他県のよさを味わうのも魅力のひとつ
- 2019/11/19
- 12:00
今年もまた都道府県別魅力度ランキングで最下位の茨城県であるが、逆説的な意味でいうと、茨城県って物凄くいいところだと思っている。
どんなところが逆説的によいのかといえば東京を含む他県の魅力を享受しやすい立地条件というもの。
例えばスキー場、茨城県にはない。そもそも雪が降らない。雪が降らない、これ自体、魅力のひとつだと思うがウインタースポーツ好きな人からするとやはり物足りない。しかし、スキーやスノボがやりたきゃお隣栃木か福島に行けば出来る。住んでいる場所にもよるが殆どが車で2時間ちょいだ。降雪の被害を受けず、それでいて隣の県で気軽にスキーができる、立派な魅力のひとつだと思います。
同様にディズニーランド、無論ない。だが、ディズニーランドに行きたきゃ水戸から車で2時間、当然日帰りだ。同じように世界遺産も茨城県にはない。北関東で唯一世界遺産のない県だ。だが、世界遺産が見たければ日光、富岡(群馬)、或いは東京の上野に行けばいい、いずれも2時間以内で行ける。上野なんか常磐線の終着駅だ(始発駅でもある)、水戸から特急で1時間15分、言うまでもなく日帰り。そうそう成田空港もお隣千葉県のため、世界各国どこにでも行きやすい。それでいて闘争の歴史でもある騒音公害にも悩まされないため、成田市民には申し訳ないがすこぶる快適。海外に行くときだけ成田に行けばいい(それと新勝寺参り)。
茨城県庁の公式アナウンスとして、「茨城県は魅力度最下位ですけど、他県の魅力を目一杯享受しやすいですよ~♪」というのは相当勇気があるが、かつて「スタバはないが砂場はある」と開き直った鳥取県の例もあるのでこういう考えもありなんじゃないでしょうか。
事実、観光地が殆どない埼玉県民の首都はさいたま市ではなく東京の池袋じゃないのか(ここに栃木県民も混ざる)。たまたま寝て起きる場所が埼玉県というだけであって仕事、娯楽など生活の主たるものは東京都内という埼玉県民は決して少なくないだろう。実際東武動物園に行った回数より、上野動物園に行った回数の方が多い埼玉県民ってザラだろうし。
地域を活性化させ、税収を上げるという意味では確かに地域の魅力度を上げるということ自体間違っていないと思うのだが、どうやっても単なるベッドタウン的な位置の自治体だと、魅力度を上げようにも土台無理だったりする。魅力度を上げるためだけにカジノやUSJを誘致しようとするのは違うと思いますし。
これを言ったら身も蓋もないですけどね、魅力度を上げる本当の意味って、住んでいる場所に職があり、医療や教育など福祉が充実していることだと思うのです。
例えば魅力度ランキング20位の青森県、平均年収ランキングは44位の371万円、下から数えた方が早い、対して魅力度ランキング最下位の茨城県であるが収入はなんと東京、愛知、神奈川、大阪に次ぐ全国5位498万である。青森と比較すると年収で127万円違う。収入の多寡と幸福度が必ずしも一致はしないと思いますが、高度な医療や教育を受けようと思えば当然金がかかる。お金はないより、あった方がなにかと便利だと思うのです。
こういう生活の根幹に関わる部分を蔑ろにして、魅力度を順位付けしたところで果たして意味があるのかと思ってしまうのです。
どんなところが逆説的によいのかといえば東京を含む他県の魅力を享受しやすい立地条件というもの。
例えばスキー場、茨城県にはない。そもそも雪が降らない。雪が降らない、これ自体、魅力のひとつだと思うがウインタースポーツ好きな人からするとやはり物足りない。しかし、スキーやスノボがやりたきゃお隣栃木か福島に行けば出来る。住んでいる場所にもよるが殆どが車で2時間ちょいだ。降雪の被害を受けず、それでいて隣の県で気軽にスキーができる、立派な魅力のひとつだと思います。
同様にディズニーランド、無論ない。だが、ディズニーランドに行きたきゃ水戸から車で2時間、当然日帰りだ。同じように世界遺産も茨城県にはない。北関東で唯一世界遺産のない県だ。だが、世界遺産が見たければ日光、富岡(群馬)、或いは東京の上野に行けばいい、いずれも2時間以内で行ける。上野なんか常磐線の終着駅だ(始発駅でもある)、水戸から特急で1時間15分、言うまでもなく日帰り。そうそう成田空港もお隣千葉県のため、世界各国どこにでも行きやすい。それでいて闘争の歴史でもある騒音公害にも悩まされないため、成田市民には申し訳ないがすこぶる快適。海外に行くときだけ成田に行けばいい(それと新勝寺参り)。
茨城県庁の公式アナウンスとして、「茨城県は魅力度最下位ですけど、他県の魅力を目一杯享受しやすいですよ~♪」というのは相当勇気があるが、かつて「スタバはないが砂場はある」と開き直った鳥取県の例もあるのでこういう考えもありなんじゃないでしょうか。
事実、観光地が殆どない埼玉県民の首都はさいたま市ではなく東京の池袋じゃないのか(ここに栃木県民も混ざる)。たまたま寝て起きる場所が埼玉県というだけであって仕事、娯楽など生活の主たるものは東京都内という埼玉県民は決して少なくないだろう。実際東武動物園に行った回数より、上野動物園に行った回数の方が多い埼玉県民ってザラだろうし。
地域を活性化させ、税収を上げるという意味では確かに地域の魅力度を上げるということ自体間違っていないと思うのだが、どうやっても単なるベッドタウン的な位置の自治体だと、魅力度を上げようにも土台無理だったりする。魅力度を上げるためだけにカジノやUSJを誘致しようとするのは違うと思いますし。
これを言ったら身も蓋もないですけどね、魅力度を上げる本当の意味って、住んでいる場所に職があり、医療や教育など福祉が充実していることだと思うのです。
例えば魅力度ランキング20位の青森県、平均年収ランキングは44位の371万円、下から数えた方が早い、対して魅力度ランキング最下位の茨城県であるが収入はなんと東京、愛知、神奈川、大阪に次ぐ全国5位498万である。青森と比較すると年収で127万円違う。収入の多寡と幸福度が必ずしも一致はしないと思いますが、高度な医療や教育を受けようと思えば当然金がかかる。お金はないより、あった方がなにかと便利だと思うのです。
こういう生活の根幹に関わる部分を蔑ろにして、魅力度を順位付けしたところで果たして意味があるのかと思ってしまうのです。