覆面の北枕

いやー、見つけました、五ツ星名店。東海村のお弁当やさんに続く二軒目だ。

あまりに気に入って、二日連続行っちゃったよ。近々、俺のグルメで発表します。

なお、再度言うが俺の選ぶ五ツ星はミシュランの三ツ星レストランとは意味がまるで違う（さすがに同列に考えている奴もおらんだろうが）。

こちらが大田原牛のA5ランクのスペシャルサーロインステーキでございます、安曇野産渓流沢わさびにイタリア産の岩塩をおつけになりお召し上がりくださいませ。

ピキーン、うっひゃー、うめ～、脂身が多いのに脂がサラッとしてる、口の中でお肉がジューワととろけるよぉ～・・・、やかましい、アホ。3万すりゃどう考えてもうまいに決まってんだろ、ボケ。3万もして不味かったらそれこそ腹いせに店の便器の枠外にクソを撒き散らす、いやそれだけじゃ足りねぇ、ケツ拭いた紙で便所の壁にバツ印を書いてやる騒ぎじゃ。

だいたい水戸じゃ3万ありゃあ女が買えてお釣りまでもらえんだよ。たかが肉っぺら一枚に浮かれてんじゃねぇよと言いたい。

俺の言う、五ツ星とは化学調味料OK（毒さえなければ多少の発癌性は可）、非銘柄食材OK（中国産でも可、農薬を使った野菜でも可）、多少の汚さOK（ガラスサッシのレールにハエが死んでいる程度は気にしない）、プラスして月給手取り25万円ぐらいのサラリーマンが気兼ねなく食べられる程度の値段、こういった基準で決められる。決して素材のよさや料理人の調理技術の巧拙、スタッフの接客態度、店の歴史や外観、内装等で決められているわけではない。

とはいえ、アホみたいな値段のする寿司屋だとかステーキ屋を否定するつもりはない。世の中には遣いきれない程の金を持っている大金持ちもいるし、また、サラリーマンであっても美味しんぼの山岡夫妻のように食に情熱を掛けている人もいるだろう。それはそれで好きにしたらよろし。あくまでも俺は興味がないというだけの話である。

とにかく、某店のスタミナ定食は暴力的にうまかった。

もうね、スタミナ定食っていうだけでキュンキュンくるよな。