マッサンの影響で今ウイスキーがブームだが、個人的にはニッカよりサントリーのウイスキーが好みである。
お気に入りは山崎の12年。
燻し臭い、独特のクセのあるニッカの竹鶴こそがマッサンの目指した本当のウイスキーなのかもしれないが俺はどうしてもあの重厚さが好きになれない、それに対し山崎は真のウイスキー通からすると邪道なのかもしれないがキャップを開けた瞬間に広がる香りが実に素晴らしく、また、口のなかでふわっと広がる豊潤な甘さがなんともたまらない。ピカピカに研いたバカラのグラスに天然水で作った氷を入れ、オンザロックで飲むのが俺の流儀だ。
ショットバーで山崎の12年を頼むとだいたいワンショット千円、物思いに耽りながらナッツをツマミに独りチビチビ飲むのがなんとも愉しい。
まずはマティーニで喉を軽く潤し、山崎を立て続けにツーショット頂く。そしておもむろに五千円札を出し、お釣りを受け取らず、静かに店をあとにする。完全に独り善がりのハードボイルドな世界だが俺から言わすとキャバの姉ちゃん相手にバカ騒ぎするよりも遥かに精神的な充足度は高い。
もちろん、酒の飲み方や夜遊びなんてもんは自分が楽しめればそれが一番である。他人がとやかくいうことではない。
しかし、たまには女を抜きにして酒のうまさを味わうのも決して悪くはないと思う。
というわけで、舎弟の無限次朗には色々と期待している。あと某S姉貴やK妹も。くれぐれも無理はして欲しい。遠慮する必要はないぞ。