別に新年度だからじゃないが自分の目標というか座右の銘は『常に勤勉たれ』、もうこれに尽きる。
意味はまんまそのまんま、勉強は怠るなよということ。
これに気付かされたのが学生時代ではなく、社会人になってからだというのが致命的だという気もしないではありませんが(笑)。
それはさておき、自分は生きることは勉強の連続だと考えております。
正業にお就きの方はもちろんのこと、泥棒や詐欺師だってしかり。
泥棒をなりわいとするならば防犯グッズの研究や最新式シリンダーキーの開け方、警備会社対策など、常日頃から勉強は欠かせない。
行き当たりばったりじゃすぐに捕まちまう。
どうすれば捕まらずに済むか、よしんば捕まってしまっても如何にすれば最短の刑期で出てこれるかを常々勉強し、日々研鑽しなくてはならない。
また詐欺師も然り、詐欺師であれば日経新聞購読はもはや必須条件、人をペテンに掛けて大金掠め取ろうというのだから六法全書は空でうそんじられるぐらいじゃないと話にならない。
俺なんか図書館の資料室で目を皿にして熱心に六法全書を調べている人を見ると、弁護士や司法書士ならわざわざ図書館に来なくても自分で六法全書を持っているはずだから、こいつはもしかしてペテン師なんじゃなかろうかと思ってしまうぐらいだぞ(笑)。
泥棒にせよ、詐欺師にせよ、方向性は大幅に間違っているが本質は同じ、プロ中のプロというのはいつも勉強を怠らない。
犯罪者でさえそうなのだから真面目に生きるのならば尚更勉強が必要だろうと思う。
俺は営業マン時代、風俗時代、そして今、自慢じゃないが数多くの書籍を読み漁り、それこそたっくさんのことを学んで参りました。
世の中にどれだけいるか分かりませんが勉強をまったくしなくてもすべて可能にしてしまう、人というよりはむしろ神様に近い、本当の意味での天才ならば学習はあまり必要ないのでしょうけど、そんな人って果たして世の中にいったいどれくらいいるんででしょうか、自分自身四十年近く生きてきて会ったことはおろか噂に聞いたことすらもないので、おそらく仮にいたとしてもそれって国後島(!)でイリオモテヤマネコを発見するぐらい、物凄くレアな存在だと思います。
そもそも天才と呼ばれるあのイチローだって、実際は人の何十倍も練習をしているわけですから一般人はそれこそ常日頃から勉強をして、脳みそを鍛えないといけないと思うわけです。
この日々勉強という原理原則はどんな業種であっても変わらないと思う。
ただ、目の前にある与えられた仕事のみを黙々とこなしていればいいというのならそんなもん猿となんら変わりない。
一生猿のままでも構わないというのなら勉強など必要ないが少しでも豊かに暮らしたいと思うならやはり勉強は必要になるはずだ。
風俗を廃業し、さぁこれからはインターネットで喰ってやるぞと決めた時、自分のスキルはぎりぎりメールの送受信が出来るぐらいで、パソコンの知識は皆無といっていいぐらいのお粗末なものであった。
その俺が末端には違いないがWEBデザイナーとしてそれなりに飯を食わしてもらっている。
なぜなら勉強したからです。
それ以上でもそれ以下でもない。ただそれだけ。
昨日仕上がったのだが昼の仕事でサイトを一つ作り上げた。
本来は別にそれほどこだわる必要はなかったのであるがあえてHTML5という新しいWEB制作の方式を取り入れてサイトを作ってみた。
ひたちなか市近隣では恐らくないであろうというぐらい上々なものが出来たと自負している。
HTML5に関してはまったくのド素人だがこれまで勉強してきた下地があったのでさほど労せず作り上げることができた。
また、作り上げる一連の作業そのものがもうすでに勉強なのである。
何かをするために学び、何かをしつつ学ぶ、この姿勢は絶対に崩さない。
どうせ動くなら何かを吸収しなきゃもったいない。
前々からいっているが俺は学ぶところがあれば老若男女問わず素直に頭を下げられる。
別に専門書を読んだり、新聞を読んだりすることだけが勉強じゃない。
自分より立場や年齢が下であってもこいつのここの部分は凄いと思えば見習って教えを乞う。
もちろん、反面教師にすることもあり、こいつのここは悪い部分で人を不快にする、自分はそうとられないよう気を付けて行動しようとかね。
とにかく、難しく考えず、本を読み、実地体験を通して学ぶ、この姿勢は崩すことの出来ない、俺のアイデンティティーですね。