最後のセーフティーネット
- 2015/12/21
- 20:42
『ジリリリリリリン。
午前5時45分、携帯電話のアラームが鳴り出す。聞こえてはいるが、体は鉛のように重い。5分後、また鳴る。10分後。3度目のアラームで、北海道に住む介護職の女性(43)は体を布団から引きはがす。
高1の長女(16)は部活の朝練へ。女性は長男(6)と次男(2)に食パン1枚を半分ずつ食べさせ、保育園に送る。7時半には職場の介護つき住宅に着く。
職場では一日中立ったり座ったり。病院や役所にも足を運ぶ。甲状腺に持病もあり、調子が悪い日は汗が止まらない。職場の食堂で午後2時に食べる200円の定食が一番まともな食事。朝は食べず、夜も自分はご飯と砂糖だけだ。
保育園が閉まる直前に滑り込む。帰って夕食を食べさせ、午後10時までに寝かしつける。洗濯と翌日の夕食の準備をし、持ち帰った仕事をこなし、午前2時すぎに眠りにつく。
長女を連れ27歳で離婚。資格を取って働けば安定すると思い、介護の職場で長くパートなどで働いた。月収は手取りで約18万円。別の男性との間に長男、次男が生まれたが、結婚はしなかった。子どもが小さいうちは夜勤をやめ、手取りは一時11万円に減った。
今年10月、正社員になったが、月収はパートの時とほぼ変わらない。正社員は全員ひとり親。パートも含め、子どもの病気で急に休むことも少なくない。勤務変更に追われ、土日出勤も多い。
そんな暮らしの中で、諦めさせたこともある。
長女は小1から校区のミニバスケットボールチームに所属。全国大会に行くほどの強豪で、小5でレギュラーになった。月謝の4千円に加え、遠征費が年15万円以上かかった。他の親のように遠征に同行できない代わりにと、夜練習の送迎を任された。1年は踏ん張ったが、小5の3月、長女に伝えた。
「全国大会行けるけど、うちは、これ以上は無理なんだよね。6年生から転校しない?」』
(朝日新聞)
最近、この手の話をよくネットや新聞で見かけますが真面目な話、風俗が貧困家庭のセーフティーネットとして機能してはいかんのかと思う。
女性には申し訳ない言い方だが穴さえ開いてりゃ少なからず商品価値というものはある。
もちろん、貧しくともそこまではしたくはないという考えも正しい、それはそれで結構だと思う。しかし、そういった手段があるのにも関わらず、底なし沼にはまり込んで抜け出せずもがいているというのならば考え方を切り替えたっていいんじゃないのかと思う。
別に正当化するつもりはないが俺は店を経営しているとき、女の子の家庭環境を第一に考えた。知っての通り、我輩の店はシングルマザーが多数在籍していたのでどうやったら彼女たちが金に苦労をせずに済むかということをひたすら考えた。私利私欲が全てだったわけではない。
この辺もまあ総統の提唱した、国家社会主義思想(ナチズム)と被るのだが、それはまああえて今回スルーするとして、とにかく、働いている子たちからいかに貧困を無くし、少なくとも金がなくて悲惨な思いはしないようにとひたすらそればかりを考えていた。
繰り返すが別にフーで働けといっているワケではない。働かずに済むのであればそれが無論一番だ。
ただし、金がなければろくな教育も受けられないのも事実だ。
そこをどう考えるか。あくまでも個人的な意見で言えば電気が停まってしまい、文字通りお先真っ暗なお寒い状況であるならば風俗で働いても子供にうまいものを食わせて、いい教育を受けさすほうがよっぽど健全だと思う。色々なリスクはあるが死んでしまっては元も子もない、死ぬこと以外はかすり傷だぜい。
午前5時45分、携帯電話のアラームが鳴り出す。聞こえてはいるが、体は鉛のように重い。5分後、また鳴る。10分後。3度目のアラームで、北海道に住む介護職の女性(43)は体を布団から引きはがす。
高1の長女(16)は部活の朝練へ。女性は長男(6)と次男(2)に食パン1枚を半分ずつ食べさせ、保育園に送る。7時半には職場の介護つき住宅に着く。
職場では一日中立ったり座ったり。病院や役所にも足を運ぶ。甲状腺に持病もあり、調子が悪い日は汗が止まらない。職場の食堂で午後2時に食べる200円の定食が一番まともな食事。朝は食べず、夜も自分はご飯と砂糖だけだ。
保育園が閉まる直前に滑り込む。帰って夕食を食べさせ、午後10時までに寝かしつける。洗濯と翌日の夕食の準備をし、持ち帰った仕事をこなし、午前2時すぎに眠りにつく。
長女を連れ27歳で離婚。資格を取って働けば安定すると思い、介護の職場で長くパートなどで働いた。月収は手取りで約18万円。別の男性との間に長男、次男が生まれたが、結婚はしなかった。子どもが小さいうちは夜勤をやめ、手取りは一時11万円に減った。
今年10月、正社員になったが、月収はパートの時とほぼ変わらない。正社員は全員ひとり親。パートも含め、子どもの病気で急に休むことも少なくない。勤務変更に追われ、土日出勤も多い。
そんな暮らしの中で、諦めさせたこともある。
長女は小1から校区のミニバスケットボールチームに所属。全国大会に行くほどの強豪で、小5でレギュラーになった。月謝の4千円に加え、遠征費が年15万円以上かかった。他の親のように遠征に同行できない代わりにと、夜練習の送迎を任された。1年は踏ん張ったが、小5の3月、長女に伝えた。
「全国大会行けるけど、うちは、これ以上は無理なんだよね。6年生から転校しない?」』
(朝日新聞)
最近、この手の話をよくネットや新聞で見かけますが真面目な話、風俗が貧困家庭のセーフティーネットとして機能してはいかんのかと思う。
女性には申し訳ない言い方だが穴さえ開いてりゃ少なからず商品価値というものはある。
もちろん、貧しくともそこまではしたくはないという考えも正しい、それはそれで結構だと思う。しかし、そういった手段があるのにも関わらず、底なし沼にはまり込んで抜け出せずもがいているというのならば考え方を切り替えたっていいんじゃないのかと思う。
別に正当化するつもりはないが俺は店を経営しているとき、女の子の家庭環境を第一に考えた。知っての通り、我輩の店はシングルマザーが多数在籍していたのでどうやったら彼女たちが金に苦労をせずに済むかということをひたすら考えた。私利私欲が全てだったわけではない。
この辺もまあ総統の提唱した、国家社会主義思想(ナチズム)と被るのだが、それはまああえて今回スルーするとして、とにかく、働いている子たちからいかに貧困を無くし、少なくとも金がなくて悲惨な思いはしないようにとひたすらそればかりを考えていた。
繰り返すが別にフーで働けといっているワケではない。働かずに済むのであればそれが無論一番だ。
ただし、金がなければろくな教育も受けられないのも事実だ。
そこをどう考えるか。あくまでも個人的な意見で言えば電気が停まってしまい、文字通りお先真っ暗なお寒い状況であるならば風俗で働いても子供にうまいものを食わせて、いい教育を受けさすほうがよっぽど健全だと思う。色々なリスクはあるが死んでしまっては元も子もない、死ぬこと以外はかすり傷だぜい。