人工知能とデザイナー(割りと長文、無理して読まんでよろしい)
- 2017/03/21
- 14:45
自分自身、WebデザイナーやDTPデザイナー(チラシ、カタログ、ポスターなどの印刷物)として、そこそこ稼いでおりますが、いずれ人工知能が最大のライバルになり、最終的には人工知能にデザイナーという職種そのものが奪われてしまうんじゃなかろうかと危惧しているのです。
デザインとは突き詰めると数学ですべて片が付く。
自分がそうだとはいいませんが売れっ子デザイナーとはつまるところ、概ね6割、あわよくば8割の人が気持ちいいと感じるものを制作できる人のことを言う(と思う)。一見するとデザインなんてものは計算と無縁であり、世間一般ではいかに独創的なものを生み出すかだと勘違いされておりますがハッキリいって違います、優れたデザインとは人間の脳が気持ちいいと感じる物を制作することを言うのです。
例えばあと20日もすれば桜は満開になるよね。程度の差こそあれ、日本人の大半は桜を見て美しいと思うはず、でもそれって別に桜が美しく咲いているわけではなく、たまたま人間の脳が桜を見て美しいと認識しているだけなんですよ。言っていること分かります?もっと掘り下げて言うと、詳しくは知りませんが桜の原種って恐らく今よりもかなり地味な花だったと思うのね。それを品種改良して今のソメイヨシノが出来上がったというのがいわば桜の歴史じゃない。その歴史の過程で植木職人が重要視したのっていかに淡いピンク色の花を咲かせるかってことでしょ。当時の植木職人が脳のことまで意識したかどうか分からんけど淡いピンク色こそ、人間が気持ちいいと感じる色だという事は知っていたわけ。だからこそ、腐心していわゆる「桜色」を作り出していったんだよね。
ちなみになぜ桜色が美しいと感じるかは人間の持つ本能としか言いようがありません。
桜に対して、美人を見て恋愛感情を抱くのは単に子孫を残したいという人間の本能です。こちらは種の存続という立派な意義がある。
じゃあ誰でもいいんだけど、そうだな~、うん、女優の石原さとみさん、彼女を見て大抵の男の人が好意を抱くと思う。何故行為を抱くかといえば石原さんの姿形が子孫を残すのに極めて理想的な姿であるからです。
もちろん、この理想形というのは時代によって違います。世界三大美人と言われた小野小町、絵でしか見たことがないので実物が本当にあの絵の通りだったのかという問題はさて、現代の基準で考えると下膨れのおかめ顔で正直まったく可愛くない。じゃあ何故当時はああいうおかめ顔が綺麗と言われたかといえば平安時代は食べるものがあまりなく、ふくよかな体形の女性の方が子孫を残すのに都合がよいと考えられたからだと思うのですよ。
でも今って飽食の時代であり、ふくよかな女性はむしろ成人病になりやすく、子孫を残すのに都合が悪い。だから、人間が生きる術(すべ)として石原さとみさん的な細く、それでいて子育てをするのにも都合のよい適度にボリュームのある胸とお尻のある女性を見て人間は好意を抱くようになったというのが僕のマクロ的な視野に立った仮説。裏を返すと天変地異が起こり、また氷河期にでもなれば石原さとみさん的な人を美人と思わなくなり、北斗晶さんやジャガー横田さんのようないかにも強そうな女性こそが氷河期を生き抜くには最適であるということで、彼女たちが美の象徴になるということも考えられるのです。分かります?
桜に話を戻すともしかしたら後々実はそういうことだったのかという桜を見て綺麗と感じなくてはいけないなにか大層な理由が見つかるかもしれませんけど、とりあえず現状桜を見て綺麗と思おうが思わまいが子孫を残すということに取り立てて重大な意味を見いだせない。実際桜の咲かない国の人々が子孫を残すうえでなにか不都合を生じているかといえばそんな話は聞きませんしね。結局のところ、桜を見て綺麗だと感じるのはやはり人間の持つ本能がそうさせているとしか言いようがない。
僕らの制作する商用デザインもまったく同じ理屈で、値段や仕様など根本的な情報は別にして、どうしたら受け手側の人たちは気持ちよく思ってくれるだろうかというのがデザイン制作の出発点であり、こうすれば人間は気持ちよくなってくれるだろうという前提をもとに制作をしていく。これって気持ちよさのツボを足し引きした計算だよね。ここがデザインとは僕が数学だという所以でもある。事実、僕は感覚で制作していますが大手の広告代理店などでは何がウケて何がウケないかということをすべて数値化しており、その数値の最大公約数を念頭に置きながらデザインを制作していく。
つまり、それって逆算すればどうすれば人間の脳が気持ちよく感じるというポイントを押さえ、そのツボが分かってしまえば人工知能があとは勝手ウケるデザインを生み出していくようになっていくと思うのです。
ブログや掲示板、ツイッターやフェイスなどのSNS、インターネット上に残されている忌憚のない感想を収集して、そこに人間が気持ちいいと感じる法則を数値化して加味すれば閲覧人口の8割が喜ぶチラシやホームページを作れてしまうわけですよ。ゆくゆくはAIが人間の脳が喜ぶ小説も書けるようになるというのだから商業用のデザイン制作などお手の物だと思う。
自分が現役で仕事をしている時代にそこまでなるかどうかは分かりませんけど、これはデザイナーと呼ばれる人種にとってかなり脅威だと思いますよ。だからといってどう足掻いたところでなるようにしかならないのだから結局はケセラセラなんですけどね。
デザインとは突き詰めると数学ですべて片が付く。
自分がそうだとはいいませんが売れっ子デザイナーとはつまるところ、概ね6割、あわよくば8割の人が気持ちいいと感じるものを制作できる人のことを言う(と思う)。一見するとデザインなんてものは計算と無縁であり、世間一般ではいかに独創的なものを生み出すかだと勘違いされておりますがハッキリいって違います、優れたデザインとは人間の脳が気持ちいいと感じる物を制作することを言うのです。
例えばあと20日もすれば桜は満開になるよね。程度の差こそあれ、日本人の大半は桜を見て美しいと思うはず、でもそれって別に桜が美しく咲いているわけではなく、たまたま人間の脳が桜を見て美しいと認識しているだけなんですよ。言っていること分かります?もっと掘り下げて言うと、詳しくは知りませんが桜の原種って恐らく今よりもかなり地味な花だったと思うのね。それを品種改良して今のソメイヨシノが出来上がったというのがいわば桜の歴史じゃない。その歴史の過程で植木職人が重要視したのっていかに淡いピンク色の花を咲かせるかってことでしょ。当時の植木職人が脳のことまで意識したかどうか分からんけど淡いピンク色こそ、人間が気持ちいいと感じる色だという事は知っていたわけ。だからこそ、腐心していわゆる「桜色」を作り出していったんだよね。
ちなみになぜ桜色が美しいと感じるかは人間の持つ本能としか言いようがありません。
桜に対して、美人を見て恋愛感情を抱くのは単に子孫を残したいという人間の本能です。こちらは種の存続という立派な意義がある。
じゃあ誰でもいいんだけど、そうだな~、うん、女優の石原さとみさん、彼女を見て大抵の男の人が好意を抱くと思う。何故行為を抱くかといえば石原さんの姿形が子孫を残すのに極めて理想的な姿であるからです。
もちろん、この理想形というのは時代によって違います。世界三大美人と言われた小野小町、絵でしか見たことがないので実物が本当にあの絵の通りだったのかという問題はさて、現代の基準で考えると下膨れのおかめ顔で正直まったく可愛くない。じゃあ何故当時はああいうおかめ顔が綺麗と言われたかといえば平安時代は食べるものがあまりなく、ふくよかな体形の女性の方が子孫を残すのに都合がよいと考えられたからだと思うのですよ。
でも今って飽食の時代であり、ふくよかな女性はむしろ成人病になりやすく、子孫を残すのに都合が悪い。だから、人間が生きる術(すべ)として石原さとみさん的な細く、それでいて子育てをするのにも都合のよい適度にボリュームのある胸とお尻のある女性を見て人間は好意を抱くようになったというのが僕のマクロ的な視野に立った仮説。裏を返すと天変地異が起こり、また氷河期にでもなれば石原さとみさん的な人を美人と思わなくなり、北斗晶さんやジャガー横田さんのようないかにも強そうな女性こそが氷河期を生き抜くには最適であるということで、彼女たちが美の象徴になるということも考えられるのです。分かります?
桜に話を戻すともしかしたら後々実はそういうことだったのかという桜を見て綺麗と感じなくてはいけないなにか大層な理由が見つかるかもしれませんけど、とりあえず現状桜を見て綺麗と思おうが思わまいが子孫を残すということに取り立てて重大な意味を見いだせない。実際桜の咲かない国の人々が子孫を残すうえでなにか不都合を生じているかといえばそんな話は聞きませんしね。結局のところ、桜を見て綺麗だと感じるのはやはり人間の持つ本能がそうさせているとしか言いようがない。
僕らの制作する商用デザインもまったく同じ理屈で、値段や仕様など根本的な情報は別にして、どうしたら受け手側の人たちは気持ちよく思ってくれるだろうかというのがデザイン制作の出発点であり、こうすれば人間は気持ちよくなってくれるだろうという前提をもとに制作をしていく。これって気持ちよさのツボを足し引きした計算だよね。ここがデザインとは僕が数学だという所以でもある。事実、僕は感覚で制作していますが大手の広告代理店などでは何がウケて何がウケないかということをすべて数値化しており、その数値の最大公約数を念頭に置きながらデザインを制作していく。
つまり、それって逆算すればどうすれば人間の脳が気持ちよく感じるというポイントを押さえ、そのツボが分かってしまえば人工知能があとは勝手ウケるデザインを生み出していくようになっていくと思うのです。
ブログや掲示板、ツイッターやフェイスなどのSNS、インターネット上に残されている忌憚のない感想を収集して、そこに人間が気持ちいいと感じる法則を数値化して加味すれば閲覧人口の8割が喜ぶチラシやホームページを作れてしまうわけですよ。ゆくゆくはAIが人間の脳が喜ぶ小説も書けるようになるというのだから商業用のデザイン制作などお手の物だと思う。
自分が現役で仕事をしている時代にそこまでなるかどうかは分かりませんけど、これはデザイナーと呼ばれる人種にとってかなり脅威だと思いますよ。だからといってどう足掻いたところでなるようにしかならないのだから結局はケセラセラなんですけどね。