命を預かる現場では
- 2016/05/24
- 20:00
『大洗町消防署の署長と副署長が、消火訓練や火災現場などで特定の部下に対し「辞めてしまえ」などの暴言を繰り返したなどとして、田山圭佐消防長から厳重注意処分を受けていたことが20日、分かった。田山消防長は「行き過ぎた指導があった。今後は節度ある指導をするよう2人に注意した」と話した。
町消防本部によると、2人は訓練中に「何やってんだ、ばか」など、数人の署員に対し暴言を繰り返したほか、火災現場で部下のヘルメット上から頭をたたくなどしたという。
町消防本部は、消火活動現場で暴力行為を目撃したという情報が町に寄せられたことから、調査を開始。投函(とうかん)箱への無記名文書の提出を全署員36人に呼び掛けた結果、「聞いてんのか」といった暴言を見聞きしたなどの意見が寄せられた。このため田山消防長は署長と副署長に口頭で厳重注意し、再び暴言などがあれば懲戒処分にする考えを伝えた。
2人は11日に署員の前で謝罪した。同本部はその後、暴言などの報告を受けていないという。
田山消防長は「指導に熱が入り過ぎてしまった部分もあると思う。二度とないようにしたい」と話した。』
(茨城新聞)
これって程度の問題だよねぇ。
『集団で部下を暴行したなどとして愛知県警蒲郡署は16日、蒲郡市消防本部の消防司令補、杉谷慎太郎容疑者(38)=同県豊川市御津町上佐脇屋敷=ら同本部職員3人を暴行と強要の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは他に▽消防士長の金沢良嗣(35)=同県蒲郡市三谷北通2▽消防副士長の外狩啓太(26)=同県西尾市一色町生田竹生新田=の2容疑者。
容疑は、3月5日に蒲郡市内の消防施設で部下の20代の男性職員の体を押さえつけ、救急活動で使うゴムチューブを体内に挿入し、息を吹き込むなどして暴行。同12日には同じ施設内で男性にわいせつな行為を強要したとしている。
男性が4月、同署に被害届を提出。3人は容疑を認めているといい、犯行時は勤務時間内だった。杉谷容疑者は「悪ふざけのつもりが、エスカレートしてしまった」と供述しているという。』
(毎日新聞)
ここまで来ると逮捕されてしまったように悪ふざけどころか変態異常性欲者の悪質な犯罪以外の何者でもないんだけど(ゴムチューブを体内に挿入ってなんだよ?)、自衛隊、警察、消防など、命を預かる職業に於いては多少であれば鉄拳制裁も必要だと思うんだわ。非常時にヘラヘラしていたら助かる命も助からんだろ。火事にしろ、災害救助にしろ、危機的な現場というのは人命救助はもちろんのこと、隊員の命と自分の命、つまり三つの命を守る必要がある。骨折したり、内臓が破裂するほどぶん殴るのはさすがにやりすぎだけど、青タンぐらいは仕方ないと思う。もちろん、殴られないよう、しっかりするのが一番だけれどね。