないのである。
一流営業マンの腕とは売れないものを売ることではなく、売れる商品をいかに数多く売れるかだ。売れない商品を売ってくるスーパー営業マンが元々売れる商品を扱ったらどうなるか、あえて答えを言うまでもないことだろう。
アフリカの未開の地に派遣された二人の営業マンの話をご存じか?
彼らに与えられた使命は靴を売ること、一人は誰も靴を履いていない状況を見て、これじゃあ需要がないと愕然とし、もう一人は誰も靴を履いていないということは全員に売り込めるチャンスだと驚喜したという。
まあ営業の心構えを示した例え話だが結論から言うとエスキモーに氷を売ったり、アフリカ人にストーブを売るのは詐欺まがいのことでもしない限り、土台無理な話なのだ。合理的ではない。
しかし、エスキモーにストーブを売り、アフリカ人に氷を売るのはたやすいだろう。だって求めているのだから。
営業の極意とは突き詰めればこれなのだ。
売れない奴に限ってセンスがないと悩んでいるがセンス云々の前に売れる果たしてそれは商品なのかということだ。
いずれにせよ、制作者にしてみれば売れる商品がどうのは関係のない話、我々の仕事はテナント建築の大工さんと同じで出来上がった店舗がその後繁盛しようが倒産しようが関係はない。大工は建築の費用で食っている。俺も同じだ。
過去の経験を踏まえて○○ではなかろうか、○○のほうがいいですよと、アドバイスはするが最終的な結論を出すのはクライアントだ、俺じゃない。
自分の目から見てどう考えても売れなそうなものであっても当人が売りたかったら制作は受ける。単に俺が売れないと思っているだけで売れる場合もある。
だから、俺は売れる売れないと断定はしない。逃げ道を作るようで申し訳ないが売れると思います、売れないと思いますと、断定は避けるのだ。あとからお前が売れるといったじゃないかと言われても困る。制作のプロであってその道のプロではない。
今回依頼をしてきてクライアントさんには名前が出せない事情があるというのだ。ここではプライバシーの関係もあるからあえて言わないがなるほど確かに出せない事情も分からなくもない。であれば副業などやらないか、家族にでも代理人を頼めばいいのだ。名前を出せない事情にはそれ相応の名前を出してはいけない理由がある。それを制作会社に求めるのは筋が違う。
だいたい、クライアントさんを信用しないわけではないが、商品が不良品であったり、或いは商品が届かなかったりした場合、顧客からクレームを受けるのは俺が名義人になる以上俺である。
バカな。
あるリアル店舗で買った商品が不良品だったからといってテナントを建てた大工に文句を言う顧客はいまい。
しかし名義が俺であれば言うまでもなくクレームがくるのは俺だ。金を払ったのに商品が届かないと訴えられれば詐欺で捕まるのも俺である。
よって、お断わりします。
バーカ。
掻い摘んで言うと、ネットショップを立ち上げるに至り、お金は全部こっち(依頼者)が出すから名義は俺になってくれというのがまあ大まかな話。
ありえないだろう?
二人で出資し合って儲けは折半でやりましょうというのであればまだ話は分かる。だが、俺はクライアントが売りたいものになんら興味はなく、もし仮に俺が自分で投資してその商品を売るかといったらぶっちゃけやらない。
あくまでも制作を請け負って制作費を頂こうというのが俺の商売、言葉は悪いがその商材が売れようが売れまいが俺にとっちゃどうでもいい話だ。
もちろん、制作を依頼された以上、売れるように最善は尽くす、それは間違いない、でも、世の中に需要がないものであったり、余所で安く買えるものだったらこちらがどんなに頑張ったって売れないのである。
一流営業マンの腕とは売れないものを売ることではなく、売れる商品をいかに数多く売れるかだ。売れない商品を売ってくるスーパー営業マンが元々売れる商品を扱ったらどうなるか、あえて答えを言うまでもないことだろう。
アフリカの未開の地に派遣された二人の営業マンの話をご存じか?
彼らに与えられた使命は靴を売ること、一人は誰も靴を履いていない状況を見て、これじゃあ需要がないと愕然とし、もう一人は誰も靴を履いていないということは全員に売り込めるチャンスだと驚喜したという。
まあ営業の心構えを示した例え話だが結論から言うとエスキモーに氷を売ったり、アフリカ人にストーブを売るのは詐欺まがいのことでもしない限り、土台無理な話なのだ。合理的ではない。
しかし、エスキモーにストーブを売り、アフリカ人に氷を売るのはたやすいだろう。だって求めているのだから。
営業の極意とは突き詰めればこれなのだ。
売れない奴に限ってセンスがないと悩んでいるがセンス云々の前に売れる果たしてそれは商品なのかということだ。
いずれにせよ、制作者にしてみれば売れる商品がどうのは関係のない話、我々の仕事はテナント建築の大工さんと同じで出来上がった店舗がその後繁盛しようが倒産しようが関係はない。大工は建築の費用で食っている。俺も同じだ。
過去の経験を踏まえて○○ではなかろうか、○○のほうがいいですよと、アドバイスはするが最終的な結論を出すのはクライアントだ、俺じゃない。
自分の目から見てどう考えても売れなそうなものであっても当人が売りたかったら制作は受ける。単に俺が売れないと思っているだけで売れる場合もある。
だから、俺は売れる売れないと断定はしない。逃げ道を作るようで申し訳ないが売れると思います、売れないと思いますと、断定は避けるのだ。あとからお前が売れるといったじゃないかと言われても困る。制作のプロであってその道のプロではない。
今回依頼をしてきてクライアントさんには名前が出せない事情があるというのだ。ここではプライバシーの関係もあるからあえて言わないがなるほど確かに出せない事情も分からなくもない。であれば副業などやらないか、家族にでも代理人を頼めばいいのだ。名前を出せない事情にはそれ相応の名前を出してはいけない理由がある。それを制作会社に求めるのは筋が違う。
だいたい、クライアントさんを信用しないわけではないが、商品が不良品であったり、或いは商品が届かなかったりした場合、顧客からクレームを受けるのは俺が名義人になる以上俺である。
バカな。
あるリアル店舗で買った商品が不良品だったからといってテナントを建てた大工に文句を言う顧客はいまい。
しかし名義が俺であれば言うまでもなくクレームがくるのは俺だ。金を払ったのに商品が届かないと訴えられれば詐欺で捕まるのも俺である。
よって、お断わりします。
バーカ。